集中治療室（ICU）とは？費用や保険は？コロナ禍で面会できるの？

最近、新型コロナウイルス（以下、コロナ）関連のニュースで

ＩＣＵという単語をよく耳にします。

医療ドラマによく出てくる単語なのでご存じの方も多いでしょうが、

ＩＣＵとは集中治療室のことです。

「ＩＣＵって機械がいっぱいあるよね。何をしているんだろう？」

「ＩＣＵってものすごく高そうだけれど、入院費はどれくらいになるの？ちゃんと支払えるかな？」

そんなことを考えたことはありませんか？

集中治療室とは実際にはどのようなことをしているところなのでしょう？

また、集中治療室は高額なイメージがありますが、

実際にはどれくらい費用がかかるのでしょうか？

集中治療室（ＩＣＵ）とは？

集中治療室（ＩＣＵ）とは、病院内の施設の名称です。

急性心不全（きゅうせいしんふぜん）や脳卒中（のうそっちゅう）、

致死性不整脈（ちしせいふせいみゃく）といった急性症状を起こした患者のほか、

高度な術後管理が必要な患者などが収容されます。

集中治療室では重篤な急性機能不全（きゅうせいきのうふぜん）の患者を２４時間体制で管理し、

より効果的な治療を施すことを目指します。

集中治療室(ＩＣＵ）の費用はどれくらい？

気になるのは集中治療室の費用ですよね。

２４時間体制で見守ってくれて、かなりの数の機械を作動させているわけですから、

当然高額になることが予想されます。

ＩＣＵの入院料金は一般病棟の入院料金のおよそ１０倍となります。

モニターをつけられて、看護師２人で１人の患者を看護する費用です。

その他に治療費として以下の費用がかかる場合もあります。

集中治療室（ＩＣＵ）に保険は使える？

高額療養費制度とは、医療費の家計負担が重くならないよう

医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が

１か月で上限額を超えた場合その超えた額を支給する制度です。

上限額は、年齢や所得に応じて決まっています。

ＩＣＵでの面会方法、コロナ禍では？

集中治療室での面会はどのように行うのでしょうか。

集中治療室は重篤な患者のみが入院しており、免疫力が落ちていることから、

感染症予防のため、人数と時間を制限されています。

そのため面会は家族のみとなっているところが多いです。

ある病院を例にして面会方法を見てみましょう。

面会の手順

①まず入り口のインターフォンを押して面会を依頼する。
②手指の消毒と検温を行う。
②面会名簿に記入する
③専用スリッパ、帽子、ガウン、マスクを身に着ける。
④手指の消毒、フェイスシールドを身につける。

注意事項

面会は５～１０分以内、
入室は１回につき４名まで、家族のみ限定。
手術後の面会に関しては、手術後一回のみ。
風邪をひかれている人、子供（中学生以下）、家族以外の方のご面会は基本的に禁止。
見舞い品の持ち込みは禁止。

集中治療室（ＩＣＵ）とは？費用や保険は？コロナ禍で面会できるの？　おわりに

いかがでしたでしょうか。

集中治療室は命を守るために大事な施設ですが、莫大な費用がかかることがわかりました。

実際の費用を見てみたらとても払いきれない、借金するしかないと思いがちですが、

高額療養費制度を利用すれば治療費は後々返ってきます。

日本は国民皆保険であり、国民を助ける制度は数多くありますので、

しっかりと調べて申請していくようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。