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【福岡】博多祇園山笠とは?2019年の日程、女子ふんどし問題は?

7月の半月間、博多の町は祭りの熱気に包まれます。

 

あなたは博多祇園山笠をご覧になったことはありますか?

 

博多祇園山笠は約770年もの歴史があり、福岡市博多区にある櫛田神社のご祭神、

 

スサノオノミコトに対して奉納される祇園祭祇園祭りです。

 

博多どんたくと共に博多を代表するこのお祭り。

 

国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 

そして、山笠の掛け声である「おっしょい」は

 

1996年には「日本の音風景100選」に選ばれているのです。

 

そんな博多祇園山笠とはどのようなお祭りなのでしょうか?

 

今回はその由来や2019年の日程、アクセス方法を詳しく見ていきましょう。

 

また、ニュースでも取り上げられた「女子ふんどし問題」についても探ってみたいと思います。

 



 

博多祇園山笠とは?

博多祇園山笠の由来

 

博多祇園山笠の由来は鎌倉時代まで遡ります。

 

1241年、博多では疫病が大流行

 

そこで聖一国師(しょういちこくし)というお坊さんが、

 

施餓鬼棚(せがきたな)に乗って聖水を町中に撒きながら回り、

 

疫病が無くなるように祈祷したそうです。

 

それが櫛田神社の例祭となり、博多祇園山笠の原型となったのです。

 

正式名は櫛田神社祇園例大祭です。

 

流(ながれ)について

 

博多祇園山笠の基となっている「」。

 

安土桃山時代に島津氏と豊臣氏の戦いが起こった際に

 

博多の街は焼け野原となり、豊臣秀吉が博多の町をグループ分けして復興を行ったのです。

 

グループ分けは「太閤町割り」と呼ばれ、このグループが「流」になりました。

 

博多祇園山笠の流れは7つで、

 

  • 恵比須流
  • 大黒流
  • 土居流
  • 東流
  • 西流
  • 中洲流
  • 千代流

 

です。

 

博多祇園山笠見どころ

博多祇園山笠の見どころをいくつかご紹介します。

 

激しい競い合い「追い山」

 

博多祇園山笠の見どころはなんと言っても、7月15日に行われる「追い山」でしょう。

 

この「追い山」の原点は石堂流と土居流の喧嘩から始まったそうです。

 

土井流の嫁が恵比須流へ嫁入りし、里帰りで婿を連れ土井流へ帰ったところ、

 

土居の若者たちが余興で婿の頭に桶お被せたのです。

 

それに怒った恵比須流の若者たちは、夏の祭りの際に

 

昼食の休憩をとっていた土居流を追い越そうと走りだし、

 

土居流も負けていられぬと競争になったそうです。

 

それが面白いと盛り上がり「追い山」が始まったといわれています。

 

もともと喧嘩がきっかけでしたが、

 

現在は喧嘩ではなく、正々堂々と競争するお祭りとなりました。

 

その「追い山」の本番は7月15日の最終日でしか見られません。

 

「櫛田入り」の練習は行われることがありますが、やはり最終日は舁き手の気持ちが違います。

 

2週間の祭りの疲れもピークでテンションも最高潮なのです。

 

飾り山と舁き山

山笠は「飾り山」と「舁き山(かきやま)」に分けられます。

 

「飾り山」は14基の飾り山が流れごとに公開されています。

 

高さは10mほどで、その年を象徴したもので、デザインされているものが多いです。

 

昔は「飾り山」も「舁き山」も区別はされませんでした。

 

高さ10m位の山笠を舁いでいたそうですが、

 

山笠を電線に引っ掛けるという事故が、相次いだのです。

 

高さの低い舁き山を舁き、豪華絢爛の山笠を飾りとしたのが

 

今の博多祇園山笠の形となっているのです。

 

舁き山」は高さ約3mで重さは1トンにもなります。

 

神輿のようで、神輿とは違い、引く車輪が付いていないため、人の手で担ぎあげます。

 

台座の山笠台は釘を1本も使わずに組み立てられているのです。

 

「舁き山」の掛け声は「おっしょい、おっしょい」で、

 

この掛け声の由来は

 

「お汐井とり」のときに「お汐井(おしおい)!」と言いながら真砂を取る

 

ところから来ているといわれています。

 



 

博多祇園山笠の2019年の日程は?

