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とどくすりとは?メリットやデメリットの注意すべき点を解説!

2019年末に発生した新型コロナウイルスによって、

 

私たちの生活は大きく変わりました。

 

今までにないサービスも多くスタートし、自宅にいながらできることも増えました

 

その中の一つが「とどくすり」というサービスです。

 

とどくすり?と聞くと何のことだかわかりませんよね。

 

今回は「とどくすり」とは何か、

 

メリットやデメリットに加えて注意すべき点を解説します。

 



 

とどくすりとは?

とどくすりとは、2020年4月から新型コロナウイルスの感染防止のため

 

特例措置として、薬剤師が初診から電話などでの服薬指導をしたうえで

 

薬局側から自宅へ薬の配送してもらうことが可能になった処方箋薬の宅配サービス

 

です。

 

ネットで処方箋薬の受け取りの手続きを行うことで、

 

日本中どこであっても家に処方箋薬を届けてもらうことができます。

 

今まで市販薬の「置き薬」は医薬品メーカーの中でも

 

実施しているところがありましたが、処方箋薬も可能になりました。

 

とどくすりの利用手順は?

電話やテレビ電話で診察する場合

「薬が欲しい」となったとき、電話やテレビ電話で診察する場合の手順をおっていきましょう。

  1. とどくすり提携薬局の中からご希望の薬局を選びます。
  2. 電話やテレビ電話で診察を行います。
    診察時に、希望する薬局に処方箋をFAXしてもらいます。
  3. とどくすりサイトにて必要事項を入力し申込を完了します。
    とどくすりサイト
    入力する内容
    ・氏名、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号
    ・医療機関 (医療機関名、受診日)
    ・問診 (ジェネリックの希望の有無、内服薬や副作用などの問診事項)
    ・薬剤師からの連絡を希望する時間帯
    ・支払い方法
    ・配送時間帯の希望
    これらを入力すると、仮受付完了というメールが届いたのちに、受付確定のメールが届きます。受付確定のメールで、服薬指導の電話の日時も知ることができます。
  4. 処方箋は医療機関により薬局に送られ調剤されます。
  5. 指定された日時に薬剤師から電話がかかってきます。
    電話で薬剤師からお薬の説明を受けます。
    指定できる時間帯・いつでも可
    ・午前中 (10時~12時)
    ・12時~14時
    ・14時~16時
    ・16時~18時
  6. 受け取り
    ヤマト運輸にて発送されます。薬、説明書、とどくすりの利用説明書、薬局領収書・明細書、お薬手帳に貼るシールが入っています。発送は申し込みから1~3営業日

    場合によっては薬を受け取るまでに日数がかかるので注意が必要です。
  7. 支払い
    薬を受け取ったあとに決済手続きを行います。
    支払い方法は次の中から選ぶことができます。・クレジット決済 (VISAまたはMasterCardのみ)
    ・銀行振込 (三井住友銀行)
    ・コンビニ払い (現金のみ)
    ・代金引換 (現金のみ)
  8. 薬の配達後の確認のメールが届きます。
    薬の袋の名前が本人の氏名と間違いはないかを確認したら、メール本文中のリンクをクリックすることで確認完了です。
    医療機関で直接診察する場合1.通常通り、医療機関にて診察を受け処方箋を受け取ります。
    2.とどくすりサイトで申し込みを行います。
    とどくすりサイト
    3.処方箋の画像をとどくすりに送り、受付確定メールを確認します。
    4.処方箋の原本を指定した提携薬局に郵送します。
    処方箋の原本が到着したのを確認したうえで、薬の発送となります。
    5.電話で薬剤師からお薬の説明を受けます。
    6.受け取り
    7.支払い
    8.薬の配達後の確認のメールが届きます。2・5・6・7・8については 「電話やテレビ電話で診察する場合」の手順と同じです。

 



 

とどくすりのメリットは?

  1. 感染リスクの軽減
    オンライン診療と合わせて利用すれば、家からでることなく診察と薬の受け取りができます。
  2. 薬局や病院での待ち時間がない。
  3. 受け取り後もメールで服薬について問い合わせることができる。

 

とどくすりのデメリットは?

  1. インターネット環境が必要
    とどくすりを利用するには、インターネットを介した申し込みが必要となります。日頃からインターネット環境がないお年寄りは利用が難しいかもしれません。
  2. タイムリーに薬を受け取れない
    最長で発送までに3日、届くまでに4日とあるので、届くまでに1週間かかることも考えられます。
    また、急な大雨など自然災害で配達が遅れる可能性もあります。*対象地域は限られますが、13時までの受付で当日に薬が受け取れる「とどくすりEXPRESS」というサービスもあります。 (東京都の一部の地域)
  3. 土日祝日が休みであること
    調剤薬局にも休みはありますが、とどくすりは土曜も休みです。
    受付の申し込みをすることはできますが、受付確定は営業日でないとできません。処方箋には有効期限があり、受付確定の時点で有効期限内である必要があります。(有効期限は4日間)
  4. 自分で調剤薬局に行くよりも割高
    薬の代金のほかに
    ・送料
    ・サービス利用料
    ・決済手数料 (決済方法によってはかかりません。)がかかります。*とどくすりは薬の代金の助成については、一度代金をとどくすりに支払い、のちに償還手続きが必要な場合もあります。

 



 

とどくすりとは?メリットやデメリットの注意すべき点を解説! まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

とどくすりのサービスは、

 

すぐに処方箋薬が欲しいという人には向かないサービスですが、

 

薬の数に余裕があり、常用薬の受け取りのために利用したい人にとっては

 

感染リスクを減らすことができるだけでなく、

 

時短にもなる便利なサービスといえるでしょう。

 

とはいえ、とどくすり自体が感染予防を目的とした特別措置のため、

 

今後どうなるかは未定です。

 

新型コロナウイルスの拡大のような状況が継続することは困りますが、

 

とどくすりのような患者目線に立ったサービス

 

今後も継続されることは社会をよりよくしてくれますね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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