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リセット症候群とは?HSPやADHDとの関係やチェックリスト紹介

あなたは突然すべてを捨てたくなったことはありますか?

 

現在の人間関係を全て捨ててしまいたい、なんてお考えになったことはありますか?

 

多くの人はそう思っても実行はしません。

 

ただ、中には本当に、全てを断ち切って捨ててしまう人もいます。

 

LINEやSNSのアカウントが突然すべて削除された、してしまった事のあるあなた。

 

もしかしたら「人間関係リセット症候群」かもしれません。

 

今回は全ての人間関係を断ち切ってしまう「リセット症候群」について、どんな方が当てはまるのか、HSPADHDとの関係も解説していきます。

 



 

リセット症候群とは?

リセット症候群とは簡単に言うと、ある日、突然ゲームをリセットするかのように人間関係をリセットしてしまう心理状態です。

 

これは症候群と名付けられていますが、正式な医学用語ではなく、病気ではありません。

 

人間が一人ひとり持つ性格傾向、気質の一つです。

 

ですが中には、社会生活に支障をきたす人もいます。

 

たとえば突然連絡先が消えれば、当然必要な連絡がとれなくなります。

 

突然会社を辞めてしまう人や、突然誰にも言わずに引っ越して行方がわからなくなる人もいます。

 

そうした場合、その人は信頼を失ってしまいます。

 

また、HSPやADHDを持つ方は、特にリセット症候群になりやすいと言われています。

 

次ではHSP、ADHDとリセット症候群の関係について解説していきます。

 



 

リセット症候群とHSP、ADHDの関係は?

それでは、リセット症候群とHSPの関係を考察してみましょう。

 

HSPとは?

まず、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、生まれつき感受性が高く、敏感な気質を持った人のことです。

 

リセット症候群と同じく、病気ではなく気質です。

 

HSPは4つの気質を持つ方のことを特に言います。

 

1,情報を深く読み取り、場や人の雰囲気に敏感。
2,外部からの刺激に敏感。
3,共感、感情移入しやすい。
4,些細な刺激に影響を受けやすい。

 

この4つは、リセット症候群になりやすい人にも当てはまります。

 

こうした感受性が高く、細部まで心を砕ける方はストレスを溜め込みやすく、それがリセット症候群として現れるのです。

 

特にHSPの中でも1人でいることに抵抗がない人、環境の変化にはあまりストレスを感じない人は、引っ越しや連絡先の削除などを実行してしまいます。

 

ADHDとは?

では次に、リセット症候群とADHDの関係についてみていきましょう。

 

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは、不注意、多動性、衝動性の3つが特徴の精神疾患です。

 

発達障害の一種として、聞いたことがある方は多いと思います。

 

ADHDにも様々な症状がありますが、中でもリセット症候群になりやすい人は、

 

1,真面目、完璧主義の人
2,常に不安感がある人
3,自己肯定感が低い人

 

が当てはまる方です。

 

これも多くはHSPの方と共通しています。

 

やはり日々の生活で小さな、自分でも気が付かないようなストレスを溜め込み、それがリセット症候群として爆発してしまう方が多いようです。

 

リセット症候群か自分でチェックしてみよう

HSPやADHDの方がリセット症候群になりやすいとはいえ、当てはまらない方もある日突然全てをリセットしてしまいたい衝動を起こすことがあります。

 

誰だって実際に実行まではいかずとも、本気で全てを投げ出してしまいたくなることはあるのです。

 

そこで、自分がリセット症候群かを判断するセルフチェックリストをご紹介しますので、「はい」「いいえ」で答えてみてくださいね。

 

セルフチェックリスト

 

1,スマホやSNSに多く触れるが、楽しいとは思わない。
2,誰かと出かけた時、相手の意見に合わせることが多い。
3,昼食は一人で食べる。
4,誰かがSNSで楽しそうにしていると、羨ましいと思う。
5,仕事以外の連絡を返すのが億劫。
6,やりたいことを計画しても、計画しただけで休みが終わる。
7,友達といるとき、周囲の人達の目が気になる。
8,自分でも理由がわからずに、突然涙が出そうになる。
9,意見が対立しても、反論できない。
10,友達と別れた後、一人になって安心する。
11,休みの日は家で過ごしたい。
12,仕事などで怒られる、間違いを指摘されると、数日落ち込む。
13,愚痴、本音、悩みなどを誰にも相談できない。
14,人混みが苦手で、疲れたり、苛ついたりしてしまう。
15,人との約束を直前で破ってしまう。
16,必要事項以外で会話をするのは家族だけ。
17,何もかも投げ捨ててしまいたくなることがある。
18,自分は誰からも必要とされていないと思う。
19,一人でも生きていけると思う。
20,自分は他人より不幸で、惨めだ。

 

セルフチェック答え

あなたはいくつ当てはまりましたか?

 

以下の通り「はい」の数が多い方は、リセット症候群かもしれません。

 

0~4個:可能性は低いです。このまま自分を大切にしつつ、周囲と良好な関係を続けてください。

 

5~8個:予備軍の可能性があります。少し自分を休ませてあげてください。

 

9~12個:軽度ですが、リセット症候群になっている可能性があります。

爆発して全てを投げ出してしまう前に、頑張っている自分を褒めてあげてください。

 

13個以上:重度のリセット症候群です。もしかしたら全てを投げ出す一歩手前かもしれません。

対処法としては、生活習慣を見直す、他人の評価を気にしないなどがあります。

完璧な人間はいません。

少し自分に求めるハードルを下げてみてはいかがでしょうか。
 



 

リセット症候群とは?HSPやADHDとの関係やチェックリスト紹介 おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

リセット症候群とは誰もがストレスや生活環境によって陥ってしまう状態と言えます。

 

確かに、完璧主義や繊細な心を持つのは、悪いことではありません。

 

ですが、そういった方は日々の生活でストレスを溜め込みやすい傾向にあります。

 

くれぐれも、ゆとりをもって自分の心にいち早く気がついて、労ってあげてくださいね。

 

一つ一つの人間関係を大切にしていきましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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