男性のあなた、毎朝のひげのお手入れどのようになさっていますか?
一言でいえば、日々ほんとうに心から面倒くさいですよね。
「朝しっかり剃っても夕方には青ひげが出てきてしまう」
「シェービング用品代も高く馬鹿にならない」
人によって様々なお悩みをお持ちの方も多いはず。
あなたがひげ剃りに1日5分費やしているとしましょう。
なんと、年間365日で約30時間(約1,825分)。
これは今あなたが30歳だとして60歳の定年まで
30年間で約900時間、これは37日分に相当します。
この37日間は不眠不休で髭をそり続けている37日間です。
シェービング用品代にくわえ、肌へのダメージも相当深刻なものでしょう。
今回は、そんなわずらわしい思いから解消できる「ひげ脱毛」について、
そのメリットとデメリットや医療系がおすすめされる理由を考察していきます。
ひげ脱毛って何?
毎日剃っても剃っても生えてくるひげ。
中東の国でひげが重要な役割を持つならまだしも、
むしろ無精ひげがあると相手に失礼な印象すら与えてしまう日本では、
役者さんでもない限り、永久に生えてこなくも問題がないものです。
ひげ脱毛は毛の生えてくる仕組みに様々な方法でアプローチをして、毛を生えてこなくします。
そして、ひげ脱毛は大きく分けて3種類あります。
ただ、「永久脱毛」を名乗れるのはそのうちの2つだけなんです。
方法を間違えるとせっかく施術をしてもすぐに生えてきてしまい、再度施術をすることになります。
ひげ脱毛3種類のうちオススメは?
まず、ひげ脱毛の種類について、それぞれメリット、デメリットがあるので把握しておきましょう。
①医療レーザー脱毛
クリニックや病院などの医療機関でのみ受けられる脱毛方法です。
毛に色をつけているメラニン色素に反応するレーザーを照射し、光で周辺の発毛組織を破壊します。
レーザー機器を使用した脱毛は医療行為にあたるため、病院やクリニックなどの医療機関のみで扱われています。
高出力なレーザーを照射するため、施術箇所に強い痛みが起こります。
一つのメリットとして、医療機関なので痛みや炎症には麻酔クリームや抗炎症薬で対処してもらえます。
(基本的にひげ脱毛は健康保険の適用外となります。)
デメリットとして、医療レーザー脱毛は「永久脱毛」を名乗れますが、
レーザー脱毛は毛穴に直接施術をするわけではなく、照射した部位の毛のメラニン色素に反応して脱毛をします。
そのため、毛の色が薄い部分、照射できない箇所には使えない点があります。
②ニードル脱毛
医療レーザー脱毛が登場する前に主流だった脱毛法です。
特殊な電気針を毛穴に挿入し、電流や高周波を流し、それが毛根にダメージを与え、「毛乳頭(もうにゅうとう)」という毛を作る細胞を破壊し、毛を生えさせなくします。
毛を生み出す毛乳頭を破壊するので、施術をすれば完全に毛が生えてこなくなります。
デメリットとしては、直接針を差し込むのでかなり痛いです。
ニードル脱毛もクリニックなどの医療機関で施術が受けられます。
③フラッシュ脱毛
フラッシュ脱毛は、医療レーザー脱毛と同じくメラニン色素に反応するレーザーを照射します。
医療レーザー脱毛よりも出力が低く、発毛組織を破壊できません。
そのため、「永久脱毛」を標ぼうできませんが、減毛効果が期待できます。
フラッシュ脱毛は美容サロンで受けられます。
デメリットとして、美容サロンでは麻酔クリームなどを使えない上、炎症などが起きたときに対処してもらえません。
このようにひげ脱毛には3つの方法があります。
そして、施術を受ける場所は「病院・クリニック」か「美容サロン」の2つに分かれます。
どちらを選ぶかはその人の都合次第ですが、慎重に考えるようにしましょう。
ひげ脱毛のメリット、デメリットとは?
あなたがひげ脱毛に求めているものは何でしょうか?
どのような施術を選び、どのような機関で施術を受けますか?
