2018年も6月の上旬に鳥越神社で鳥越祭が開催されます!
お祭りと言えば御神輿!
あなたは御神輿を担いだこと、ありますか?
下町育ちの御パンダは子供神輿を担いで翌日まで肩が赤く腫れあがった経験があります。
鳥越祭では 千貫神輿(せんがんみこし)と呼ばれる都内最重量の御神輿が街を練り歩くことで有名です。
今回は2018年の鳥越祭に関する情報(日時、場所、アクセスなど)をご紹介します。
鳥越祭 開催情報
- 日 時:2018年6月9日(土)、10日(日) 雨天決行
- 場 所:鳥越神社周辺(氏子町内)
- 住 所:東京都台東区鳥越2-4-1
- 問合先:鳥越神社社務所(9:00~17:00)
- 電 話:03-3851-5033
鳥越祭 アクセス(蔵前駅 もしくは 浅草橋駅)
当日は通行止めで駐車場が利用できる場所が限られるため、電車の利用がオススメ!
◎都営地下鉄 浅草線 or 大江戸線 「蔵前駅」 より 徒歩 約9分
◎JR総武本線あるいは都営地下鉄「浅草橋駅」より徒歩約8分
鳥越祭 スケジュール
6月9日(土)
12時頃~に町会の子供神輿、山車が町内を練り歩きます。
16時頃~20時頃まで町会神輿の連合渡御。
6月10日(日)
6:30 千貫神輿が宮出(鳥越神社を出発)し、町内を闊歩します。
21:00 千貫神輿が宮入します。
※千貫御輿渡御・鳥越夜まつりは、19:00頃から。
鳥越祭 千貫神輿の移動ルート
千貫神輿の移動ルートに毎年大きな変化はありません。
神社と警察と調整の関係上、ルートが確定するのは6月初旬となります。
確定ルートを記したマップは、鳥越神社社務所にて初穂料100円で手に入ります。
・参考
平成29年の千貫神輿の移動マップ『本社御神輿渡御順路図』。
【必見!】鳥越祭 3つの見どころ
【見どころ1】喧嘩祭り
確実に抑えたいのが千貫神輿の夜の宮入からの喧嘩祭りです。
町会の担ぎ手の人たちも年始の1月頃はこたつに入ってのんびりとみかんでも食べて、
テレビに映るニュースの中の新成人式でオラつく若者を見て、
「やれやれまったく最近の若者は…」
とか言っているはずです。それが鳥越祭では豹変。
「邪魔だどけゴルァ!!」
と怒鳴り散らして、警察官が大勢いる中でも、いたるところで喧嘩が発生します。
それほど熱いお祭りはなかなか他になく、必見です。
なぜ喧嘩!? 2つの理由
理由1:担ぎ棒が短いから?
千貫神輿は都内最重量という特徴の他、担ぎ棒が短いという特徴もあります。
理由として、神社周辺の道路が非常に狭く、右折、左折などで角を曲がるためと言われます。
担ぎ棒が短いということは、担ぎ手が多く入れず、1人1人に重さがのしかかります。
200人の担ぎ手が交代で担いでいくとはいえ、阿吽の呼吸で担がないとなりません。
そんな重いものをもって朝7時前の宮出から、21時頃の宮入まで、約14時間も、
約10キロをみんなが笑顔で譲り合って担いでいく…
わけがありせん。
鳥越神社の町会が担う宮入と宮出です。
しかし、祭りの終盤の宮入には町会以外の人が乱入し、担ぎ棒の奪い合いになることが多々あります。
高い緊張感で真剣に担いでいるからこそ、喧嘩が起こってしまうのではないでしょうか。
理由2:お祭り心理で周りが止めないから?
人が喧嘩しているのを見て楽しむなんて不謹慎?
いえいえ、人は太古からの泥まみれで人間臭い、剥き出しの感情に熱狂するのです。
ローマの拳闘士が良い例で、今も下手すれば即死するボクシングなどの格闘技を見て盛り上がります。
当然、普段の生活の中で人が喧嘩していれば周りの人も止めます。
でも、お祭りだからやれやれーという心理が働き、周りも過剰に煽ってしまう。
それが毎年わかっていても喧嘩が止められない理由ではないでしょうか。
だって人間だもの。。。
【見どころ2】千貫神輿(せんがんみこし)
鳥越神社の大神輿は千貫神輿と呼ばれ、その重さは実に4トン。(※)
4トンって・・・雌パンダ4匹分!
