あなたはクリスマスプレゼントを考える時、「渡し方」までお考えでしょうか?
「どうせあげるんだし、どうせ開けるんだし、一緒じゃない?」
そう思っているのは、もしかしたらあなただけかもしれませんよ?
確かに「何を選んだのか?」は大切です。
しかし、どれだけ素晴らしいプレゼントであったとしても、
どんな渡され方をしたかで、その価値や受け取り方は大きく変わります。
例えば、子どもにお年玉をあげる場合、現金をそのまま手渡すのか、
ポチ袋に入れて名前を書いて渡すのかでは、イメージが大きく変わってきませんか?
「ほらよ(買ってきてやったぜ)」
..なんて具合に渡されて嬉しい人はいません。
悩んで悩んで決めた渾身のプレゼントだからこそ、
渡し方一つでさらに素晴らしいプレゼントに演出することもできるのです。
そこで今回は、クリスマスプレゼントの渡し方について、ご紹介します。
クリスマスプレゼントの渡し方は? 恋人編
恋人にクリスマスプレゼントを渡す時、やはり重要なのは「特別感」です。
以下では、恋人にクリスマスプレゼントを渡す場合の「ちょうどいい」方法をご紹介します。
レストランに預けておく
当日に食事をするレストランが決まっていることが前提ですが、
あらかじめクリスマスプレゼントをお店に預けておく方法です。
当日の待ち合わせ時には手ぶらのため、相手には待ち合わせ時点から
プレゼントの大きさや形などが気が付かれることがありませんよね。
ディナーやお酒でテンションが高くなっているところにプレゼントが届くので、
サプライズ感も雰囲気もバッチリで、感動してもらえること間違いなしです!
あらかじめお店側に預けることが可能かどうか、
どのタイミングで持ってきてもらうかの打ち合わせは必要ですが、
難しい方法ではないのでオススメです。
コインロッカーに預けておく
デート最寄駅のコインロッカーにクリスマスプレゼントを隠しておく方法です。
プレゼント大小に関わらず、デート中にプレゼントを持ち歩かなくてすむため、
最後までプレゼントの中身に気づかれません。
渡し方はロッカーの鍵を渡すだけですが、
デート中に相手がプレゼントを渡してくる場合に備え、
鍵が入るくらいの小さなプレゼントボックスを用意しましょう。
ただし、コインロッカーの場所については、
駅構内の妙に薄暗い場所でなく、なるべく明るい場所を選ぶようにしましょう。
サンタクロースに頼む
こちらは当日会えないカップル向けの方法です。
最近ではサンタクロースが自宅にプレゼントを持ってきてくれる宅配サービスがあります。
それを利用した渡し方も素敵なサプライズになるのではないでしょうか。
「当日会えないけど、プレゼントは当日に渡したい」と思った時、
普通の宅配便でも嬉しいかもしれませんが、クリスマスならではのサプライズは格別嬉しいものです。
また、この方法は使い方によっては子どもへのプレゼントにも有効です。
クリスマスプレゼントの渡し方は? 子ども編
プレゼントを渡す相手は、恋人だけではありませんよね。
子どもにとっても、
クリスマスは一年の中で無条件にプレゼントをもらえる、楽しみにしている日です。
子どもがまだサンタクロースを信じているうちは
素敵なサプライズで笑顔にすることができるでしょう。
しかし、少しずつ成長するにつれ様相は変化します。
以下では、小さい子どもから中学生くらいまで通用する(であろう)方法をご紹介します。
枕元に置く
定番中の定番。
おそらく誰もが知っている恒例行事的です。
この方法は寝ているとはいえ、子どもの至近距離にクリスマスプレゼントを置くため、
大きさ、重さ、形によっては起こさないよう注意が必要です。
しかし、小学生低学年になると
「寝たふりをしてサンタクロース見てやる」
という子もいます。
このため、当日は確実に眠ったのを確認してから、
プレゼントを置くと良いでしょう。
靴下に入れる
こちらも定番といえば定番の方法です。
クリスマスは靴下の中身にワクワクするものです。
クリスマスプレゼントが入った靴下の中に手を入れながら、
満面の笑顔を見せてくれること間違いなしです。
しかし、小学生高学年になると「サンタクロース捕まえてやる」という子もいます。
このため、当日はさりげなく、
お風呂に入った後、夜は起きていられないほどの身体的疲労感を伴う遊びをさせて
大人の戦略を立てて臨むのがよいでしょう。
クリスマスツリーの下に置いておく
キラキラのツリーの下に欲しい物が届くという、
ツリーと笑顔のコラボが見れるサプライズです。
この方法は、サンタクロースの存在が子供にバレた後でも
なんとなく暗黙の合意のもとでしばらくは楽しめるのでオススメですよ。
風船につけて部屋に浮かばせる
予算とプレゼントの大きさにもよりますが、
風船にプレゼントをつけて部屋に浮かばせておく方法です。
子どもが目を覚ました時、部屋にプレゼントが浮いているという
一風変わったサプライズですが、気がついたときの子どもは破顔一笑。
素敵な雰囲気に包まれることでしょう。
ただし、毎年ではなく一回きりのサプライズと考えてきましょう。
クリスマスプレゼントの渡し方は? おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回はプレゼントの渡し方についてご紹介しました。
「どうせなら大々的なサプライズがしたい!」
何かを演出しようとすると、思いつく最大級の方法を考えてしまいますよね。
しかし、プレゼントを渡す相手の性格や、相手との距離感次第では、
途方もない温度差を生んでしまうかもしれません。
少し前に流行した「フラッシュモブ(※)」など、これ以上ないサプライズですが、
素敵だと言う人もいれば、
「恥ずかしいから絶対にやめてほしい」
「あれやられたら200%別れる」
と言う人もいます。
特に日本人は「あまり不特定多数の人から注目されたくない」と感じる人が多いので、
あまり大々的なサプライズはギャンブルに近い演出になりかねません。
結果、せっかくのプレゼントが霞んでしまったり、
万が一渡すこともできないような状態になったら最悪です。
反対に、先述のお年玉の例のように、
ただプレゼントを渡すだけではムードも無ければテンションも上がりませんし、
結果プレゼントもイベント自体も霞んでしまいます。
例えは極端でしたが、あまり飾り過ぎず、かと言って味気なさ過ぎないよう、
あなたのプレゼントが輝き、何より気持ちが伝わる渡し方を考えてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(※)フラッシュモブ
インターネットや口コミなどで呼びかけた不特定多数の人々が、綿密な打ち合わせをした上で雑踏の中の歩行者を装って通りすがり、任意の場所で前触れなく突然ダンスなどのパフォーマンスを始める行為で、プロポーズなどの演出に使われることが多い。
文:星野貴史