パートナーとのスキンシップで欠かせないセックス。
しかし、最近全然してないな、したいのにしてないなと
パートナーとのセックスレスで悩む人は少なくありません。
(当サイトでは関連記事「セックスレスの夫婦20代、30代、40代の割合は?離婚の基準は?」も好評だったのでご興味のある方は是非ご覧ください。)
特にセックスレスは人に相談しづらいと感じている人が多く、
時にはセックスレスを原因に別れにつながることもあります。
今回はセックスレスについて切り込んで考えていきたいと思います。
セックスレスとは?期間はどのくらいから?
セックスレスとは、日本性科学会の定義によると、
「病気など特別な事情がないのに、1ヶ月以上性交渉がないカップル」
とされています。
しかし、一般的に
「カップルのうち、どちらかがセックスをしたいと望んでいるのに、長期間それができない状態」
をまとめて「セックスレス」と呼んでいることが多いようです。
この定義の中には、セックスそのものの行為のほかにも、
キスや愛撫(あいぶ)などの「セクシュアル・コンタクト」と呼ばれる触れ合いも含まれています。
セックスができなくても、パートナーと触れ合う時間が定期的にあるカップルは
セックスレスの定義からは外れることとなります。
しかし、人によってセックスレスだと感じる期間は様々でしょう。
一週間してないとセックスレスと思う方もいるでしょうし、
半年に一回でもセックスレスだと思わない方もいるでしょう。
ではあなたのパートナーは本当に同じように思っているでしょうか。
お互いの意識のすり合わせをしたくとも、特に男性はプライドがあったりと、
何かと話題にしづらいと感じがちなのがセックスレスの問題の根をさらに深めているとも言えます。
セックスレスであることでデメリットになることは
・夫婦仲の悪化の原因に
一方がしたいと思っているのに、もう一方がしたくないという理由で不仲になるのは悲しいことです。
しかし、夫婦の欲求が完全に一致することは稀で、
欲求が満たされないと不機嫌になるのは当たり前と言えば当たり前かもしれません。
・浮気の原因にも
前述の夫婦の不仲と近いものがありますが、
人間も動物なので、したいのにパートナーとできないのであれば、
他の人で済ませようと考えてしまう人もいるでしょう。
あなたのパートナーがそうではないと言い切れる人、気づかれないようにしてくれればよいという人、様々ですが、
どうしても浮気の一因となってしまうのも確かです。
・ストレスを感じやすい
充実したセックスは精神安定にも繋がります。
互いへの愛情を確認できる行為なだけに、その役割は大きいものでしょう。
安定していない精神状態ではストレスを感じやすくなり、それがさらに重圧となり、
セックスがうまくいかなくなる悪循環に陥っているカップルも多いでしょう。
・老いを感じさせやすくなる
海外ではアンチエイジング目的でセックスを行うと公言する人もいます。
セックスをすることで女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌を促したり、
男性の精子の質があがったり、前立腺がんの予防になるというデータもあり、
セックスレス夫婦と定期的にセックスをしている60代のカップルを比べた場合、
セックスレス夫婦は平均5~7歳も老けて見えるという報告もあるくらいです。
ではセックスレスの原因はどのようなものが考えられるのでしょうか。
セックスレスとは?原因はなに?
セックスしたくない理由としてセックスを断る側が良く挙げる理由を調べてみました。
(2) ストレスが溜まっている
(3) したいけどめんどくさい(面倒。1人で処理したほうが楽)
(4) 時間がない
これらは仕事が忙し過ぎてキャパオーバーになってしまっていたり、
疲労やストレスにより、性欲や体力が衰え、誘われても面倒くさかったり、睡眠欲が勝ってしまったりする場合、
雰囲気づくりができないなどの理由もあるでしょう。
(6) 相手に性欲を感じない(パートナーが“家族”になってしまった、“家族”に変なことはできない)
これらはお互いへの愛情の質が一緒に生活する中で変化してしまったケースですね。
愛情が深まった代償として異性として見られない、性欲を感じない―これは言われてショックを受ける理由と言えるでしょう。
(8) 産後に多いホルモンの乱れ
こちらは身体的理由ですので、パートナーに打ち明けていればセックスレスとは言わない理由なのですが、
勃起不全(ED)や、産後のホルモンで意味が自分でもコントロールできないのに・・と打ち明けられないという人も多いです。
(10) また拒否されるのは嫌だ
これは心理的な理由ですね。
子どもがほしいからとセックスを迫られ続けると
「俺は種馬なのか」「私は畑じゃない」と男女ともにセックスに嫌悪を感じるようになることもあるようです。
また、「したい」と誘ったのに「今日はいい」と断られたことのある人は
『また誘って断られたら恥ずかしい』
『性欲旺盛で盛っていると思われたくない』
などという理由で誘いづらくなり、そのままセックスレスに…という声もよく聞かれます。
それではどのようにしてセックスレスを解消していけばいいのでしょうか。
セックスレスとは?解消法を考察
身体的に疲れている、眠りたい、ストレスが溜まっているなどの物理的な疲れを解消する方法として、
一緒に温泉に行く、おいしいものを食べるなど、人によって対応方法はさまざまです。
パートナーの疲れを癒すためにできることを二人で考えてみるのはいかがでしょうか。
・おいしいものを食べる
・思い切って有休などお休みをとってみる
・一人の時間を作ってあげる
ストレスの原因を突き止めるために会話をするのが最重要ですが、
お互いに思いやりをもって接することができるとここは解決しやすいでしょう。
パートナーを異性として見られなくなってしまった、家族になってしまったなど、
ともに暮らす中で愛情の質が変化してしまいそうなときにできることは、
恋人時代の自分を思い浮かべてください。
デートの前の日、明日はどの服を着て、今からどんな体のケアをして、いかにデートの時に最高の自分でいられるかを考えていませんでしたか?
現在、魅力を感じなくなってしまう可能性のあることをしてしまっていませんか。
□1日中パジャマ・部屋着でいる
□身だしなみ(髪形・服装)が整っていない
□体重の増加・体型が崩れている
□体臭・加齢臭がきつくなる
□汗や油脂で湿っている
□清潔にしていない
これらは一例ですが、今から意識を変えケアすることはできます。
もちろん一方だけがそのような状態であるとは言えません。
お互いに『親しき中にも礼儀あり』と普段から意識することができれば、
おのずと相手を異性として再認識できるようになるはずです。
性機能の衰えや産後のホルモン異常は早めに病院へかかることをお勧めします。
誰にでも起こることですが、そのせいで不仲になるのはお互い不本意でしょう。
子どもがほしいと願っていると、タイミング指導では排卵日付近でのセックスを指示されます。
指示されると逆にしたくなくなる心理が働いてしまいがちですが、
可能な限り指示された日以外からセックスをしていればそんな圧を感じにくいため、
自然なコミュニケーションとしてのセックスを楽しんでみるようにしましょう。
セックスレスとは?期間はどれくらいから?原因と解消法を考察 おわりに
いかがでしたでしょうか。
セックスレスの定義や原因となりそうなこと、解消法の一例を紹介してみましたが、
そんなのわかっているよ、そのくらいで解消できるならもう解消しているよと考えられた方もいるでしょう。
そう、解消するのは本人たちの意識次第なのです。
相手に大事にしてもらいたいのであれば自分から相手を大事にしてみましょう。
セックスとは性的な快楽だけではなく、お互いを愛しているよというコミュニケーションなのです。
相手好みの服を着てみる、相手の好きそうなものを用意してみる、
手をつなぐところから始めてみる…きっかけはパートナーごとに異なるかと思いますが、
よりお互いのことを思いあえるようになるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。