 

博多祇園山笠は7月1日から15日と決まっており、毎年同じ日程で行われます。

 

どんな天候でも行われるといわれているのです。

 

期間中の行事は次の通りです。

 

7月1日

 

注連(しめ)下ろし

 

「注連下ろし」とは町の角に笹竹を立て注連縄を張って、御幣を添え、

 

舁き山の流区域を清める行事です。

 

事故が無いように櫛田神社の神官さんが期間中の安全を祈願し、祝詞を唱えます。

 

ご神入れ

 

山笠に神様を招き入れる行事です。

 

神官さんが各商店街にある飾り山を回って催行され、これにより一般公開が始まります。

 

また、舁き山のご神入れは6日、7日に行われます。

 

7月1日、9日

 

お汐井(しおい)とり

 

1日は当番町のお汐井とり、9日は全流のお汐井とりが行われます。

 

お汐井とりとは箱崎浜の真砂を升や竹ひごで編んだカゴに入れて持ち帰り身を清めることです。

 

「お汐井道」と呼ばれる小道をたどりながら約10キロを箱崎浜まで目指します。

 

9日の全流のお汐井とり見物客も多いです。

 

約1年ぶりに水法被やふんどしを締めた参加者

 

流れごとに一番から順番に箱崎浜へやってきて真砂をとっていくのです。

 

砂をとったあとは筥崎宮へ向かって参拝をし、櫛田神社に行き参拝をします。

 

7月1日~14日

 

飾り山一般公開

 

7月1日のご神入れを終えると博多の街中で飾り山の一般公開が始まります。

 

1日から9日までは「」の期間と言われ山笠は走りません

 

その分、ゆっくりと飾り山を見物することができるのです。

 

7月10日

 

流舁き

 

7月10日からの博多祇園山笠は「」の祭りへと切り替わります。

 

いよいよ舁き山が各流域の細い路地まで入り込んで舁き入れます。

 

コースが公式に公開されていないので解らないのですが、

 

勢い水(きおいみず)」の入ったバケツが沿道に置かれていれば舁き山がその道を通ります。

 

勢い水は舁き山が走るときにかけられる水です。

 

真夏の祭りなので舁き手たちの命の水とも言えるでしょう。

 

その水を勢いよく山笠に向かってかけるのです。

 

7月11日

 

朝山

 

「朝山」とは7月11日の午前5時から午前6時にかけて、

 

旧役員や功績者を接待し各流で行う行事で、これがご祝儀山とも呼ばれる所以です。

 

そして、子供たちも大人の山笠の台に特別に上がれるの日なのです。

 

早朝なので、舁き山をゆっくり見物することができるチャンスですね。

 

他流舁き

 

「朝山」が終わり約12時間後に「他流舁き」が行われます。

 

他の流域へ出て舁き入れる「陣中見舞い」的な行事です。

 

流がお互いに敬意を表すのです。

 

全流が行っているわけではありません。

 

「櫛田入り」の練習をする流もあります。

 

12日、15日に見れない人は練習ですが

 

「櫛田入り」をこの日に見学してみてはいかがでしょうか。

 

7月12日

 

追い山ならし

 

7月12日は「追い山ならし」といって

 

15日に行われる「追い山」の予行演習が行われます。

 

予行演習といっても本番さながらの勢いがあります。

 

コースは「追い山」よりも短いです。

 

15日に見られない方はここで雰囲気を堪能しましょう。

 

7月13日

 

集団山見せ

 

