あなたは「博多どんたく」をご存知ですか?
九州を代表する福岡のお祭りで、
毎年ゴールデンウィーク中の開催2日間で約200万にも及ぶ人々が押し寄せ、
街全体が熱気で溢れ返ります。
今年2019年は前夜祭が5月2日(水)、本祭が5月3日(木)と4日(金)を予定。
新元号が発表された直後で、かつ大型連休の真っ只中ということもあり
例年以上の盛り上がりが予想されます。
そんな「博多どんたく」の歴史や見所、アクセス情報を紹介していきましょう。
博多どんたくの歴史とは?
博多どんたくは正式名称を「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」といい、
1179年から始まった「松ばやし」を起源とする伝統的なお祭りです。
元々、小正月(旧暦1月15日)に新年を祝って行われていた行事である「松ばやし」。
その由来に倣って、江戸時代までは博多松囃子は
福岡藩主を表敬訪問する小正月の行事として行われていました。
訪問時の行列は「通りもん」と呼ばれ、
- 福禄寿
- 恵比寿
- 大黒天
- 稚児
を本体とし、博多の各町人が続くものでした。
これが現在の博多どんたくの原型だと考えられています。
明治に入ると新政府の意向により一時禁止されますが明治12年に再開。
「どんたく」と名前を変え、現在と同じ5月初めごろに行われるようになります。
”どんたく”とはオランダ語で「休日」という意味を持つ
「ZONDAG(ゾンターク)」という言葉から派生して生まれた言葉です。
以降、戦争により中断を余儀なくされますが戦後は復活し、
徐々に地域に根付き、人気のお祭りへと変わってきました。
前述したとおり、現在ではゴールデンウィーク中で日本最大級のお祭り。
老若男女問わず楽しめるイベントとして、今年も開催が待ち遠しいですね。
博多どんたくの見所は?
前夜祭
博多どんたくでは毎年前夜祭が行われ、芸能人やアーティストがゲスト出演し、
翌日から始まる「本祭」に向けてボルテージを上げていきます。
しかし、参加するには整理券が必要。
ゲットするのはとても難しいです。
約2週間前から福岡市内で配布が開始されますが、
どうしても行きたいという方は公式サイトで逐次確認をしておくべきでしょう。
本祭
期間中、博多駅前の通りは「どんたくストリート」という名前に変わり
様々なパレードやパフォーマンスで盛り上がります。
吹奏楽部による演奏やアイドルグループによるダンスなどで、毎年多くの人で賑わいます。
「明治通り」では「どんたくパレード」が行われます。
これは毎年200団体・2万人以上の方が参加するメインイベントです。
また、例年博多どんたくにはスペシャルゲストとしてアイドル・芸能人が出演します。
今年はなんと藤あや子さんと北島兄弟(北山たけし/大江裕)。
今年も楽しみですね。
他にも、5月4日(金)には「どんたくクルーズ」と呼ばれる
クルーズ船が博多湾内を運航します。
事前予約が必要ですが、無料でナイトクルーズで海上から夜景を鑑賞したり
ディナーを堪能したりとめったにできない経験ができますよ。
パレードコースを巡行する「花自動車」と呼ばれる光の装飾を帯びた車も有名です。
特に夜はライトアップもされ、煌びやかで幻想的な姿を見ることができますよ。
お祭りには欠かせない「屋台」もたくさん出店します。
定番の屋台だけでなく、ラーメンや焼き鳥、おでん、中華料理まで
バラエティに富んでおり、中々お目にかかれない屋台も楽しめます。
是非舌鼓を打ちながらお祭りを楽しんでください。
博多どんたくへのアクセスは?
「博多どんたく」は
- JR博多駅前
- 駅前通り
- 明治通り
ほか博多市内全域で行われます。
公共交通機関をご利用の場合
JR博多駅より徒歩すぐ。
車をご利用の場合
福岡都市高速博多駅東ICから約3分。
臨時の駐車場は設置されません。
近くのコインパーキングをご利用することをおすすめします。
幾つか駐車場をご紹介しようと思います。
NPC24Hヨドバシ博多パーキング
博多駅から徒歩3分のところにあり、収容台数が1140台。
24時間営業です。
日本生命博多駅前ビル駐車場」(予約制)
予約制なので事前予約をしておけば確実に停められます。
博多どんたくとは? おわりに
今回は「博多どんたく」について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
恐らく国内ゴールデンウィーク最大級のお祭りとなりますので、
今年2019年は福岡で羽を伸ばしてみてはいかがですか。
きっと最高の景色が広がっていると思いますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。