あなたは昨夜、どれくらい眠れましたか?
あなたの平均睡眠時間はどれくらいですか?
時間がない、と、忙しさの渦に飲まれて睡眠時間を削っていませんか?
でも、健康を害することなく睡眠時間を少なく出来れば時間に余裕が生まれますよね?
今回はショートスリーパーについて、睡眠時間を適切にする方法があるのかどうかも調査してみました!
ショートスリーパーの特徴とは?
「ショートスリーパー」とは単に睡眠時間が短くても済む人のことを言うのではなく、
正式には「短時間睡眠」でも生活や健康に支障をきたすことなく生きていられる人
のことを指します。
人間の睡眠時間には個人差があり一概に〇時間が絶対だ!とは言い切れませんが、
健康を維持するために必要な睡眠時間は平均7時間以上とされています。
- それ以下の人・・・ショートスリーパー
- 8時間以上の睡眠を必要とする人・・・ロングスイーパー
と呼んでいます。
ショートスリーパーには成功者が多いといわれていて、
歴史上の人物では
- ナポレオン
- エジソン
- モーツァルト
- 織田信長
などが有名です。
現代の著名人だと
- ビル・ゲイツ氏
- 明石家さんまさん
- 尾田栄一郎さん
- 中居正広さん
などがあげられます。
確かに仕事や家事に追われる中で自分の意志で削りやすい部分となると
睡眠時間が一番手っ取り早く効率的です。
が、短時間睡眠を続けていると体はどんどん危険な状態になっていくんです!
ショートスリーパーになれるのは人口の1%!
冒頭でも述べたとおり、「短時間睡眠」でも
生活や健康に支障をきたすことなく生きていられる人だけが
本物のショートスリーパーと言えます。
この本物のショートスリーパーは全人口の1%ほどだと言われており、
その他の人々と決定的に違う特殊な遺伝子を持って生まれてきていることが
米国の研究で明らかになっています。
仮にこの遺伝子を持った人を「真・ショートスリーパー」、
それ以外の人を「偽・ショートスリーパー」と呼ぶことにします。
「真・ショートスリーパー」が短い睡眠時間でも健康を害さない大きな特徴として
睡眠の質があります。
人間の眠りは、
- うとうとして体は眠っているけれど脳はまだ眠っていない=「レム睡眠」
- 体も脳も眠っている=「ノンレム睡眠」
状態を繰り返しています。
「真・ショートスリーパー」は
レム睡眠の時間が短く、ノンレム睡眠の時間が長くて深いことがわかっています。
これは訓練で養われるものではないので
「偽・ショートスリーパー」が真似しても出来ることではありません。
それどころか「偽・ショートスリーパー」は
短時間睡眠でも自分は平気だと思い込んでいることが多く、
重大な健康被害に見舞われることがあります。
偽・ショートスリーパーのリスク
循環器系の病気
- 高血圧
- 脳梗塞
- 脳卒中
- 心筋梗塞
睡眠時間と病気の因果関係を調査したところ、
循環器系の患者数に顕著な結果が見られました。
7時間睡眠を境に極端に短かったり長かったりする睡眠時間は
脳や心臓に大きな負担をかけるようです。
血糖値の問題
睡眠時間が短いと糖のコントロールが効かなくなってきます。
また、血糖値が正常であってもインスリンの働きが弱まるため
成人病のリスクが極端に上がる傾向にあります。
精神疾患
しっかりと眠れない状態が続くと情緒不安定や抑うつ状態になります。
そのままにしておくとうつ病や不安障害などに発展する可能性大です。
免疫物質の低下
- 風邪をひきやすくなる
- 薬やワクチンが効きにくい
- ガン細胞が増える
睡眠時に分泌される「成長ホルモン」は免疫物質を作り出し、
古い細胞を新しくして体を守り強くします。
しかし、睡眠が十分でない場合は成長ホルモンの分泌が著しく低下し、
病気をしやすく治りにくい体になってしまいます。
ガン罹患率
体内時計と生活のリズムが同期しなくなると
ガンの発症率が高くなることもわかっています。
マイクロスリープ
過度な睡眠不足状態が続くと、気を失うように眠りにおちてしまう危険性があります。
運転中や機械の操作中にマイクロスリープが起きると命にかかわることもあります。
偽・ショートスリーパーは過労死しやすい?
寝ていないことを自慢する人もいて、成功者や仕事が出来る人は
さも寝ないことが立派だと思っているかもしれませんが、
これだけのリスクを抱えていることを忘れてはいけません。
「わたしは4~5時間寝れば普通に活動できるから大丈夫」と思っているあなた、
それは大丈夫なのではなく、前頭葉が故障し麻痺しているだけかもしれません。
人の前頭葉は疲れを感知すると「疲弊しているから休みなさい」という指令を
脳幹に送ります。
この指令を無視し続けているとしだいに指令が出せなくなり
システムが故障してしまいます。
すると限界を超えた疲れも自覚できない状態になり、
過労死など最悪の状態を招きかねません。
ショートスリーパーを自負する人の多くは「偽・ショートスリーパー」です。
残念ながら、特殊な遺伝子を持たない限り
健康でありながらショートスリーパーになる方法はありません。
なお、自分が真・偽どちらのショートスリーパーなのかを確かめる検査には
高額の費用がかかるようです。
遺伝子検査になるため、本人のみならず両親や兄弟などの協力も必要で
1人10万円以上×人数分の負担となってしまいます。
ショートスリーパーとは?特徴は?健康的になる方法はあるのか? まとめ
いかがでしたか?
睡眠は体を休めるだけではなく、記憶の整理という
大事な作業を行う時間でもあります。
安易に睡眠時間を削る前に、どこか改善できる点は残っていないか
いま一度考えてみてください。
あなたの代わりはどこにもいません。
病気になっても誰も代わってくれません。
ご自分やご家族、大切な人たちの為に十分に体を労わってあげてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。