あなたは足のケアをしていますか?
毎日革靴を履いている方の足は蒸れてしまい、
悪臭を放つこともあります。
「汗をかいているだけだから」
「シャワーを浴びれば大丈夫」
そう思ってはいても、
誰もが本当に臭いが取れているのか気になったことがあるはず。
あなたの足の爪を見てみて下さい。
爪の間に何か白いものが見え隠れしていたら危険信号です。
そして、そこからチーズのような、秋の銀杏のような、
何とも言えない悪臭が放たれていたりしませんか。
「あれ、足の親指の爪がいつの間にか臭い・・洗っても臭いが落ちない!」
「爪の間が汚れていてきれいにしたいけれど、やり方がわからない!」
実は多くの方がこういった足の悩みを放置し続けている傾向があるのです。
足の親指の爪、なぜ臭くなる?
誰もが一度は嗅いだことがある足の爪の激臭。
特に親指の爪はなぜか臭くなります。
一体その原因は何なのでしょう?
原因その①足の爪垢
足の親指の爪は、毎日きれいに足を洗っている人でも、臭ってくることがあります。
その原因は爪の中の垢ということが多いようです。
爪の垢は足を洗っただけではとれません。
元々足の爪は横長でゴミがたまりやすい構造となっているのですが、
親指の爪は特に、他の指よりも大きく、弯曲しているため、
爪の両端に垢がたまりやすくなっているのです。
また、靴や靴下を履くと、高温多湿で蒸れやすい環境になり、
汗や皮脂がたまりやすくなっていきます。
それに加えて皮膚の新陳代謝によって剥がれ落ちた古い角質も溜まります。
更に、靴下を履いていると、つま先が靴に押し付けられることにより、
靴下の繊維が爪の中に入り込みます。
更にさらに素足ならば床のホコリが入ってきてしまうのです。
『足の爪が臭う』ということは、爪自体が臭うというより、
足の爪に詰まった『垢』や『角質』が臭うのじゃ。
爪に溜まる垢は、足の臭いの元となる雑菌の大好きな、古い皮脂や角質・汚れの塊じゃ。
目に見えにくい白い垢は放置してしまいがちじゃが、
爪垢を放置しているとますます細菌が増殖し、悪臭を放つことになる
このニオイ物質は適切なケアをしていないと、角質や爪垢に浸透し蓄積されていくのじゃ。そのため、石鹸で洗ってもなかなか臭いが落ちにくい
原因その②巻き爪
巻き爪とは、爪の端が内側に巻き込んだ状態で、
特に足の親指に見られやすい症状です。
深爪をしたり、窮屈な靴を履いたりして足を圧迫することが原因で起こります。
垢も溜まりやすくなる。
溜まった垢を取り除くことで臭いは改善できるのじゃが、
巻き爪になってしまうと、触れた時に痛みを感じることが多いゆえに
ケアがしにくくなってしまうのじゃ
こうなったら病院へ行くしかない
原因その③ペディキュア
爪をコーティングするペディキュアもまた垢の溜まる原因となりやすいです。
結果的に悪臭を放つまで爪垢を放置することになる。
ペディキュアを塗るときは爪のケアにも気を配るようにしないとならない
原因その④水虫
臭いの他に、黄ばんでいたり、黒っぽかったりする場合、
またカスというには爪自体が白濁してしまっている場合、
それは水虫の疑いがあります。
しかし、爪の間やその周囲に汚れの塊や汗といった栄養源が詰まっていると、
白癬菌は活発に増殖し、やがて爪を白く濁らせていく。
はじめは痛みもないが、悪化すると爪の下の方からボロボロと崩れていくので、
早々に病院に行くべきじゃ
足の爪の臭い対策は?
では、足の爪の臭いはどのようにして取り除けばいいのでしょうか。
ここでは対策を考えてみましょう。
対策①足をきれいに洗う
基本は足を清潔にすることです。
まずは角質を取り除きましょう。
やすりや角質リムーバーで足の角質を落としていくのですが、
落とす必要のない角質まで落とさないように注意が必要です。
お湯で汚れを浮き上がらせてから足を洗うことが推奨されており、
それでも落ちきれない汚れもあります。
そんなときに役立つ様々なアイテムを紹介します。
・薬用石鹸
いつも使っているボディーソープや石鹸で念入りに洗っても臭うようなら、
強い消臭効果を売りにしている石鹸を試してみるのが良いだろう。
ワキガや加齢臭などを対象にした製品は殺菌や抗菌、消臭成分が含まれているため、
足の臭いにも効果があるぞ
天然成分であるぶん効き目はゆるやかで、
肌に優しくマイルドな洗い上がりが魅力なのじゃ
そして、洗浄力では石鹸のほうが断然強いのじゃ
ええ!そうなの?
