あなたはウェイブをご存知ですか。
ウェイブ?
波?
と思いますよね。
驚くなかれ、ウェイブとは格闘術の一つなのです。
ウェイブは2016年に公開された映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』。
その中で主人公の雨宮兄弟(TAKAHIRO、登坂広臣)も用いた戦闘術
『ゼロレンジコンバット(零距離戦闘術)』
の基本動作のひとつなのです。
映画をご覧になられた方なら
「あぁ!あれか!あのすごい動きは脳裏に焼き付いてる!!」
とお分かりいただけるかと思います。
今日はそんなウェイブについて調べてみようと思います。
ウェイブとは?
「ウェイブ」とは体幹を保ったまま、肩甲骨を柔軟に回すことにより力を波のように伝達させる技術のことです。
前述のゼロレンジコンバット(零距離戦闘術)の基本動作がウェイブと呼ばれます。
肩甲骨を回して攻撃を受け流し、
肩甲骨を回して波のように拳に力を伝えて相手を攻撃するのです。
こちらの動画内でもあるように
力まかせにするのではなく、自身の骨を動かすことで相手から来た力を受け流したり、返したりして相手を制圧します。
さて、先ほどから何度も出てきた、「ゼロレンジコンバット」
これは稲川義貴氏が創設した日本古来の動きや武術、精神をベースにした戦闘術だそうです。
陸上自衛隊や警察大学校でも取り入れられており、スポーツというより、実践的な格闘術と呼べるでしょう。
ウェイブとは?坂口拓さんの肩甲骨が凄い!
このゼロレンジコンバットの創始者、稲川義孝氏を師と仰ぎ、
ウェイブマスターとして活躍されているのが2020年9月現在、
45歳の俳優 坂口拓さんです。
TAK∴名義やアクション監督時には匠馬敏郎名義でご活躍しています。
2019年に公開された映画「キングダム」ではラスボスの左慈役で一躍有名になりました。
そして今年2020年8月から全国の劇場で公開されている映画『狂武蔵』では
主演の宮本武蔵役を熱演されている方です。
何がすごいってこの方のアクション。
映画「狂武蔵」では77分間ワンシーンワンカットで延べ588人もの剣士と死闘を繰り広げています。
よりリアルを追求し、自身を忍者と名乗る彼のウェイブはすごいの一言です。
こちら、映画「狂武蔵」の公開初日会見でお話していたウェイブの解説の様子です。
早すぎて何が起こったのかわからないと思われたあなた。
坂口拓さんのYouTubeチャンネルではわかりやすく解説してくれていますので是非ご覧ください。
ウェイブは肩甲骨を回すことにより、力を伝える戦闘術なのですが、こちらの動画では肩甲骨の使い方を解説されています。
なにって解説前後のお人形との絡み方で初見の方の「なんか・・怖そう」というイメージを払拭してくれます。
そして肩甲骨の動かし方。
2分26秒あたりから始まるのですが、壁に背中を付けて行う方法がわかりやすいです。
そしてこちらはウェイブのワークショップの様子をYouTubeに公開してくれています。
このようにワークショップでは直接学べるのです。
女性の護身術にも使えそうですよね。
ウェイブとは?習うにはどうすればいい?
ここまで読んでウェイブに少し興味が出てきたあなた。
習ってみたいなぁと思われたあなた。
実は坂口拓さんは基本的にはアクションスクールやワークショップで常勤講師をされていません。
私はアクションスクールやワークショップはやっておりません??
教えるのは弟子だけです。
すいません???♂?
でも基礎のウェイブは #リボーンコンバットシステム で習えますよ!どうしても弟子になりたければ #株式会社ワーサル に連絡下さい#今夜のユーチューブは私の兄の坂口拓の忍術です pic.twitter.com/KCJnxQ57VT— TAK∴ (坂口拓) (@tak_ninnin) August 18, 2019
ということですので、リボーンコンバットシステムを調べてみました。
こちらは2017年に公開された映画「RE:BORN」のワークショップになります。
この映画で主演・黒田敏郎役を演じられたのが坂口拓さんです。
ご覧になられた人も多い映画ではないでしょうか。
しかし、2020年9月現在、新型コロナウイルス感染症予防のため、ワークショップは中止とされているようです。
残念ですが、早く新型コロナウイルスが終息してまたワークショップが開かれるその日までは
坂口拓さんのYouTubeチャンネルにていろいろと学ばせてもらったり、楽しんだりしましょう。
ウェイブとは?習うにはどうすればいい?坂口拓さんの肩甲骨が凄い!まとめ
いかがでしたでしょうか。
あまり知られていない戦闘術のひとつ、ウェイブ。
ウェイブマスターの坂口拓さんは自身を現代忍者と名乗っています。
馬鹿にしてしまう方もいると思いますが、
実際その動きは圧巻です。
この記事を読んでウェイブを習ってみたくなったあなた。
今はワークショップがお休みとなっていますが、コロナが終息した暁にはワークショップも再開されることと思いますので、
その日まで自宅で肩甲骨をひたすら柔らかくして待っていましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。