「ごめんなさい。。」
一言いえば、終わるのになぜか絶対に謝れない人って職場や周囲にいますよね。
なぜか人間は面白いもので、悪くないのにとりあえず謝る人もいます。
また、重大なミスをしたのに謝らず、他の人が尻拭いをする場合もあります。
今回は、なぜ素直に謝れない人が存在するのか。
謝れない人の心理や思考回路はどうなっているのか。
素直に謝れないのは発達障害という説は正しいか。
本人は実は直したいのか、などなど。
読んだら「なるほど」と共感できるように、わかりやすく整理していきます。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね。
謝れない人の心理は?
謝れない人には主に以下8つの特徴があるとされています。
異常に高いプライドを持つタイプ
プライドが異常に高く、どんなに自分が悪くても屁理屈で瞬時に相手のせいにしたり
「・・ふん、これは俺様が謝るほどのことでもないな」と思ったら疑いません。
ただ、プライドが高い人ほど自信がない傾向があり、
謝ると自分の値打ちが下がると感じています。
つまり、常にヘコヘコしていたらダサい、舐められる、下に見られる、
という謎の重圧と戦っているのです。
もはや「謝ったら負け」下手をすると「謝らなければ勝ち」とさえ思っています。
そう、、つまり、心にゆとりがない人なのです。。
また、常に周りを見下している傾向があり、王様気質で謝れない人もいます。
異常に高いプライドを持つタイプに有効な対策は?
無理に謝らせようとすると激しい喧嘩になります。
有効策は、その人がしたことで
- どんな被害を被ったか
- 状況がどれだけ悪くなったか
を、淡々と事実のみ冷静に報告するように伝えてみましょう。
プライドが高く謝らない人も、どこかで「あぁ、これどう見ても俺様まずいことをしたな」と
自覚して反省してもらえる可能性が若干ですがあります。
謝ってもらえなくても、被害がなくなれば一つの目的は達成といえるのではないでしょうか。
ただし、その場で謝ってもまず反省していないので再発するたびに丁寧に伝える努力が必要です。
絶対に負けられない戦いがあるタイプ
謝らない人の中にも、普段は謝れるけれど、
「そこは譲れない!」という謎のハードルにひっかかると決して謝らない人もいます。
何らかのこだわりに美学を感じ、アイデンティティまで昇華しているため、絶対に曲げたくない人です。。
このこだわりに酔っている節もあるため、
嫌われることになってでも謝らないことが俺様の魅力
と強情を張ってしまっています。
それまではどうだったかを思い出して、今回限り謝ってこないようなら、
その人にとってそれが大事なこだわりポイントだという理由が考えられます。
絶対に負けられない戦いがあるタイプに有効な対策は?
この場合も、謝るかどうかを問題とするのではなく、
対立している問題をどう解決するかを先に探っていきましょう。
なぜそこで折れることができないのか、
お互いに、喧嘩にならないように筋道立てて話し合います。
問題が片付けば、「あの時は言いすぎたな」と、
謝らない人も若干の面倒になった事への後悔くらいはしてくれるかもしれません。
普段は謝れるわけですから①よりはやりやすいですよね。
自分が常に正しいと思っているタイプ
常に「自分が正しい」と思っているため謝らない人もいます。
- 子供の頃から場の中心にいることが多かった人
- 多少わがままを許されて育ってきた人
- ちやほやされてきた人
にこのタイプが多いとされています。
問題はこの「常に」であり、甘やかされ自分のすることで反対されることが少なかったため、
「自分が間違っていることもある」という想像力が乏しいのです。
自分が常に正しいと思っているタイプに有効な対策は?
まともに向き合って、ぶつかり合うのも時間の無駄で、できるなら距離を置き、
「甘やかされてきたタイプだな」程度の気持ちで忘れるのがいいでしょう。
どうしても謝罪が必要な場面であれば、褒めたりおだてることで
「しょうがないな、俺様も少しだけ意味を取り違えてたかな」などと
上から目線で謝ってくる可能性もあるので、
増長させない程度に対応してみましょう。
謎の威厳を保ちたいタイプ
肩書のある役職など、ポジションが高いところにいることから
威厳を保つ理由で謝らない人もいます。
- 「謝ったら下の人間に付け込まれるんじゃないか」
- 「苦労して得たポジションを奪われるんじゃないか」
といった不安な心理があるため、謝らない人をあえて演じています。
ただ、名実ともに偉い人なら、場の雰囲気や部下のモチベーション維持のため、
素直に頭を下げることができます。
つまり、「うわー、あの人、偉くなったら謝らなくなった」
そんな人がいるなら、その人は内心、不安を抱えているといえます。
謎の威厳を保ちたいタイプに有効な対策は?