ここでは、ひげ脱毛のメリット、デメリットを通して考えていきましょう。
メリット
①清潔感のある見た目になれる。
②毎朝の髭剃りのわずらわしさから解放される。
③シェービングアイテムの購入の必要がなくなる。
④シェービングによる肌トラブルがなくなり肌がきれいになる。
⑤夜になっても青ひげが生えてこない。
⑥自分で剃りにくいところも処理できる。
デメリット
①本当に毛が生えなくなってしまうので後々ジョニーデップみたいな髭を生やしたくてもできない。
②施術はかなり痛い
③一時的に毛が太くなる
④日焼けができない
⑤ひげが濃いと費用がかさむ
⑥薄くても脱毛は一年はかかる
⑦肌トラブルが多くなる
このようにひげ脱毛にはデメリットもたくさんあります。
困難の多さにくじけてしまいそうですね。でも、大丈夫!次の項目ではひげ脱毛のデメリットとその解消法を考えていきましょう。
ひげ脱毛のデメリットと解消法
ひげ脱毛にはいくつかのデメリットがあります。
しかしながら、そのデメリットはやり方を工夫すれば解消し得るのです。
ここでは数々のデメリットの理由と、その解消法について考えていきましょう。
①本当に毛が生えなくなってしまうので後々ジョニーデップみたいな髭を生やしたくてもできない。
ひげの永久脱毛は毛を作り出す機能自体を失わせます。そのため、半永久的に毛が生えてこなくなります。
脱毛した後で「ツルツルがあまり似合わないな」と思っても取り戻せないのです。
ひげの濃さを調整しながら施術を行ってくれるクリニックもありますが、
後々ジョニーデップ主演の映画を見て「俺もひげを伸ばそう」と思っても、二度と生えてこないのです。
②施術はかなり痛い
医療レーザー脱毛は個人差はありますが、「輪ゴム」で弾かれたような痛みを感じます(ニードル脱毛はそれを上回る痛み)
フラッシュ脱毛はあまり痛みを感じませんが効果が薄いようです。
クリニックならば麻酔クリームを使えるので、痛みに弱い方はクリニックを選択した方が良いでしょう。
③一時的に毛が太くなる
医療レーザー脱毛では照射によってかえって毛が太くなってしまう「硬毛化(こうもうか)」という現象が起こる場合があります。
「硬毛化」の原因は不明ですが、レーザー照射が不十分だと毛の細胞が活性化するからではないかと考えられています。
産毛が多い場所に起きやすい現象のようですので、産毛の多い方はよく相談して施術法を決めると良いでしょう。
ニードル脱毛は「硬毛化」のリスクがないのでそちらを選ぶのも良いでしょう。ただしニードル脱毛はとても痛いという欠点があります。
④日焼けができない
医療レーザー脱毛はメラニン色素に反応する性質を利用しています。そのため、過度な日焼けをしていると施術が受けられません。
レーザーが日焼け肌にも反応して、火傷を起こしてしまうためです。
ひげ脱毛をしている間はなるべく肌を焼かないようにしなければいけません。
もっとも、対処法はあります。
・日焼けに反応しないニードル脱毛を選択する。
・最近は日焼けをしても施術可能な医療レーザー技術ができたので、取り扱っているクリニックを選び脱毛する。
ただし、日焼けでも施術可能な医療レーザーの技術は、まだ普及していないため取り扱っていないところの方が多いです。
⑤ひげが濃いと費用がかさむ
ひげが濃いと施術回数が増えてしまい、費用もかかってきます。
少しでも安くしたければ、ひげの濃い男性はクリニックを選びましょう。
ひげの濃い男性は効果の薄いフラッシュ脱毛だと時間がかかり、費用が高くなってしまうため、クリニックを選んだほうが結果的には安くなります。
美容サロンは施術する髭の本数に応じて値段が決まるため、髭が濃い方はクリニックのほうがお得なのです。
⑥薄くても脱毛は一年はかかる
ひげ脱毛は毛が生え揃う周期に合わせて行います。
ひげが薄くても3~6回、期間にして半年から1年は通院すると考えたほうがいいでしょう。
最初のカウンセリングで何回くらいできれいになるか相談して一番コストパフォーマンスの良いプランを選びましょう。
⑦肌トラブルが多くなりがち
医療レーザー脱毛でもニードル脱毛でも、施術は肌に強いダメージを与えます。
ニードル脱毛の場合、針を差し込んだ毛穴周辺に負担がかかり、施術から数日赤みや腫れが出ることがあります。
医療レーザー脱毛の場合、レーザーを肌に照射するため、日焼けの後のようなヒリヒリを感じ、肌が乾燥します。
また、どちらの場合も傷ついた箇所に細菌が感染して炎症を起こすことがあります。
フラッシュ脱毛は比較的トラブルが起こりづらい一方、効果が薄いです。
このような肌トラブルをなくすには、施術の前後にしっかりと肌の乾燥を防ぐ必要があります。化粧水などでしっかりと保湿して下さい。
それでもトラブルが起こってしまった場合はクリニックで治療を受けましょう。
ひげ脱毛どこでする?おすすめは医療系!
ひげ脱毛にはデメリットもあるけれども、乗り越える方法があることがわかりましたね。
では、ここであなたに質問です。
「あなたがひげ脱毛をするなら美容サロン?それとも病院やクリニックなどの医療系?」
著者のおすすめは断然医療系です。
全ての理由は上に書いたデメリットの解消法にあります。
何かトラブルが起きたときに万全のケアが整っているのは医療系機関なのです。
それでも、美容サロンで行うフラッシュ脱毛には「費用が安い」、「あまり痛くない」というメリットがありますので、そちらを優先させるのも良いでしょう。
さて、「サロンは安い」というけれど、どれくらい違うのか?最後に、費用について考えてみましょう。
ひげ脱毛の費用やオプション料金はどれくらい?
さて、ひげ脱毛の費用の相場を調べてみましょう。
以下は鼻下、口下、あごの三か所を脱毛した場合の目安になります。
①医療レーザー脱毛(クリニック)
1回 2~3万円
5回 7~10万円
10回 18~20万円
②ニードル脱毛(クリニック)
1回 7~10万円
5回 15~20万円
10回 30~40万円
③フラッシュ脱毛(サロン)
1回 1~2万円
5回 5~8万円
10回 15~18万円
この他ににもオプション料がかかる場合があります。
・キャンセル料 2,000 ~ 3,000円ほど
・剃毛料 1,000 ~ 3,000円ほど
・麻酔料 1,000 ~ 2,000円ほど
ほとんどのクリニック、サロンでは複数回利用する方向けにお得になるプランがあります。
ぜひ、参考にしてみて下さいね。
ひげ脱毛とは?メリットとデメリットや医療系がおすすめされる理由は? おわりに
いかがでしたか?
わずらわしいひげ剃りから解放されるための「ひげ脱毛」ですが、色々なメリット、デメリットがあります。
清潔感のあるすべすべ肌になるためには、痛みや費用の壁を乗り越えないとなりません。
しかし、苦労の先にはきっと30年間で不眠不休37日間も髭をそり続けなければならない刑から解放された自由が待っています。
ただし、検討中の方はくれぐれも、クリニックの先生に無料カウンセリングを受けて、色々な事を相談してから最適な方法を選んで、決めてみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。