「ワッフル」といえば、外はカリカリ、中はフワフワ。
世界中で愛されているお菓子で、嫌いな人を見つける方が難しい
のではないでしょうか。
でも、和菓子ではないこともあり、意外とその背景は知られていません。
今回は、「ワッフル」の意味、発祥や原価についてもご紹介しますので
詳しく見ていきましょう!
「ワッフル」とは?
ワッフルの生地は、小麦粉をイースト菌や酵母などで発酵させるか、
ペーキングパウダーを入れて膨らませるのが一般的です。
ワッフルは、英語で「waffle(ワッフル)」、フランス語で「gaufre(ゴーフル)」、
オランダ語では「wafel(ウェハー)」と呼ばれています。
私たちのイメージでは、「ワッフル」と言うとふんわりした厚みのある生地、
「ゴーフル」と言うと洋風のお煎餅のような焼き菓子、「ウエーハ」と言えば
軽くてパリパリした食感の”ウエハース”と、別々の食べ物のイメージがあります
が、これらは日本が独自に区別しています。
■「ワッフルの日」とは?
ワッフルは、ヨーロッパとアメリカを中心に親しまれているお菓子・軽食の1つで、
愛されすぎてワッフルに関係する大きな記念日だけでも3~4つあります。
・3月25日:国際ワッフルデー(International Waffle Day)[世界]
・8月24日:ナショナルワッフルデー(National Waffle Day)
→アメリカ国内初のワッフルアイロン特許登録を記念して制定。
・9月:ナショナルワッフルウィーク(national waffle week)
・12月1日:ワッフルの日[日本]
日本でワッフルの日を申請したのは「R.L(アール・エル)」という
ワッフル・ケーキのお店で、12月1日は創業日だとか。
「ワッフル」の発祥と原価について
「ワッフル」の発祥は?
ワッフルは、小麦粉をイースト菌で発酵させるという製法から、
「おそらくヨーロッパで生まれたのかな?」と予想はできます。
また「ベルギーワッフル」と呼ばれることもあるので、発祥はベルギー
というイメージもありますよね。
しかしその発祥は、「古代ギリシャ」まで遡るとされ、パンとワッフル
の分岐点が、古代ギリシャにあるというのです。
どうして、パンとワッフルの分岐点が古代ギリシャかというと、ワッフルは
取っ手が付いた2枚の金属板に、生地を挟み込んで加熱していたことが一因
だとか。
使用された金属板は、現在のワッフルメーカーやたい焼き機のように、
表面がボコボコしたものではなく、シンプルで平らなものだったそうです。
ちなみに紀元前のギリシャでは、この食べ物を「オベリオス(Obelios)」
と呼ばれ、パンの総称として呼ばれていたようです。
かつて古代エジプトで生地を発酵させるパンの作り方が発見されると、
古代ギリシャは、ヨーロッパの中で真っ先に取り入れた歴史があり、
初期の「オベリオス」は発酵させるのではなく、穀物をドロドロにした
生地を焼いたものだったとか。
「ワッフル」の原価は?
14世紀~16世紀頃のヨーロッパでは、各国でワッフルが食されていました。
趣向を凝らそうと思えば凝らせますが、シンプルに作ろうとすれば、「原価が安い」、
「簡単に作れる」、「持ち歩ける」という利点から、庶民にも毎日の食事として、
親しまれていたそうです。
その原価はシンプルなもので1個が約30円、ワッフルの有名店では、150円ほど。
自分で作ってみるとそのコスパの良さに驚くでしょう。
ワッフルとは?発祥や原価についてもくわしくご紹介します! おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、「ワッフル」の意味、発祥や原価についてご紹介しました。
ワッフルは小麦粉、卵、バター、砂糖を混ぜて作った生地を、2枚の鉄板に挟んで焼き上げる
というシンプルな製法ながら、古代より人々に愛されてきました。
世界で3~4つの記念日があり、その発祥はベルギーに見えて実はギリシャということ、原価は
1個約30円ほどのハイパフォーマンスを誇ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。