まず、このタイプの人にも、無理に謝らせようとすると激しい喧嘩になります。
あなたは労力を消費するだけなので、事実を淡々と報告するようにしましょう。
育ってきた文化上の理由で謝らないタイプ
外国人や帰国子女など、純粋に育ってきた文化が違うため
謝らない人もいます。
②で「謝ったら負け」の心理について説明しましたが、
本当に謝ったら負けになる文化の国や地域も存在します。
彼ら、彼女らも嫌われることは承知の上ですが、
自分の立場を守るためには仕方がないことなのです。
日本は島国で、諸外国から侵略されそうになることも少なかったため、
集団では和を重んじる文化が発達しました。
一方で、大陸にある国だと、いつ侵略されるかわからない背景がありました。
様々な民族や文化が入り混じり、
交渉や揉め事では「折れた時点」で負けになることが多いです。
そのため、文化として謝らない人が当たり前のようにいることも理解しておきましょう。
育ってきた文化上の理由で謝らないタイプにはどう対応する?
無理に誤らせる必要はないでしょう。
文化の違いなので話が平行線のままとなるからです。
ここでは文化的背景を理解して事実を述べ、敵意がないことを伝えることで、論点を文化の違いにすり替えて謝ってくれる可能性があります。
バツが悪いのが面倒なだけで謝らないタイプ
悪いことをしたなぁ、という自覚があっても、
バツが悪いという理由で謝れない人もいます。
内心、反省はしているのですが、なかなか素直になれない結果、
相手に謝れない人になってしまうのです。
そうこうしている間に、「何あの人?」と他の人からも白い目で見られて、
嫌われる人に。
とはいえ、本当は悪い人でも病気なのでもなく、単に不器用なだけです。
バツが悪いのが面倒なだけで謝らないタイプにはどう対応する?
これはトラブルを避けるつもりが、かえって嫌われるキャラになる損なタイプです。
悪気はないことを察したら、できれば第三者を挟んで丸くおさめられるよう根回ししましょう。
謝るのが怖いタイプ
- 謝ったら余計に悪者にされるのではないか?
- 嫌われるのではないか?
と考えてしまい、謝るのが怖くて謝らない人もいます。
先に紹介した「謝ったら負け」のような明確な判断基準を持っているのではなく、
単に「謝ったらこの先も不利になるのではないか?」という
憶測だけで怖がってしまっている人です。
その後どうなるかを考えると怖く、事が収束するのをひっそりと待っています。
謝るのが怖いタイプにはどう対応する?
どうやら悪気はなく、怖がっているだけなのかな、と思えるタイプがいますよね。
その場合、謝罪を求めるのではなく
同じことを繰り返さないように優しく注意するのが、
その後を円滑に進めていくポイントだといえます。
謝れない人は発達障害?
謝れない=発達障害というわけではありません。
とはいえ、発達障害の人は
- 「謝る」
- 「感謝する」
という類の行動が苦手な場合が非常に多い傾向があります。
なぜなら、「謝る」であれ、「感謝する」であれ、
相手の手間暇を
- 十分に理解出来る
- 追体験出来る
という脳機能が絶対に必要不可欠です。
しかし、脳に障害があるせいで、相手の労力が見えないことから、
どうしても追体験出来ない人もいます。
この場合、
- 具体的に何をどうしてほしいか
- その人が謝らないことでどう困るか
を決して怒らずに懇切丁寧にわかりやすく話す努力が、こちらに求められます。
それでもダメな場合は、あなたの人生を豊かにする人ではありません。
まず、少しずつ距離を置くようにしてみましょう。
謝れない人の心理は?発達障害?実は直したい?わかりやすくご説明 おわりに
素直になれるものなら直したいと思っていても、
人とのコミュニケーションが苦手な人は少なくありません。
子どもやプライベートであれば、会わなければ離れればいいのです。
でも、仕事となるとそうはいきませんよね。
謝らないから、という理由だけでこちらも感情を爆発させるのは避けて、
その人が謝らないなりにどう問題を解決できるか探ってみることで
あなた自身がより成長できるきっかけにもなるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。