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アウトサイダーとは?前田日明の仕掛けた格闘イベントの現在は?

朝倉未来選手といえば、2021年12月31日に開催された

総合格闘技大会「RIZIN」で斉藤裕選手へのリベンジを果たした現役のプロ格闘家です。

 

いまや格闘家兼YouTuberとして大活躍、チャンネル登録者数280万人

(2022年10月末現在)を誇る超人気者です。

 

朝倉未来選手の異名は『路上の伝説』

 

有名な逸話が、地元愛知県豊橋市で暴走族の副総長として、

ストリートファイトに明け暮れる生活に明け暮れていたことでしょう。

 

そんな朝倉未来選手が仕掛けるブレイキングダウン6で、

 

樋口選手や黒石選手など、

 

『元アウトサイダー』という肩書の猛者たちが勢揃いしていました。

 

朝倉未来選手自身も”格闘家”としての道を歩むきっかけとなった

イベントが『アウトサイダー』です。

 

今回の記事では、朝倉未来選手を筆頭に数々の格闘家を輩出したイベント、

アウトサイダーの現在についてご紹介します。

 

「そういえば、最近は大会を実施しているの?」

 

「新しい選手誕生を目撃したい!」

 

という方もぜひ最後までお読みくださいね。



アウトサイダーってどんなイベント?

まず、格闘イベント「アウトサイダー」の成り立ちをご紹介していきます。

 

その歴史は、2008年に開催された第1回大会から始まります。

 

キャッチコピーは「不良達ヨ、覚醒セヨ」なんとも刺激的なキャッチコピー

ですが、もうちょっと背景を見ていきましょう。

 

このアウトサイダーが目指すのは、世間から疎まれた「不良」と呼ばれる

若者達に格闘技を通じた更生の道を用意し、優秀な選手を育成するということ。

 

アウトサイダー公式ホームページには次のように、想いが語られています。

 

世間一般で見向きもされなかった不良少年たちに活躍の場を与え、格闘技を

通じ更正を促します。

〜中略〜

経歴・職種は問わず一つのルールのもと、リング上で雌雄決する格闘技

イベントです。

やがては出場者の中から優秀な逸材をみつけ、格闘技界の次代を背負う選手

の育成も視野に入れています。

引用 公式ページ http://rings.co.jp/about_the_outsider

 

格闘技選手として昇華する「覚醒セヨ」というメッセージだったのですね。

 

たとえ格闘技選手として芽が出なくても、「格闘技を通じ更正を促す」ことが

根本にあるコンセプトなのでしょう。

 

「アウトサイダー」という大会名にも、その思いが強く込められているように

感じます。

 

アウトサイダーを創設した前田日明ってどんな人?

普通に生活している人がどちらかと言えば避けたい不良たち。

 

逆にそんな不良たちを一同に集めるなんて、正直、危険すぎる格闘技イベント

『アウトサイダー』

 

いったい仕掛け人は誰なのか。

 

それはかつて格闘王と呼ばれた前田日明です。

 

現在は総合格闘技プロデューサーで、株式会社リングスCEOである前田氏の

選手としてのキャリアは下記の通りです。

・1978年 新日本プロレスにてデビュー
・1984年 第1次UWFへ移籍
・1985年 新日本プロレスに業務提携として復帰
・1988年 第2次UWFへ移籍
・1991年 リングス設立
・1999年 引退試合

現役引退後は、ビッグマウス・HERO’Sなどの格闘技イベントのスーパーバイザー

として参画。

 

格闘技プロデューサーとしてのキャリアを築いていきました。

 

前田氏は、2008年のアウトサイダー立ち上げの際に次のように語っています。

 

「日本の総合格闘技はプロありきで始まったものです。オリンピックのような

世界大会を開催できるアマチュアがなければ、総合格闘技は尻すぼみになると

感じています。

プロを発掘する方法や仕組みを作ることは、総合格闘技の発展に必要だと思います。

不良じゃなくてはダメということではなく、埋もれている才能を発掘する大会です」

 

この会見では中国やロシアでの格闘技ムーブメントにも触れており、ゆくゆくは

それこそオリンピックのように、世界大会を目指している趣旨の発言もしていました。



アウトサイダーの歴史と現在は?

アウトサイダーは賛否両論あがる中、2008年3月に初めての大会を実施してから、

年4・5回のペースで大会が行われていました。

 

「いました」という表現になってしまうのは、2019年11月4日の第53戦以降、

大会実施に至っていないからです。

 

(2019年10月27日に第54戦開催。第53戦は台風の影響で順延となり、

11月4日に実施された。)

 

その直接的な要因はやはり新型コロナウィルスの影響です。

 

リングス公式ホームページでは、2020年5月24日に予定されていた第55戦

開催中止のNEWS以降、最新情報が更新されていません。

 

リングス公式ホームページ http://rings.co.jp

 

実は、アウトサイダーは2018年に大会終了が話題となったことがあります。

 

その理由は「2016年問題」に端を発しています。

 

2016年問題とは、東京オリンピックに向けて首都圏の主だった劇場やホールが

続々と改修工事のために閉鎖し、あらゆる興行が会場不足に陥った問題です。

 

アウトサイダーが2008年の発足当時からメイン会場として使用していた、

ディファ有明が2018年で閉鎖することになり、会場の確保が難しい状況に

陥ったのです。

 

ディファ有明閉鎖のニュースとともに、アウトサイダーの大会存続が危ぶまれ

ましたが、神奈川県・福岡県・福島県と地方会場でアウトサイダーは続いていきました。

 

そんなタイミングで新型コロナウィルス感染症の世界的パンデミックが起きたという

わけです。



アウトサイダーとは?前田日明の仕掛けた格闘イベントの現在は? おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

アウトサイダーは朝倉未来選手だけではなく、弟の朝倉海、金太郎、白川陸斗など、

現役トップファイターを数多く輩出しています。

しかし、2016年問題からの会場確保問題から、新型コロナウィルス感染症の

影響により、現在その歩みは止まっています。

 

前田日明さんもコロナウィルスに感染し、生死の境を彷徨ったことがニュースに

なっていましたが、人間にとって新型コロナウィルスも少しずつコントロール

可能となってきており、スポーツ・音楽なども含めイベント収容人数の緩和など

明るいニュースも聞こえてきています。

 

2022年11月3日のブレイキングダウン勢 vs アウトサイダー勢 の戦いも目が離せません。

 

「不良達ヨ、覚醒セヨ」

 

再びこのキャッチコピーとともに、アウトサイダー大会開催のお知らせが届くことを

期待してこの記事を締めくくりたいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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