あなたは「迎え舌(むかえじた)」という言葉を知っていますか?
これは、人が食べる時のある仕草を指します。
問題はこれがマナー違反という見方が多いこと。
それを知らない人が多いことではないでしょうか。
迎え舌はイケメンも美人も一発レッドカードの心象を与えてしまいます。
クチャクチャ音を立てて食べる人。
箸の持ち方が悪い人。
犬食いする人。
これらと同じように「マナーの悪い食べ方」とされています。
そんな恐ろしい迎え舌、一体どんな食べ方なのでしょうか?
今回は、迎え舌とは?なぜマナーが悪いのか、治せるか、などを紹介していこうと思います。
迎え舌とは?
まず、迎え舌とは何でしょうか。
一般的に、食べ物を口へ運んでいく過程で、食べ物を迎えるように舌をベロンと出して、食べ物を舌でベターンと一旦受け止めてからジュルルっと食べる仕草を指します。
あなたも周りで食べる時に舌を出す人いますよね?
「汁などが出来るだけ垂れないように」という気持ちがあるのか。
はたまた「こうやって食べるとセクシーでしょ?」といったアピールなのか。
人によって捉え方は様々です。
でも、大食いタレントのギャル曽根さんは「一口でどのくらいの量を入れれば汚く見えないか」を何度も試したそうです。
口に運ぶまでの間にこぼさず、口を閉じて食べられ、口の周りを汚さない量。
これを徹底してギャル曽根さんの早さと上品さを兼ね備えた食べ方になったそうです。
それは早食いに勝っても、「食べ方が汚いとむかつく」という人が多いからです。
どんなに着飾っていたとしても食べ方が汚いだけで、その人の印象は変わるのです。
もちろん「気にしない」という人の価値観も大切ですが、損する可能性が高いのが実情です。
迎え舌はマナーが悪い?
迎え舌を見ると、大半の人が以下のような印象を感じます。
- 行儀が悪い
- 下品に見える
- 育ちが悪そう
- 自意識過剰
- 不細工に見える
自分の無意識な仕草で損をしないよう控える方が無難でしょう。
では、なぜ人は迎え舌をしてしまうのでしょうか。原因として以下があります。
- あごの発育が悪い
- 歯並びが悪い
- 一口の量が多い
- 舌の筋肉不足
- 躾不足
著者は小さい頃、テレビで見ていたドラゴンボールの悟空がクチャクチャ音を立てて食べているところを見て、「美味しそうに食べるなー」と思って、真似た時期がありました。
やがて周りに注意してくれる人がいて、やめましたが、テレビなどの影響もあると思います。
自分自身で「マナーが悪いことを自分がやっている」ということを自覚しないと直すことは難しいですが、周りも協力してあげられればいいですね。
迎え舌を直すには?
まず、一口の量を少なくしてみること。
一口の量を減らすことで食べ物をこぼす心配がなくなります。
その心配がなくなると舌で迎えに行くことが無くなるかもしれないという事です。
また、ゆっくり自分の食べ方を意識しながら食べるようにしましょう。
次に、早く食べようとしないこと。
口に早く入れようとする為、舌で迎えに行ってしまいます。
ゆっくり食べることによって自分の食べ方を意識することができるので、癖を出さない事ができるでしょう。
あとは、あごの筋肉を鍛えることもオススメです。
口をきちんと閉じて食べられるようになり、構造上、前に出てきやすい舌を出てこないようにすることができるでしょう。
最後に、一度、鏡を見ながら食べるというのも手です。
自分が食べている時のしぐさを見ることで、自分がしている癖に、自分で気づくことができるでしょう。
これらの方法は最初は面倒くさく感じるかもしれませんが、毎日意識してやることで、直った時には習慣になっています。
そして、あごの筋肉を鍛えることや、鏡を見ながら食べることは表情金が鍛えられ、自分の表情も豊かになるので一石二鳥です。
迎え舌ではなくても、やってみてもいいかもしれませんね。
迎え舌とは?マナー違反?なぜダメなのか、治し方もご紹介 おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は迎え舌について紹介しました。
食事はみんなですると楽しいですよね。
でも、マナーの悪い人がいると嫌な気持ちで台無しになってしまうなんてことに…。
その原因が自分なんて最悪です。
そうならないためにも迎え舌の癖を直していきましょう。
また、せっかく大好きで結婚した相手が迎え舌で毎日食事中に不快になってしまう。
または相手を不快にさせてしまう。
迎え舌がきっかけで「これから先、ずっと一緒にいるのにこれは我慢できない」と離婚に至るケースも少なくないそうです。
直せることを直さないことで、大好きな人が嫌な気分になり、離れることになっては悲しいですよね。
誰も不快にならないように自分が直せることがあるのならば、頑張ってみる価値はあります。
迎え舌だけに限らず、他の食事中のマナーも自分で見直してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。