「集団山見せ」は舁き山が博多の地区を超えて福岡の中心部へ渡る唯一の日です。

 

すべての流の舁き山が福岡市役所前のを目指すのです。

 

最近の人気はこの日の「櫛田入り」です。

 

4つの流が「集団山見せ」のあと櫛田神社に立ち寄り「櫛田入り」を行います。

 

7月14日

 

流舁き

 

前日に「流舁き」が行われます。

 

2週間行われてきた祭りの終わりを翌日に控え、最後の「流舁き」となります。

 

7月15日

 

追い山

 

いよいよ博多祇園山笠のフィナーレです。

 

早朝4時59分から一番山笠を皮切りに「櫛田入り」がはじまります。

 

その後5分間隔で出発5kmの道のりを須崎町の廻り止めまで走破しタイムを競います

以下2017年の様子ですが凄まじい人々の熱量・迫力です!

 

すべての山笠が「櫛田入り」を終えたら、

 

櫛田神社境内にある能舞台で「鎮めの能をします。

 

この能が始まるのは午前6時ころからです。

 

早朝から「追い山」で騒然としていた境内が静まり返るときです。

 

山崩し

 

そして15日は「山崩し」も行われ、山笠の飾りつけを一気に取り外し、

 

山笠の取り壊しが行われます

 

山崩しが終了すれば町は一気にいつもの博多にもどります。

 



 

女子ふんどし問題とは?

博多祇園山笠は水法被ふんどしを締めて参加するのが鉄則で、

 

女人禁制のお祭りとされています。

 

しかし女人禁制でありながら「女子ふんどし」という問題もあるのです。

 

その背景ですが、博多祇園山笠は1970年から子供山笠がはじまりました。

 

子供山笠も男子のみの参加が許されているのですが、

 

小学4年生までの女の子は参加可能なのです。

 

もちろん、水法被とふんどしを締めなければなりません。

 

「小学4年生」までというのは、女性としての成長過程(生理)を基準としたものです。

 

それよりも年上の女子は参加が不可となっています。

 

しかし、不届き者が女児のふんどし姿をスマホで撮影し、

 

福岡県の男性が書類送検されたという事件が発生します。

 

これを発端に問題提議されるようになったのです。

 

女子もふんどしを締めなければならないのですが、

 

最近は

 

  • 半タコ
  • ブルマ
  • トランクス

 

を履いて、その上からふんどしを締めても良くなったとか。

 

キュウリ絶ちと女人絶ち

 

キュウリ絶ち

 

博多祇園山笠の時期はキュウリの売り上げが博多では減ります。

 

それは地域一帯でキュウリ絶ちをするからです。

 

学校給食のメニューでさえ、キュウリはありません。

 

なぜなら、キュウリを輪切りにした切り口がスサノオノミコトの神紋に似ているからです。

 

スサノオノミコトは櫛田神社のご祭神の1柱です。

 

その神の神紋を食べるとは畏れ多いと氏子が遠慮したのでそこから、

 

7月1日から15日の期間はキュウリを口にしないのです。

 

女人絶ち

 

博多祇園山笠ではお汐井取りで身を清めるのですが、

 

身を清めた日から祭りが終わるまで女性との接触を避けなければならないのです。

 



 

博多祇園山笠へのアクセスは?

 

櫛田神社へのアクセス方法です

 

福岡空港から電車で

 

北九州方面からお車で

 

熊本方面からお車で

 



 

博多祇園山笠とは? おわりに

7月の半月間、福岡の町が熱狂に包まれる博多祇園山笠、いかがでしたでしょうか。

 

今年2019年の博多祇園山笠は、海の日の3連休で締めくくられます。

 

あなたも「勢い水」をかけたり、浴びたり、「おっしょい、おっしょい」

 

と声をかけたりして、真夏の祭りを堪能してみてはいかがでしょうか。

 

きっと最高の夏の思い出になりますよ。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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