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ひな祭りとは?いつ?起源や由来、用意するものは?

あなたは『ひな祭り』に用意するもの、ご存知でしょうか。

 

「雛人形でしょ?」

 

正解!

 

では、なぜ雛人形を飾るのか、お子様に聞かれたらどう答えましょうか。

 

 

「…」

 

 

今回は、意外と知らない『ひな祭り』の起源や由来、用意するものまで、掘り下げてみましょう。



ひな祭りとは?

『ひな祭り』とは、

 

女の子の健康や成長、

 

そして厄除けの願いが込められた

 

節句(※1)のお祭りのことです。

 

一般的には、ご家庭に雛人形を飾り、

 

白酒・菱餅(ひしもち ※2)・あられ等を備え、ご家族でお祝いします。

 

(※1)節句
季節の節目を祝う伝統的な儀式をとり行う日を指します。

(※2)菱餅(ひしもち)
菱(ひし)形に切った紅・白・緑の三色を重ねた餅のこと。

 

ひな祭りはいつ?

今年2019年のひな祭りは3月3日(日)。

 

来年以降は下記のとおりです。

・2020年3月3日(火)
・2021年3月3日(水)
・2022年3月3日(木)

 

ひな人形は立春(2月4日頃)から飾ると良いとされています。
理由として、立春は節分で厄が払われた後で清められた状態だから、と伝えられています。

 

ひな祭りは何才から何才まで?

結論から申し上げますと、

 

『何才から何才でもOK』

 

で、女の子の厄を引き受ける雛人形なので、

 

産後から、小学校まででも、中学校まででも、

 

成人するまででも、結婚するまででもOKなのです。

 

雛人形は、常に女の子の代わりに厄を引き受けて守ってくれると信じられているのです。

 

ただ、飾らなくなり、役目を終えた雛人形はどうするべきでしょうか。

 

長く女の子の厄を引き受けてくれた雛人形ですから、大切に供養してあげるようにしましょう。



ひな祭りの起源は?

ひな祭りの起源は中国と伝えられており、

 

その昔、3月3日のひな祭りは、

 

宮中や貴族たちの間に限定した行事だったとされています。

 

また、当時は5月5日の「端午(たんご)の節句」と同様に扱われ、

 

男女関係なく行われていたそうです。



ひな祭りの由来は?

ひな祭りの由来には、2つの有力説があります。

 

「上巳(じょうみ)の節句」説

3月3日のひな祭りは、

 

「上巳の節句」とも呼ばれ、平安の時代には

 

災厄に見舞われやすい日、と信じられていました。

 

貴族たちはこの災厄を取り払うため、

 

災いの元凶とされる穢れ(けがれ)を、

 

草や藁の人形(ひとがた)の雛人形に移し、

 

川に流し清める『流し雛』という厄除けを行っていたそうです。

 

「雛(ひいな)遊び」説

当時は『流し雛』で使われる人形とは別に

 

貴族階級の女の子たちの遊びである

 

「雛(ひいな)遊び」

 

で用いられる紙の人形が存在しました。

 

現在で言うところの「おままごと」

 

当時も流行っていたとされています。



ひな祭りでなぜ雛人形を飾るの?

冒頭でも述べましたが、そもそも『ひな祭り』で、

 

どうして『雛人形』を飾るのでしょうか。

 

その理由として、前述の「流し雛」と「雛遊び」があります。

 

この二つを筆頭に人形文化が流行ったことで、

 

自然と雛人形の制作技術が向上していった結果、

 

雛人形がより精巧になり、本当の人に近づいていきます。

 

すると、人間たちは人形に感情移入していったそうです。

 

そうなると、川や海に流すと、どうしても悲しい気分や

 

罪悪感が芽生えてきます。

 

その結果、『雛壇に飾っておく』という習慣となり、

 

現在に至ったと伝えられています。



ひな祭りは女の子、端午の節句は男の子なのはなぜ?

前述のとおり、雛人形を作る技術が向上し、

 

人形がより写実的になっていくと、

 

3月3日のひな祭りは、『女の子』の祭りとして定着していきます。

 

一方で、「端午の節句」は「菖蒲(しょうぶ・あやめ)の節句」と言われ、

 

「尚武(しょうぶ)」に通じる『男の子』の節句として扱われる様になっていきます。



ひな祭りは何を用意するの?

ひな祭りで用意するものを以下の通り順番にご紹介していきます。

 

◯子どもの着物

お子様が、まだ着付けが難しい年齢の場合は、カバーオールタイプの物を用意しましょう。

カバーオールタイプのものは、着崩れせず前が大きく開くので、着脱が簡単で、

お値段もリーズナブルかつ洗濯も容易で優れものですよ。

 

◯お料理

ひな祭りには、縁起物を食べると良いという風習があり、
普段より少しだけ豪華なメニューでお祝いしたいものです。

 

◯ひなあられ

ひなあられには、体に良いとされる「でんぷん」が多く含まれています。

 

また、「四季」を表現する、ピンク・黄色・緑・白の4色は、

「1年中幸せに過ごせますように」との深い思いも込められています。

 

◯ちらし寿司

ひな祭りの定番メニューで縁起食材が豊富に入っています。

 

・豆:仕事の繁栄を願いつつ、健康でマメマメしく働く事が出来る様に、との思いが込められています。

・レンコン:穴から先が見える事から、将来の見通しが明るくなりますように、との思いが込められています。

・海老:海老の様に、腰が曲がる年まで、元気で長寿の人生となりますように、との思いが込められています。

 

◯蛤(はまぐり)のお吸い物

蛤は2枚が対で他の貝殻とは合いません。
素敵な男性との巡り合い、一生添い遂げることができますように・・・との思いが込められています。

 

◯菱餅(ひしもち)

白・赤・緑の菱餅には、それぞれ意味があり、赤は「桃の花」、白は「雪解け」、緑は「若草」とされています。

 

「雪が解けて若草が芽吹き、桃の花が咲く」

 

との願いが込められており、春の訪れを表現しているとも言われています。

 

◯白酒・甘酒

昔から中国で厄除けの為に愛飲されている酒に「桃花酒」と呼ばれるものがあります。
この「桃花酒」が、江戸時代になると白酒に変わり親しまれる様になったのです。

 

◯ケーキ

平成に入ると、誕生日、ハロウィン、クリスマスやバレンタインに続き、
ひな祭りの時にも限定ケーキなどが売り出されるようになりました。

 

そして多くの子供たちは正直、ちらし寿司や蛤の吸い物よりもケーキが好きで、定番となっています。

 

厄除けなどの効果はありませんが、子供たちの笑顔を見られることから、今後も普及していくのではないでしょうか。



ひな祭り おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

平安時代から現在まで、

 

伝統行事でありながら、日本の家族を繋ぎ、

 

楽しい思い出を残す役割も担い続けている『ひな祭り』。

 

時代や物に変化はありますが、

 

親御さんがお子様を想う優しい気持ちは変わらないことが伺えます。

 

当サイトではひな祭りにおけるオススメの献立をご紹介していますのでよろしければご参照くださいね。

 

今年2019年のひな祭りも、素敵なひと時をお過ごしください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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