「福岡さくらまつり」と聞くと
「へぇ九州でやってるのね」
と思いますよね。
違うんです。
「福岡さくらまつり」は九州ではなく
北陸・富山で行われている不思議なお祭りなのです。
その1キロに及ぶ両岸に咲き乱れるソメイヨシノ。
正直、「圧巻」の一言。
今回は富山の桜の名所と称され、
毎年多くの人が訪れている「福岡さくらまつり」について、
歴史や2020年の日程やアクセスもあわせてご紹介していきますね。
福岡さくらまつりとは?
富山県高岡市福岡町にある岸渡川(がんとがわ)桜並木で
行われているお祭りです。
なんと、この岸渡川沿いの桜並木は
「富山さくらの名所」にも選定されており、
「あれ、来てみたけど大したことないな」
ということが少ない、客観的に素晴らしい景色といえるでしょう。
岸渡川沿いの約1,000本のソメイヨシノが咲く頃、
まつりの始まりを祝うように、一帯が美しくライトアップされ、
川のせせらぎを聞きながら夜桜鑑賞が楽しめるようになります。
岸渡川舟くだりや能楽公演、屋台村やフリーマーケットなど、
数々の楽しい行事も開催されます。
屋台村では、
- 鯉胆
- 鯉の栄養ドリンク
- 菅笠
- つくりもん焼き
- 越中ふくおか安納芋のポタージュ
などの特産品も楽しめます。
福岡桜まつりで川から桜を楽しめる「舟下り」とは?
福岡さくら祭りが行われる中心会期の2日間、
舟下りは約700メートルにわたって行われます。
川の両岸にはソメイヨシノ千本が並び、ゆったりと舟に揺られながら花見、
家族でもカップルでも極上の時間を過ごすことができますよ。
- 費用
1人あたりの料金
大人(中学生以上)600円
子供(小学生以下)300円 - 申込方法:当日受付所で申し込むことが可能です。
- 受付時間:10時00分から15時00分まで
- 主催者:福岡さくらまつり実行委員会
- 電話
0766-64-1426(産業建設課)(平日9時~17時)
0766-64-4512(さくら会館)
川面から眺める桜のトンネルの中、
川のせせらぎを聞きながら幻想的な夜桜を楽しむことができます。
ライトアップは、日没から夜明けまで期間中されています。
福岡さくらまつりの歴史は?
昭和25年(1950)から昭和28年(1953)にかけて、
福岡町出身の事業家であった寿原外吉氏が
町にソメイヨシノ5,000本の苗木を川沿いに植栽したのが始まりです。
今では大きく育ったサクラが、
岸渡川の両岸に約1kmにおよぶさくらのトンネルをつくっており、
市民憩いの場となっています。
そして、川はその間を緩やかに蛇行しながら町の中を流れます。
ソメイヨシノの苗木5,000本が植えられて以来、
美しいさくらの名所として知られるようになりました。
先人が残したサクラを守り残そうと、町ぐるみでサクラを大切にしています。
現在もそのうちの約3,000本が、毎年色鮮やかなピンク色のトンネルをつくり、
町の「さくら通り」として、人々の憩いとふれあいの場となっています。
【富山】福岡さくらまつり 2020年の日程は?
毎年4月に行われている福岡さくらまつりは、
2020年で57回目を迎えます。
日程は桜の開花状況によって前後する場合がありますので
事前に公式サイトで確認してください。
開催予定日程:2020年4月1日~4月20日
福岡さくらまつり会場へのアクセスは?
- 住所:〒939-0117 富山県高岡市福岡町福岡新
- 電話番号:0766-64-1426 (福岡さくらまつり実行委員会)
北陸新幹線新高岡駅をご利用の場合
- 北陸新幹線新高岡駅下車後 城端線へ乗換えし 高岡駅へ
- 高岡駅にてあいの風とやま鉄道線へ乗換えし 福岡駅へ
- あいの風とやま鉄道福岡駅下車後徒歩約5分
車を利用する場合
- 高岡市役所福岡総合行政センターより徒歩約10分
- 駐車場:あり(300台)
駐車場については、
高岡市役所福岡総合行政センターまたはUホールをご利用ください。
当日は大変混雑しますので、公共交通の利用がおすすめです!
【富山】福岡さくらまつりとは?歴史や2020日程、アクセスは? おわりに
いかがでしょうか。寒い冬が来ると待ち遠しくなるのが桜の季節。
富山県の桜の名所「福岡さくらまつり」では、桜だけでなく、
桜のトンネルを通りながらフリーマーケットでお買い物やイベントも
楽しむことができます。
桜が散り始めても、川面には落ちた花びらが浮かび、
幻想的なピンク色のじゅうたんとなります。
岸渡川沿いには、スイセンやチューリップなど、
他の花もあり、ピンク色の桜をより幻想的に演出されており、
岸渡川に架かる橋を巡るウォーキングコースに沿って、
市街地を流れる後述する6つの橋には町の特色を活かした高欄が架けられ、
それぞれ違った視点での桜を愉しむことができます。
- 梨木橋(なしきばし)
- 唐俣橋(とうまたはし)
- 福岡橋(ふくおかはし)
- 岸渡橋(がんどばし)
- 洗心橋(せんしんはし)
- 新岸渡橋(しんがんどばし)
各地の橋の欄干にはその地域をイメージした図柄が描かれておりますので、
ぜひ、ウォーキングしながら橋を巡ってみてくださいね。
まだまだ寒い日が続きますが、あなたも桜が咲く春の予定を立ててみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。