まずは普通の石鹸に変えてみるといいだろう
・重曹足湯
重曹はあらゆる臭い消しや汚れ落としに効果を発揮しますが、
足の爪の臭いにも効果的です。
重曹で足湯をしてみましょう。
大さじ1杯の重曹を入れて溶かすだけじゃ。
あとは丁寧に洗って汚れを落とした足を15分から30分ほど浸けておこう
酸性であるイソ吉草酸に対しアルカリ性の重曹が中和へと働きかけてくれるのじゃ。
臭いを消してくれることはもちろん、重曹は弱アルカリ性なので、
足の角質が落ちやすくなり、肌がツルツルになる。
ただし、重曹には研磨効果があるので、肌の弱い方、足に傷がある方はやめておいた方がいいじゃろう
・消毒用エタノール
消毒効果のあるエタノールで指や爪の間を拭くのも効果的です。
エタノールは薬局でも手軽に購入出来ます。
消毒殺菌効果が強いので、足の臭いの原因となる雑菌を除去すると言う意味でも
爪の中の清潔を保つ意味でも活躍します。
消毒用エタノールは強い殺菌・除菌効果があるのじゃ。
しかし足にかく汗をどこかへ蒸発させるわけではない。
また、爪の間に入り込んだ垢や臭いのもとが浸透した角質を落とすこともできない
根本的な解決にはなってないってこと?
身体に有益な常在菌まで消し去ってしまう場合もある。
長期的に使えるものではないので、
どうしても急ぎで臭いを消したいときにだけ使おう
対策その②ブラシで爪のケアをする
足をきれいに洗うことは大事ですが、
それだけでは爪の垢まできれいに取ることはできません。
爪の垢は、爪ブラシを使って除去すると良いでしょう。
毎日の積み重ねが嫌な臭いの予防になるわけですね。
爪ブラシはドラッグストアや100円均一ショップ、
通販などでも簡単に手に入るアイテムじゃ。
使うときのコツは、よく泡立てて、
やさしく一方向にブラッシングすること。
落ちにくい場合も強くこすらず、
垢がたまっている部分の皮膚を押し下げるようにして洗うのじゃぞ
先のとがったものでかき出したり、爪きりでかき出したりするのは、
皮膚トラブルの元となる。
爪垢をとるための専用の道具もあるので、探してみるのも良い。
耳かきのように、先がスプーン状になった器具じゃ。
入浴後などに使用すると、爪がやわらかくなっているため、
より安全に使うことができる
毛先が曲がった使い古しではなく清潔な新品を使おう。
デリケートな歯肉を対象として作られたアイテムのため、
安物でも充分ケアアイテムとして力を発揮してくれるぞ。
毛先は柔らかめより硬めがおすすめじゃ
対策その③靴のケアをする
靴は3足くらいをローテーションして履くのがベストです。
汗が乾ききる前にまたその靴を履くと雑菌が繁殖し、
臭いの原因になってしまいます。
臭い対策に一番効果的なのは定期的に靴を洗うことです。
しかし、毎日洗うのは大変なので、
帰宅後にさらっとできるシューケアをご紹介します。
・消毒用エタノール
消毒用エタノールは靴にはとっても有効なのじゃ。
消毒用エタノールは靴の中に残っている雑菌やニオイのもとを除菌してくれる。
スプレーボトルを常備しておけば肌荒れの心配もない。
ただし、靴の材質によっては劣化するおそれがあるので、
しっかり確認しておくのじゃ
・重曹
使用していない靴下の中にそれぞれ重曹を100gほど入れ、
口を結んで靴の中に入れておくだけじゃ。
一晩置いたら汗の臭いも湿気もさっぱり!
・新聞紙
昔ながらですが、吸湿性の高い新聞紙を使って消臭効果を期待する方法があります。
こちらも一晩置いておくことで消臭効果が期待できるだろう
良い推察じゃ。安価な分そういうリスクはある。
雨などで靴が濡れている場合はインクが移る可能性があるので避けた方が無難じゃろうて
足の爪の正しい切り方は?
ここまで足の爪や靴のケアの方法を考えてきました。
しかし、足の爪の切り方を間違えてしまうと
全てが台無しになってしまいます。
ただし、切り過ぎには注意です。
切りすぎて深爪になってしまうと、爪垢は溜まりにくくなりますが、
歩く際に足の指の肉が爪に食い込み痛んでしまう巻き爪を起す原因になります。
ここでは、足の爪の正しい切り方についてご紹介していきます。
・爪の先は指の形に合わせ、まず全体を横にまっすぐ切り、その後サイドを少しだけ斜めにカットする切り方、「スクエアカット」にします。
・サイドを深く切り過ぎると、伸びた時に巻き爪になってしまいますので、やらないで下さい。
・詳しくは下記イラストを参照して下さい。
長さは指先と同じ程度で、もう少し切ってもいいかなと思うくらいがちょうどの長さだ
また、バイアス切りといって、両端の深いところまで切ってしまうのも、巻き爪の原因となるため避けよう
足の親指の爪が臭い!知っておくべき原因と対策、正しい切り方も紹介 おわりに
いかがでしたでしょうか。
頑固な臭い対策は大変そうに見えますが、
実は便利グッズを使えば足のお手入れを気軽に行えることがわかります。
臭いを放っておくとますます取れづらくなってしまうので、
まずは歯ブラシで爪垢の掃除を始めて、予防を徹底するようにしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。