あなたは東京の紅葉の名所として、毎年多くの人たちが訪れる
『大田黒公園(おおたぐろこうえん)』をご存知でしょうか?
大田黒公園は、「荻窪」駅から約10分の閑静な住宅地にあり、
地元の人にも観光客にも愛されています。
今回はそんな大田黒公園の紅葉の日程やアクセス、混雑状況をご紹介します!
大田黒公園とは?
音楽家の大田黒元雄(おおたぐろ もとお/1893年-1979年)氏の屋敷跡を
杉並区が約2,700坪ある回遊式日本庭園として整備し、
昭和56年(1981)10月1日に開園したものです。
現在では、園内には樹齢100年を超えるイチョウをはじめ、
四季を彩る様々な草花が植えられていることや、
入園料や園内の茶室利用(要予約)まで無料で、
お月見会などのイベントも開催されることから、
年中地元の方々の憩いの場所として親しまれています。
大田黒公園の紅葉の2019年の日程は?
大田黒公園の紅葉は、無料で一般公開されています。
閑静な住宅街の中にあるので、露店などが出る紅葉祭りは行われていません。
大田黒公園の紅葉の見頃は、全国でも遅めの紅葉が楽しめるスポットで、
例年11月下旬から12月上旬頃。
見ごろの時期には、開園時間が延長され、
園内の紅葉がライトアップされるイベントも開催されますよ。
期間中に休園日はありませんので
都内にいて都合に合わせていつでも紅葉を楽しむことができます。
*現在の紅葉の色づき状況については、箱根植木株式会社が運営している大田黒公園のホームページで確認することができます。
http://www.hakone-ueki.com/sub/2017/11/08/%e7%b4%85%e8%91%89%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/
大田黒公園の紅葉見頃時期の開園時間はいつからいつまで?
- 平日:9時~20時(最終入園:19時45分)
- 土日祝:9時~21時(最終入園:20時45分)
※ライトアップ開始時間は共に日没からです
大田黒公園へのアクセス方法は?
- 住所:東京都杉並区荻窪3丁目33番12号
電車(最寄り駅)
JR・東京メトロ 丸の内線の「荻窪駅」南口から歩いて約10分です。
大田黒公園に駐車場はある?
残念ながら駐車場はありません。
車で来た場合は、近くの有料駐車場に停める必要があります。
しかし、住宅街ということもあり公園付近はコイン駐車場も少ないので、
荻窪駅や青梅街道周辺の駐車場を利用して徒歩で向かうのがおすすめですよ。
ちなみに駐輪場は、公園入口右側の生垣に隣接しています
大田黒公園の紅葉期間中の混雑状況は?
数年前までは「穴場スポット」として、混雑も見られなかったのですが、
テレビで紹介されて以降、
週末のライトアップの時間帯は観光客も入り混じって混雑しています。
とはいえ、平日は混雑もなく紅葉狩りが楽しめます。
大田黒公園の紅葉期間中の催しは?
紅葉祭りはありませんが、紅葉を楽しみながらゆったりできるイベントが開催されています。
抹茶と和菓子の販売
園内にある茶室から紅葉を見ながら楽しむことができる人気の企画です。
- 料金:抹茶と和菓子販売500円/1セット
琴の演奏会
園内の芝生があるエリアで琴の演奏会があり風情を感じることができます。
大田黒公園の紅葉のみどころをチェック!
大田黒公園は回遊式の日本庭園ですので、モミジをはじめとする紅葉との相性は抜群で、
きれいに鑑賞ができるための空間が作られています。
池に映る逆さモミジ
庭園の中心には池があり、風がない日には水鏡となって庭園を映し出す姿が幻想的だと
一番の人気スポットになっています。
池には小千谷市から寄贈された立派な錦鯉が悠然と泳いでいます
高低差を利用して自然の流れを造りだした庭園に、60本以上のモミジが真っ赤に染まります。
ほとりには黒御影石(筑波石)や植え込みがあしらわれ、
あずま屋も池にせり出していて純和風の趣を体感できます。
70mのイチョウ並木
入口から庭園までの約70mの参道のような一本道の両側には、
樹齢100年を超える大イチョウが27本並び、
御影石で作られた石畳を鮮やかな黄色に染め上げます。
山水画のような小川の流れ
小川の流れは緩やかでここでも水鏡の風景が見られることもあります。
茶室裏手の石庭(中庭)には井筒(井戸)があり、
そこから大小様々な岩が配された小川が流れ池に水を注いでいます。
大田黒公園の紅葉を観に行こう!日程やアクセス、混雑状況を おわりに
いかがでしたでしょうか。
住宅街の中にひっそりとある日本庭園「大田黒公園」。
規模はそんなに大きくありませんが、無料で入ることが出来るし、
景色がとても綺麗なので紅葉スポットとしておすすめの場所です。
大田黒公園は紅葉シーズンも人気ですが、
それ以外の季節も様々な草木の花や新緑が楽しめます。
春は、山桜やサトザクラをはじめ、桃やツツジなど春を彩る花が咲き誇り、
初夏は、あじさいやアヤメ、ヒメシャラなどの花、
夏になると、ノウゼンカズラやヤブランなどの花はもちろん、
著者が特におすすめする青もみじが見られます。
秋には、紅葉よりも早い時期はヒガンバナやキンモクセイ、ホトトギスなどの
可憐な花を楽しめます。
そして冬も、センリョウやサザンカ、2月には梅も楽しむことができます。
また、園内の花々の見ごろに合わせて催されるものもあれば、
茶室を利用した初心者歓迎のお茶会や琴などの演奏会、
七夕などの伝統的行事に合わせたものなど、日本庭園の風情を堪能できる企画が目白押しです。
あなたもまずは、今年の秋に紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。