忙しかった子育てがひと段落したママたち。
ふと落ち着くと、何か仕事を始めたいなぁ、なんて思ったりしませんか。
でも、新しい事を始めようとして最初に思い浮かぶのが昔の仕事に戻った
時のブランクです。
かといって、心機一転して新しい職を探そうにも、自分には何が向いている
か考え悩んでしまいます。
そんなあなたが自分の強みは何かを深く考えた時、一度は、これまで培って
きた子育ての経験を活かした保育士が思い浮かんだことはありませんか。
保育士は子供の成長を見守っていく、社会貢献性だけでなく、とてもやりがい
のある仕事である反面、常に保育士不足が続いており、そのニーズは増える
一方です。
地方でも都会でも、あなたの住んでる地域でも活躍できる場所は多々あり、
引く手数多の職業といっても過言ではありません。
また、保育士の資格は一度取得すれば復職、再就職にも有利なのです。
今回は、あなたが0から保育士を目指したいとなった時、どのように保育士
を目指していくのが適切か、お伝えしていきたいと思います。
保育士になるには?
保育士は保育士資格という国家資格を取得する必要があります。
保育士資格を取得する為に必要な事は2つ。
具体的にどういう手段で保育士資格を取得できるかご説明します。
【1】都道府県知事の指定する保育士を養成する学校で、所定の課程・科目を履修し卒業する事。
短大や大学、専門学校などの保育科等に入学し、決められた年数通学し、保育に
特化した専門知識を修得します。
卒業時に保育士の国家資格を取得できるカリキュラムが組まれ、通学が必要と
なるため、学生生活に専念できるママにおすすめです。
【2】保育士国家資格試験に合格して保育士資格を得る事。
『通信講座』で保育士資格を取得する方法です。
通学と比べて、通学時間や費用を節約できます。
例えば、他のお仕事をしている方や子育て中の方でも自分で時間を調整しながら
進めることができる為、勉強と両立させたい方におすすめです。
代表的な通信講座でいえば、
・ユーキャン
・フォーサイト
・キャリカレ
などがあります。
他に通信大学などでも保育士の国家資格を取得できます。
それぞれカリキュラムは決められていて値段も違いますので、あなたに合ったもの
を探しだしてみてくださいね。
資格取得するための手段としてもう一つは『独学』です。
教材費だけで勉強が可能なので、通学・通信講座と比べても費用をグッと抑えられ
ます。
自分のペースで進めることができ、忙しい方や、資格取得を急いでいない人には
最適ですが、テキストを自分で探したり、添削してくれる先生がいない分、労力
はかかってしまいます。
保育士試験の合格率は?
実際の保育士試験の合格率は何%なのでしょうか?
国家資格と聞くだけで高いハードルと感じてしまいますが、まさにその通りで、
保育士資格の合格率は筆記試験だけで20%前後と言われ低いものです。
どうして保育士試験の合格率は低いのでしょうか?
試験は筆記試験と実技試験があり、筆記試験は9科目あり全科目合格しなければ
なりません。
さらに各科目100点満点中、60点以上獲得しなければ不合格となり9科目で
160問も出題され、テキストすべてを把握し、出題範囲を網羅していないと
60点以上を取ることは難しいでしょう。
実技試験は筆記試験合格後に進むことができます。
実技試験の合格率は80%前後と筆記試験に比べればとても受かりやすく、
筆記試験と実技試験の両方合格して晴れて保育士の資格が取得できます。
これだけ見れば資格取得することは途方に暮れてしまいますが、試験の仕組み
をよく理解して戦略的に進めていくことができれば資格取得も難しくありません。
独学で合格できるの?
通学や通信講座とは違い、独学で資格取得を目指すにはスケジューリングをしっかり
する事が重要です。
独学ではカリキュラムを組んでくれる人は誰もいませんので、自分自身で学習計画
をたて効率良く進めることが大切です。
・試験日を決める。
・試験日から逆算して学習過程を決定する。
学習計画が決まれば、試験の仕組みをよく理解しましょう。
年に2回、試験は実施されていて合格した科目は各科目ごと合格した年を含めて
3年有効なのです。
この3年という期間内であれば、合格科目は受験免除になります。
9科目すべてに全力を注ごうとすれば、勉強範囲も広く浅くなってしまい、
下手をすればどの科目も合格点に達しないこともあり得えます。
独学で合格しようとする人はこの仕組みを理解し、1回の試験で全ての科目に
合格しようとせず、何科目かに絞って集中的に勉強することをおすすめします。
また『地域限定保育士制度』という保育士不足を解消するために創設された
制度があり、一部の自治体で通常の保育士試験とは別に実施される試験に合格
するとそこの地域限定で保育士として働くことができます。
通常の保育士と違う所は3年間は試験を取得した地域で働く事を義務づけられて
いますが、業務内容は変わりませんし、試験方法の筆記試験の仕方も一般的な試験
と同じです。
通常の試験との違いは、筆記試験を全科目合格すれ限定地域での保育実技講習会を
受講すれば実技試験を免除されるので、ピアノを弾いたり、歌を歌う事が苦手な人が
いればこちらの方を選んでみてはいかがでしょう。
地域限定保育制度を導入し、地域限定保育士試験を実施している自治体のみに限られ
ますが、あなたが住んでいる地域にこのような制度が導入されていれば、こちらを
検討し活用してみることも保育士資格取得の近道になるでしょう。
経済的にも時間的にも余裕のないあなたでも独学で合格できること間違いなしです。
保育士になるには?試験の合格率はどれくらい?独学で合格できる? おわりに
いかがでしたでしょうか。
保育士の資格は、一見簡単そうに見えますが、合格率を知ると挑戦
すること事態を諦めてしまいそうになってしまいますよね。
それでも、地域限定保育士制度を利活用して、計画的に進めていけば
決して難しい試験でもありません。
保育士の資格を取得した後は、保育士の就職を支援してくれるキャリサポ保育へ登録しておくと良いでしょう。
キャリサポ保育
他にも、保育士としての経験があるコンサルタントが電話・LINEで親身になって面談サポートしてくれる「保育士コンシェル」もおすすめです。
「保育士コンシェル」
純粋無垢な子供たちが巣立っていく手助けをする保育士。
この記事があなたの保育士を目指す道のりの一助になってくれれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。