「福」と聞けば、パッと思いつくのはお祝い事や、お正月ですよね。
ちょっと前に高視聴率だった朝ドラ、チキンラーメン創業者「安藤百福さん」をモデルにして
「まんぷく」などなど、なんとなく明るい幸せなイメージが浮かびませんか??
世の中には、毎日を大切に生きるために、365日何かしらの記念日が制定されています。
もちろん「福の日」だってあるのです。
そこで今回は福の日について、いつなのか、由来や意味をわかりやすくご紹介しますね。
福の日とは?いつ?由来や意味は?
ここで、「福の日」を調べてみました。
すると、不思議なことが・・・・
なんと
2パターンある?!
「福の日」パターン① いつ?由来や意味は?
一つ目は、12月29日「ふく(29)」(福)と読む語呂合わせの記念日です。
「福の日」の由来や意味は?
「福」と聞けば、まるで伝統行事のような響きですが・・・
おせちの中に使われる、様々な水産練り製品などを製造・販売をする
株式会社紀文食品が制定したお正月準備のための記念日なのです。
と、いわれると
「紀文のかまぼこやはんぺんを買って、おせちのお重に入れてね♪」の日。
のようですが、
目的は正月行事本来の意味、いわれを知ることで福を招いてもらうことだそうです。
「福の日」パターン② いつ?由来や意味は?
同日の12月29日は、この日に買い物や大掃除をして正月に備えようという記念日です。
この日には、買い物や大掃除をして正月に備えようと提案しています。
そうすることで、「新しい年に福を招き、迎えられる」という意味なのですね。
記念日は総合食品商社の株式会社日本アクセスが制定し、
一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
同じ日に、目的を同じにした二つの団体が認定・登録しているのも珍しいですよね。
「 お正月のいわれ 」とは何だ?
そもそも、お正月の準備のほとんどは、
高い山から降りてくる「年神様」をお迎えするためのものだそうです。
- 「おせち料理」
年神様へのお供えとして準備します。 - 「祝箸(いわいばし)」
おせち料理を神様と一緒に食べるために準備します。 - 「しめ飾り」
「煤払い(すすはらい)」をして家をきれいにして、もともとは、家中にしめ縄を張り巡らせていたものが簡素化して、聖域としての結界を作るために準備します。 - 「門松」
年神様に見つけてもらう目印として玄関の前にたてておきます。 - 「鏡餅」
依代(よりしろ)=居場所として飾ります。
なんとなく続けていた習慣でも、それぞれの本来のいわれを知ると、
なかなか味わい深いものがありますね。
他にもあった「福の日」!!
「福」は「福」でも2月9日は、「大福の日」!!
毎月29日「に福を「ふ(2)く(9)」とパターン①と同じように読む語呂合わせから、
一年を通じてさまざまな季節の食材や景色を取り入れた商品があり
幸福な気持ちになれる和菓子の日として、和菓子の販売促進企画を進めることが目的に
2017年(平成29年)に、福の日にも出てきた
総合食品商社の株式会社日本アクセスが制定しました。
むしろ元祖?!2月9日は、「ふく(河豚)の日」でもあった!!
1981年に制定された「ふくの日」は、山口県下関市市の下関組合や販売店などの
フグに関わる大小30の団体が加盟している下関フグ連盟によって制定されました。
フグの日ではなく、ふくの日なのはなぜ?
山口県下関市では、「ふぐ」とにごらず「ふく」と呼んでいます。
というのも、フグだと「不遇」に通じ、
ふくは「福」につながるので「フグ」とは呼びません。
山口下関市では、2月9日の「ふくの日」には
下関市内の小中学校や幼稚園で「ふく鍋」が給食で出されたり、
例年2月9日に近い、11日の「建国記念の日」には、
ふくの取扱量日本一を誇る「南風泊(はえどまり)市場」において、
- ふく刺しやふく関連製品の即売
- 近海で獲れた新鮮な魚介類の即売
- 袋せりによるオークション
- ふくの料理教室
- ふく刺しなど豪華商品が当たる大抽選会
等が行われ、大勢の来場者で賑わいます。
特に先着1,000名様のふく鍋の無料提供は長蛇の列です
う、うらやましすぎます・・・・
福の日とは?いつ?由来や意味は? おわりに
国語辞典で「ふく 【福】」を調べると、
「さいわい。しあわせ。幸運。裕福な・こと(さま)。」
と、かかれています。
昔からよく聞くことわざにも「笑う門には福来たる」というのがありますよね。
「明るい笑い声が漏れている家庭は、健康に恵まれ、みんなが生き生きと暮らしていて、
幸せがやってくるという」意味です。
福の日には、1年の締めくくりとして身の周りを整頓し、年神様を迎える準備をすれば、
きっと笑い声のあふれる幸福をもたらしてもらえそうな気がしてきますよね。
ただし、福の反対は「禍(わざわ)い」です。
人生「福」ばかりとはいかないものです。
「福」にあぐらをかいていると、いつ「禍」が訪れてもおかしくないのです。
12月29日の「福の日」は、いまの自分自身を見つめなおすきっかけになれば
ますます「福」を呼ぶ力を蓄えられそうですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。