あなたは夫婦生活の中で腹を立てて思わず【離婚】の二文字が頭をよぎったこと
はないでしょうか。
それもそのはず、夫婦とはいえ元々は他人で、価値観が全く異なります。
では、永遠を誓ったはずの夫婦が、どういった時に【離婚】を考えてしまうのでしょう。
今回は離婚の原因をランキングにしてお伝えし、予防方法についても考察していきます。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね。
離婚の原因ランキングは?1位~5位までの発表
著者が独断と偏見で色々な離婚原因のランキングを集約した結果は以下のとおりです。
5位(男性):家族・親族との折り合いが悪い (女性):異性関係
4位(男性):異性関係 (女性):暴力
3位(男性):その他 (女性):精神的苦痛(虐待等)
2位(男性):精神的苦痛(虐待等) (女性):生活費を払わない
1位は男女共通で『性格の不一致』 となりました。
なんと、2位から5位の上下で変動はあるものの、ほぼ同じ顔ぶれとなっており、
我が国の離婚理由は主に上記に集約されているといっても過言ではありません。
離婚理由の背景は?
ではここで離婚理由について考察していきます。
まず、男性側の第5位の理由『家族・親族との折り合いが悪い』です。
確かに、「家族なったから」と昨日まで他人だった義父母が自分の親の
ように接してこられては戸惑いを感じるでしょう。
そして、大好きな相手の家族と仲良くしようと、初めから頑張りすぎて
疲れてしまうことも少なくありません。
お互いの家族と折り合いが悪そうなら、顔を合わせる機会を減らし、「年1時間」
と割り切るなどしてご負担のかからない距離をとるのが大切です。
離婚の理由で多いのは不倫か?
次に、双方のランキングに入ってきた『異性関係』です。
『異性関係』は男性に多いイメージですが、近年女性も働くことが
当たり前の時代となり、不倫をストレスのはけ口にしてしまう方が
増えています。
もし不倫で燃え上がった後の面倒な裁判や家族親戚の冷ややかな目線を
思い浮かべてブレーキをかけるようにしましょう。
そして、女性側の『生活費を入れない』『暴力』は、経済的にも肉体的
にも男性側が強い背景があるでしょう。
結婚後に豹変した夫におびえながら生活するのは苦痛でしかありません。
結婚生活が終わっても人生が終わるわけではありませんので、早々に離婚
を含めた解決策を模索していくべきでしょう。
最後は、第1位の男女共通『性格の不一致』です。
人間が恋愛できる期間は長くて半年程度と科学的にも証明されており、
その後はお互い冷静なシラフモードになってしまいます。
つまり、盛大な結婚式を挙げても、一緒に生活して気が合わないと感じたり、
居心地が悪かったりと、3組に1組が離婚するのは自然の節理と言えるでしょう。
離婚件数の多い年数は?
筆者も結婚生活10年未満ですが、未熟ながら経験をもとに離婚に至る
経緯を推察しながらお伝えしていきます。
1位:5年未満
2位:5年以上10年未満
3位:10年以上15年未満 となります。
まず、1位が「5年未満」と、結婚して短い月日で離婚率が高いのは
どういうことでしょう。
理由としては前述した男女共に1位の『性格の不一致』が浮かび上がって
きます。
最初に考えられるのが、結婚を決める前に同棲を経験していないケースです。
この場合、共同生活をスタートしてみたら生活スタイルや価値観の違いに
気が付いて衝突し続け、5年未満で離婚してしまうのでしょう。
喧嘩の些細な理由って具体的にどんなこと?
筆者の経験から夫の何に腹を立てていたかというと、
・電気の消し忘れ
・ドアの閉め忘れ
・ごみの捨て方
・プライバシーがないこと
・妻の家事負担が暗黙の了解で多くなっていったこと
など、あげればきりがない塵が積もってストレスとなり蓄積していきました。
でも、離婚の危機は3位の「10年以上15年未満」を超えれば、ひとまず
乗り越えたといってもいいのでしょうか。
残念ながら人生100年時代となり、近年では熟年離婚がジワジワと増加傾向
にあり、お互い特に理由はないけど、老後を夫婦で過ごすことなく離婚を希望
する人が増えているのです。
女性の社会進出が当たり前となり、経済的にも自立できていることが大きく
影響した結果、何十年も連れ添ったのにアッサリと離婚に至る夫婦の形も
自然となっていると言えるでしょう。
知っておくべき離婚の予防法をご紹介
夫婦が同時に離婚したいと思うことは稀です。
つまり、必ずどちらかが離婚を切り出します。
そして、離婚を切り出された方は驚いてしまうことでしょう。
なぜなら、前述の離婚理由1位『性格の不一致』によって、お互いの気持ちが
かみ合わなくなっている多くの原因は『コミュニケーション不足』だからです。
では、離婚してしまわない為に何が大切か見ていきましょう。
・夫や妻の日頃から出される不穏なサインを見逃さない
・注意されたことを忘れてほったらかしにしない
この2つを丁寧に意識おくことが大事です。
お互いの譲れるところとそうでないところを曖昧にせず、きちんと話し合って
わだかまりを持ち越さないようにしましょう。
具体的にどうやって解決するか?
例えば、家事は妻が主体で行っている家庭です。
夫はお手伝い程度にしかやらない場合、主体者である妻のルールに従うようにする。
洗濯物のたたみ方や食器の洗い方まで本当に人それぞれです。
もしこだわりを持っていることがあれば、主導権を自分でもって自身でやるのが
ベストでしょう。
もともと夫婦といえ他人同士。
どちらかに甘えて頼ってしまうのではなく、互いに安心できる空間を保つために
大切な事は、自分の事は自分でやるように心がけることです。
そして、家庭円満には、まず感謝の気持ちを持ち、口に出して表現することが、
最も大切なコミュニケーションだといえるでしょう。
いくら「心ではすごく感謝していた」では伝わらないのです。
離婚の原因ランキングは?知っておくべき事前の予防方法をご紹介。おわりに
いかがでしたでしょうか。
やはり離婚のタイミングは、どちらかが「もう一緒に暮らしていけない」と感じたときです。
ほとんどの方が悩みに悩んだ結果、離婚することを決めますので、生半可は気持ちでは
できません。
まず、離婚を切り出されたなら、甘く考えず相手の覚悟を自覚し、パートナーの方と本気で
向き合いましょう。
そもそも結婚相手も他人です。
育ってきた環境は違いますし、あなたの常識が相手の常識だとは限らないという前提を
思い出しましょう。
最後にユダヤの教えも..
相手の価値観の違いをお互い許容することができれば、関係を修復できることもあるでしょう。
今、離婚の危機にあるあなた。
それでも、あなたと結婚を決意した時に、相手は離婚を視野に入れていなかったはずです。
あなたもそうでしょう。
それならば、いま一度、相手の立場にたって、お相手と修復について話し合ってみてはいかがでしょうか。
ご自身が思いとどまることに注力し、
相手にも思いとどまらせることに尽力して、
温かい関係を取り戻してみてくださいね。
それでも、努力してもお互いが幸せになれないのなら無理する必要はありません。
『結婚へは歩け、離婚へは走れ』
という超現実主義のユダヤに習って前向きに走り出す選択肢も頭に入れておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。