あなたは、やらなければいけないけど嫌なことや面倒なことを
後回しにしたり、先延ばししたことがありますか?
「いいえ」と答えられる人はいないのではないでしょうか。
・テスト勉強
・指示された業務
・家の片付け
・人付き合いにおける連絡や約束
・トイレのお掃除
などなど、思い当たることが誰にでもあると思います。
ギリギリでも期限までに終わらせることができれば、結果オーライ
かもしれません。
でも、もしあなたが、”そういう自分を好きになれない!”とか
”このままじゃダメだ!先延ばし癖のある自分を変えたい!”
と思っているのなら、ちょっとしたコツがあるので、
(今この記事を読むのを先延ばしにしかけているあなた!)
是非、この記事を読んでご参考にしていただければと思います。
後回しにしてしまうのはなぜ?
なぜ後回しにしてしまうのか。それは「嫌なこと」だからですよね。
ではどうして嫌だと感じているのでしょうか。
嫌だと感じてしまう理由は主に3点あります。
①失敗した経験がある
まず、失敗した経験。
「また失敗してしまう」「二度あることは三度ある」と、
どうしても悪い記憶が蘇ってしまい、”嫌な”気持ちを
生じさせるのは言うまでもありません。
②何から手をつけたらいいか分からない
誰もが潜在的にやりたくないことに対して向き合えないため、
ぼんやりと「自分には手に負えない」、「どうしたらいいか分からない」と、
ごちゃまぜな状態となり、”嫌な”気持ちに繋がっているといえるでしょう。
③相手にどう思われるか分からない
相手があることであれば、自分の行動に対してどんなリアクションが
返ってくるか、それが苦手な先生や上司、取引先であれば不安は募る
ばかりで”嫌な”気持ちに拍車がかかっていくでしょう。
「嫌なこと」と認識するには、必ず何か理由があります。
どうして嫌だと感じているのか深掘りしてみると、何も対策を講じない
よりは、それぞれのケースにあった解決策が見えてくるはずです。
後回しを治す方法を考えてみよう
では前述した原因に対して、後回し・先延ばしを治す方法を考えてみましょう。
①失敗した経験があることへの対策
一歩下がって「失敗は単なる行動の結果でしかない」と捉えて
みましょう。
『私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく
行かない方法を見つけただけだ。』
発明王トーマス・エジソンの有名な言葉です。
ついつい「失敗」をネガティブに捉えてしまう節がありますが、
良いも悪いもない「結果」のひとつとして捉えてみることで、
むしろ成功へ近づく糧となります。
もし失敗したら、「どこをどのように改善しようか」「別の方法はないかな」
など、改善策を考え、すぐ次の行動に焦点を当てましょう。
②何から手をつけたらいいか分からないことへの対策
あなたは、チャンクダウンという考え方をご存知でしょうか。
チャンクとは塊を指す言葉です。
やらなくてはいけないが、何から手をつけたらいいか分からない
チャンク(塊)を小さく分解することです。
例えば、「家の片付けをしなきゃ」というチャンクを分解して
捉えていきます。
・家のどこから着手すのるか → 優先順位を決める
・どれだけの時間を費やすか、もしくは、いつまでに終わらせないといけないか → 時間の制約を確認
・手順を考える
・それに必要なものは何か
・道具を準備する
というように、漠然としたことを細分化して、いますぐやる
小さな行動まで分解していきます。
チャンクダウンは頭の中だけでなく、紙に書き出していく方法もおすすめです。
視覚化することで、思考があちこちにいっても戻ってこれます。
更に、書き出した細分化した項目がTODOリストの役割を果たしてくれるので、
ステップバイステップで完了した項目を消していくことで、進捗を実感すること
ができます。
何から手をつけたらいいか分からない時は、チャンクダウンを用いて
第一歩の行動を具体化していくとよいでしょう。
③相手にどう思われるか分からないことへの対策
自分が取り組むだけのことではなく、相手がある場合はより不安
にとらわれがちになります。
しかし、そういう時ほど後回しにせずに行動に起こしていきましょう。
なぜなら、「相手のリアクションが、すべて自分の想像通りであるはずがない」
からです。
意を決して相手に働きかけた時に、思ってもみないリアクションが返って
きたことはありませんか。
私たちは自分自身のことは変えてコントロールできますが、相手のことは
コントロールできません。
つまり、”自分が想像する”相手のリアクションで不安に駆られて時間を
消費するのは、とてももったいないことなのです。
後回しの原因は自分のメンタルだけなのか?
ここまで「自分の気の持ちよう」に軸をおいて話を進めてきました。
ここからは、少し違う角度で後回し・先延ばしの原因を探ってみたいと思います。
実は、先延ばしの原因にADHD(発達障害)が考えられることがあるのです。
ADHDとは、注意欠陥・多動性障害という多動性や衝動性、または
不注意を症状の特徴とする発達障害のひとつです。
先天的に特定の能力の獲得・発達を妨げる「脳の機能的な病態」
のことをいいます。
(引用:うららか相談室HP)
・順序立てて物事を行うことが苦手
・時間の管理が苦手
という特徴があり、これらが後回しや先延ばしの原因になるということです。
もし自分に思い当たることがある場合は、専門家に相談することも検討
してみてください。
自分だけでは気づけない対応策が見つかるかもしれません。
嫌なことを後回し、先延ばしにしてしまう原因と治す方法 まとめ
いかがでしたでょうか?
世の中に嫌なことを後回しや先延ばしにしてしなかった人はいません。
誰もが後回しや先延ばしにしても結局いいことはない、という事実も、
実感していることでしょう。
「いやいや頭で分かってはいても、行動に起こせないんだよ」
そんな声が聞こえてきそうですが、いきなり全てが完璧にできる事はありません。
まずは小さな一歩を目標に行動してみましょう。
この記事があなたの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。