(※)「千貫」の貫は、重さの単位で現在の約3.75kgに相当。千貫で約3750kg=約4トン。
都内最重量となり、その迫力は必見です。
【見どころ3】鳥越の夜祭り
宮入の刻になると、千貫神輿に数十本もの高張り提灯が灯され、美しくきらめきます。
暗闇に光る提灯の幻想的な光景は、ぜひ見ておきたい下町の夏の風物詩です。
鳥越祭 鳥越神社の起源
鳥越神社の鳥居の手前には「白鳥橋」という橋が掛かっています。
「なぜ白鳥??」
と疑問に思う人がいるかもしれません。
浅草鳥越の付近は、平安時代後期の頃(1185年)まで「白鳥村」と言われていたそうです。
(なんか、ドラクエだと村人みんな白鳥のパンツ履いてそうな可愛い村の名前ですね。。)
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国平定のため東征するにあたり、この地に留まったことから、村人の人々はそのご威徳を慕い尊び、白雉2年(651年)白鳥山の山上に白鳥大明神を祀ったとされています。
その後、永承(1046~1053年)の頃、源義家親子が奥州征伐の際に隅田川にさしかかりました。
源義家が大軍勢で川を渡るのは危険と判断して頭を悩ませていた時、
ふと現れた白い鳥の後を追っていくと浅瀬にたどり着き、無事に川を渡ることができたそうです。
源義家は、白い鳥の導きは白鳥明神のご加護であると感謝の念を示し、「鳥越大明神」の社合を奉納したと伝えられています。
鳥越祭 鳥越神社のご利益
鳥越神社は、商売繁盛、安産、子育て、開運厄除のご利益があるとされています。
子育ての守り「笊かぶり犬張り子」は有名ですので、これから出産を控える人への贈り物としていかがでしょうか。
鳥越祭 周辺3つの見どころ
【周辺の見どころ1】おかず横丁
古き良き日本のノスタルジーな雰囲気が漂う商店街です。
鳥越祭の日は山車なども出て、懐かしい光景が広がっていきます。
【周辺の見どころ2】佐竹商店街
布団屋や電気屋などの個人商店が集まった昭和レトロな商店街です。
全長330メートルのアーケードに不思議な垂れ幕が下がっており、
「日本で2番目に古い商店街」
「夏目漱石は台東区で小学校時代を過ごした」
などと、不思議なPR文が並びます。
アーケードにより雨天を気にする必要がないためか、映画やドラマの撮影によく使われ、密かな行ってみたいスポットです。(20世紀少年、踊る大捜査線、地味にスゴイ、など)
【周辺の見どころ3】ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前
サンフランシスコから下町エリアにやってへ来たとにかくオシャレなチョコレート専門店です。
シングルオリジンのカカオ豆とオーガニックのきび砂糖だけでつくるチョコがとても美味しいです。
なぜかのんびりした下町の風景に溶け込んで自然に調和しています。
御パンダも
「おいおい、サンフランシスコくんだりから下町に何の用だい!?」
と訝しげに食べに行ってみましたが、その美味しさに舌鼓し、今では結構な頻度で通っています。
・ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前 公式ホームページはこちら
おわりに
鳥越祭には約10万人の見物客が訪れ、道路や商店街には約250店舗の屋台が並びます。
地元の人たちは法被(はっぴ)で装い、街全体が風情のある祭一色になります。
恐らく、このページをお読みいただいているあなたは一般の見物客とお見受けします。
一般の見物客は、鳥越祭で千貫神輿を担ぐことはできませんので
「おう!俺にも担がせろや!」
と喧嘩祭りに巻き込まれて怪我をしないように注意してください。
また、夜の宮入は混雑必至で、早めに見物場所の確保が必須なのでお忘れなく!
では、当日は是非楽しんでください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m