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先物取引とは?英語でなんていうの?仕組みをわかりやすくご紹介


コロナ禍で経済の停滞が心配な世の中、

 

ご自身の懐も心配な今日ごろではありませんか?

 

御パンダ
今はGoToキャンペーンがあるけど、将来的には値上がりするんだろうな。
合理天狗
消費税の引き上げも現実味を帯びてきたな・・・

一時給付金が手に入ったとは言え、

 

少しでも欲しいものはお得に買いたいもの。

 

特に高額な商品の購入は慎重になりますね。

 

そんな時にちょっと覚えておいて欲しいキーワード、

 

それが今回ご紹介する「先物取引」です!

 

御パンダ
先物取引って言葉は聞いたことがあるけど、実は良くわかんないんだよね。
合理天狗
うむ、適正な価値で取引するための合理的な手段だな。

どうやら、今回は合理天狗くんが詳しそうですので、

 

ここから先は合理天狗くんに仕組みをわかりやすく教えてもらいましょう!
 



 

先物取引って、英語でなんていうの? どんな仕組み?

 

合理天狗
俺様が英語を話すのは何だか解せないが・・・
先物取引は英語で「Futures contract」と言う。

単語を直訳すると「未来に契約する」となりますが、

 

まさにそうした仕組みを指します。

 

例えば、御パンダくんが彼女さんにダイヤモンドの指輪を贈ろう!と決めたら、

 

まず予算を決めて、それまで貯金しようと思いますよね。

 

合理天狗
まぁ、この話はフィクションだから深く追求せずに。
御パンダ
余計な注釈はいいから!

 

じゃあダイヤモンドの指輪のためにいくら用意すれば良いの?

 

と考えたときに、宝石類相場景気で、

 

今日の価格がそのまま将来も据え置きされるかはわかりません

 

せっかく今の値段まで貯金しても、

 

5年後に御パンダくんが宝石店に行ってみたら、

 

5年前に決めた貯金額では足りなかった・・・

 

というケースが起こる可能性があります。

合理天狗
まぁ、その彼女さんとやらが5年も待ってくれるかは別の話だ。
御パンダ
どうせフィクションなんでしょ!そこはスルーしていいから。

そこで、御パンダくんは

 

この金額で5年後に買いますから、取り置きしておいてください!

 

と宝石店に交渉します。

 

人の好い宝石店は「けなげなパンダだな」と感動して、

 

現時点の価格で5年後も購入できるように契約してくれました。

 

御パンダ
なるほど!フィクションの内容は置いておいて、人情あふれる制度ってことだね。
これからは、全部の買い物を先物取引にすれば良いんじゃない?
合理天狗
まてまて、そこはデメリットも良く知っておくように。
御パンダ
え、デメリットって何?

 

では次からは、先物取引のメリットとデメリットについて、合理天狗くんに教えてもらいましょう。
 



 

先物取引は夢の制度!? メリットとデメリットは?

 

先物取引のメリットは、先に紹介した御パンダくんフィクション例のように、

 

リスクヘッジとして利用できることです。

 

御パンダ
ちょっと待って、「リスクヘッジ」って何??
合理天狗
危険を予測して、回避できるように対策することだ。

リスクヘッジという言葉はもともと金融取引で使用されているもので、

 

投資の分散などを目的に対策することを指します。

 

つまり将来的に値上がりしてしまう

 

「将来的な危機(リスク)」を回避するために「防止策(ヘッジ[hedge])」を取るのが

 

先物取引です。

 

御パンダ
”備えあれば憂いなし”だね!デメリットなんて無いよ?
合理天狗
では、将来的に想定したリスクが起きなかったら、どうなる?

御パンダくんフィクションの例には続きがありました。

 

御パンダくんはダイヤモンドの指輪を100万円で宝石店と契約し、

 

せっせと節約して貯金に励みました。

 

5年後に無事貯金額が100万円に達した御パンダくんは、

 

意気揚々と宝石店に向かいます。

 

ご契約していた指輪はこちらです~

 

と店員さんが笑顔で差し出した指輪のその横に、

 

もっとカラット数の大きいダイヤモンドの指輪が、80万円で売っていた!

御パンダ
ちょっと待って!!こっちのほうがダイヤ大きいし安い!こっちの指輪を下さい!!
合理天狗
(店員口調)お客様~こちらをお求めになるのはかまいませんが、5年前に契約した最初の指輪も
お約束通り購入していただかないと困りますぅ~
御パンダ
でも、ダイヤの大きさが違うし・・・ホントにこれが100万円?
合理天狗
(店員口調)5年後現在の小売価格は、75万円となっておりますがぁ~
お客様は既に100万円でご契約頂いていますので、100万円お支払いくださいねぇ~
御パンダ
えー!!それじゃ結局僕が25万円も損してるじゃないか!!
合理天狗
(素に戻る)えー、オッホン、そういう羽目になるのがデメリットだ。

つまり将来的に価格が下がってしまう場合は、実質損してしまうのが

 

先物取引のデメリットです。

 

住宅ローン

 

  • 「固定金利」
  • 「変動金利」

 

などの仕組みも、先物取引に近いかもしれません。

固定金利」は35年ローンでずっと同じ金利を負担すれば良いですが、

 

変動金利より若干高めです。

 

変動金利」は金利が固定金利より低いことが多いですが、

 

世間の景気によって度々変動するので

 

固定金利の金額よりもずっとお高い利率を支払う可能性があるのです。

 

変動金利を使って、途中自分が失業した時に

 

金利が爆上げしてしまって支払えなくなっちゃった・・・

 

そんなリスクに備えたい場合は、

 

固定金利月々一定額を支払えるようにしておこう、と考えますね。

 

でも実際35年経ってみたら、変動金利が固定金利を上回ることが無かった

 

としたら、結構な金額を無駄に支払ってしまった

 

と言うデメリットも背負っているのです。

 

このような視点で考えると、

 

固定金利で住宅ローン=先物取引で契約する

 

と言えるかもしれません。
 



 

先物取引とは?英語でなんていうの?仕組みをわかりやすくご紹介 おわりに

 

いかがでしたでしょうか。

 

先物取引は将来的な値上げに伴うリスクを軽減するために有効な対策手段ですが、

 

将来価格が下落した場合は割高になるデメリットも考慮しておきましょう。

 

御パンダ
じゃぁ僕も早速、全世界のブランド笹を先物取引しようかな!
合理天狗
・・・やっぱりお前は、色気より食い気だな・・・

最後までお読みいただきありがとうございました。

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