あなたは『酉の市』へ行ったことがありますか?
師走になるとTVで流れる風物詩『酉の市』。
でも酉の市が「浅草鷲(おおとり)神社のお祭り」であると
知っている方は少ないのでは?
そして、酉の市と言えば「くまで」。
毎年、お手頃なサイズから「どこに飾るの?」と思う位の大きなサイズまで、
様々なくまでが売られていますね。
でもどうして「くまで」が売られているのかご存知でしょうか?
今回は『酉の市』について調査してみましょう!
浅草『酉の市』の歴史は?雨が関係?縁起物の代表は?
あなたは、東京・浅草にある鷲神社をご存知でしょうか。
天日鷲命(あめのひわしのみこと)と日本武尊(やまとたけるのみこと)の
2人の神様をお祀りしている神社です。
社伝によると、
天照大御神が天之岩戸にお隠れになり、天宇受売命が、岩戸の前で舞われた折、
弦(げん)という楽器を司った神様がおられ、
天手力男命が天之岩戸をお開きになった時、その弦の先に鷲がとまったので、
神様達は世を明るくする瑞象を現した鳥だとお喜びになったそうです。
以後、この神様は鷲の一字を入れて鷲大明神、天日鷲命と称される様になりました。
現在は「おとりさま」として一般にも親しまれ崇敬を集めており、
11月の酉の日に行われるお祭りが「酉の市(とりのいち)」として広く知られています。
明暦の大火が起こる前年、明暦二年の11月から翌明暦3年1月にかけて、江戸の町は80日近くも雨が降らず、異常気象ともいえる乾燥した日々が続いていた。
そして翌年の明暦3年(酉年)、”一月十八日明暦の大火”が起こってしまった。
それに11月は寒さも増し火を使う機会も増えることから、火に対する戒め、慎みの意味も込めて「三の酉の年は火事が多い」と伝えられて来ているんだ。
一般に「かっこめ」「はっこめ」と言われていて、神様の御分霊に当たるんだぞ。
縁起物の「くまで」も色々の種類があり、時代とともに形も飾り物も変わってきています。
江戸中期より天保初年頃までは、柄の長い実用品のくまでに、
おかめの面と四手をつけたものでした。
その後、色々な縁起物を付けることになります。
代表的なものが、今の様な宝船、平、桧扇、文化、みの、御所車など多様で、
毎年流行を取り入れた「変わり種くまで」も話題を呼んでいます。
浅草『酉の市』2018年の日程と見所は?
2018年の浅草酉の市の日程は、
11月1日(木)、13日(火)、25日(日)
の、三の酉です。
三の酉の年には火事災難が多いとの故事にちなんで、
三の酉の年限定の「火除守り」が授与されますよ!
前夜祭に当たる「宵宮祭」と「当日祭」があるぞ。
酉の市御祭儀(宵宮祭・当日祭)は、下記時間に斎行されます。
11月12日(月) PM11:15~
11月24日(土) PM11:15~
11月13日(火) PM1:00~
11月25日(日) PM1:00~
参列ご希望の方は、各時間の15分前までに受付をお済ませ下さい。
午前0時の一番太鼓と共に御例祭(酉の市)が始まり、丸一日、24時間執り行われます。
浅草『酉の市』2018年の開催場所、アクセスは?
酉の市は近隣に駐車場が準備されていません。
もちろん、頑張って探せば近隣の狭い路地裏に駐車場はありますが、、、
①見つけても駐車場が狭く、駐車台数も4台ほど、そのうち1台しか空いていない
②駐車場も道も極めて狭く、高度な駐車スキルが要求される
③どうにか頑張って停車した時点から1時間ごとに高い駐車料金が要求される
と三重苦となるため、公共交通機関等を利用しましょう。
ここでは最寄りの銀座線の浅草駅からのルートをご紹介します。
日比谷線の三ノ輪駅、入谷駅からも徒歩で辿り着くことができますよ。
浅草『酉の市』 おわりに
いかがでしたでしょうか。
自然災害の多かった2018年ですが、
あなたも残りの期間を無事に過ごせるように、
開運・商売繁昌のお守りとして「くまで」を手に入れてみては?
そして現地で写真を沢山撮って「鷲フォトコンテスト」に応募してみてはいかがでしょう?
公式サイトで写真が掲載されるチャンスですよ!
さらに一つの芋からたくさんの芽が出ることから「子宝に恵まれる」という縁起物でもあるんだ。
最後までお読みいただきありがとうございました。