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【福島】相馬野馬追とは?2019の日程、歴史やアクセスを紹介

あなたは1000年の歴史をもつ、相馬野馬追(そうまのまおい)

 

ご覧になったことはありますか?

 

福島県の相馬市と南相馬市で毎年7月に行われる東北六大祭りの1つです。

 

相馬市と南相馬市の人たちは、このお祭りを中心に生活をしている、

 

いや、命を懸けている

 

と言っても過言ではない熱の入れようです。

 

震災で一時、継続が危ぶまれた行事ですが、活気を取り戻し、

 

今や、震災以前よりも盛り上がってきています

 

そんな相馬野馬追の歴史や見どころ、今年2019年の日程、アクセス方法などを

 

この記事では深く掘り下げていきましょう。

 



 

相馬野馬追の歴史は?

鎌倉時代、相馬氏の先祖の平将門が、野生の馬を敵兵に見立てて追う、

 

軍事練習をしていました。

 

さらに毎年捕らえた馬を神馬として神前に奉納していたのです。

 

それが

 

  • 相馬中村神社
  • 相馬太田神社
  • 相馬小高神社

 

妙見三社の祭典として行われるようになりました。

 

しかし、1868年の戊辰戦争で相馬中村藩が明治政府に破れ、

 

廃藩置県で藩が無くなったあと、野馬が全て捕られてしまったので、

 

野馬追も消えてしまいました。

 

その後、相馬太田神社が中心となり、祭りを再興して復活させたのです。

 

甲冑競馬と神旗争奪戦は、この時から祭事として始まりました。

 

鎌倉時代から1000年も続くお祭りは

 

様々な困難を乗り越えてきた歴史のある不滅の神事なのですね。

 

相馬野馬追とはどんな祭事?

もともと相馬野馬追は軍事練習が元になっている馬の祭典です。

 

戦国武将のような甲冑をつけ、兜をかぶった武者たちが馬に乗り、

 

競馬をしたり、旗を奪い合ったりします。

 

そして、神様へ放たれた馬を捕らえ神馬として奉納するのです。

 

このお祭りの期間は戦国時代にタイムスリップしたかのように

 

凛々しい武者が行列しています。

 

しかも、立派な馬に乗ってです。

 

相馬野馬追は歴史好き、馬好きにはたまらない行事なのです。

 

参加する武者となる方たちは1年かけてこのお祭りのために準備をしています。

 

陣羽織や甲冑、兜や馬の鞍などは何百万もかけている人もいるとか・・・

 

武者の衣装などを身に行くのも楽しみ方のひとつといえるでしょう。

 



 

相馬野馬追の見どころは?

相馬野馬追は3日間にわたって行われる神事です。

 

中でも見どころは

 

  • 神旗争奪戦(しんきそうだつせん)
  • 野馬懸(のまかけ)

 

です。

 

神旗争奪戦

 

神旗争奪戦は

 

  • 相馬中村神社
  • 相馬太田神社
  • 相馬小高神社

 

各旗を奪い合う神事です。

 

  • 相馬中村神社は青い旗
  • 相馬太田神社が赤い旗
  • 相馬小高神社は黄色い旗

 

となっており、

 

旗は昔の戦で言うと「敵の首ということです。

 

戦では敵の大将の首をとって帰ることが大事だったのです。

 

旗は花火と共に打ち上げられます

 

それと同時に馬に乗った武者たちが一斉に旗の争奪を始めます

 

馬に乗ったままヒラヒラと待っている旗を奪いに向かうので、

 

相当、馬の扱いになれていなければできないことですよね。

 

この神旗争奪戦がなかなか激しい奪い合いで、中には落馬する人もいるそうです。

 

旗を勝ち取った武者は本陣山の山頂へ一気に馬で駆けあがります

 

その姿を見る観客たちからは大きな歓声が沸きます。

 

野馬懸

野馬懸は相馬野馬追のメインであり、歴史でもあります。

 

野馬懸はたくさんの馬の中から、神様の思し召しに叶う馬を捕まえて、奉納する神事です。

 

祭りの最終日に法螺貝の合図とともに行われるのです。

 

小高神社の北側にある御神水を汲んで、「御水取りの儀」を行います。

 

御神水は野馬懸で捕えた馬につける「御印」となるのです。

 

その後、騎馬武者たちが境内をあとにして野馬を追いに行きます。

 

野馬が道に放たれたら、騎馬武者たちは神社に野馬が向かうように、

 

追い込みをかけるのです。

 

野馬は退路を断たれ神社に向かうしか道はありません。

 

普通の道路で追い込みをかけているので馬が近くで暴れたりします。

 

迫力満点です。

 

やがて3頭の馬が神社の境内に追い込まれてきます。

 

その馬を素手で捕まえる野馬懸がここから始まります。

 

素手で捕まえるひとたちは、御小人(おこびと)といい、

 

「御印」をつけた野馬を捕らえようとします。

 

馬が驚いて境内を逃げ回り、それを必死で捕まえようとします。

 

1番先に捕まえた野馬が神馬として奉納されるのです。

 

御小人さんたちは身ひとつで馬に向かっていくので、結構危険が伴うのです。

 

しかし、たてがみを掴んだり、お腹を叩いたりして、わざと馬を暴れさせたりさせます。

 

(祭りを賑わせるための演出)

 

捕まえるときは、馬の後ろ足に蹴られたりしたら命に関わるので、

 

捕まえる何かコツがあるのでしょう。

 

そして残る2頭も捕らえられます。

 

2頭は捕らえられた後セリにかけられ落札、お殿様に献上されます。

 

なんと、それも歴史の再現だそうです。

 

無事に競り落とされたのち、野馬懸は終了となります。

 



 

相馬野馬追の2019年の日程は?

今年2019年の相馬野馬追は

 

  • 7月26日

 

相馬中村神社で安全祈願祭と総大将出陣祝いの宴が行われ、その翌日から始まります。

 

  • 7月27日(土)毎年7月第4土曜日

 

宵祭り

 

  • 出陣式(相馬中村神社境内)
  • 総大将お迎え(南相馬市鹿島区)
  • 宵乗競馬(雲雀ヶ原祭場)

 

  • 7月28日(日)毎年7月第4日曜日

 

本祭り

  • お行列、甲冑競馬(雲雀ヶ原祭場)
  • 神旗争奪戦(雲雀ヶ原祭場)
  • お上がり行列(馬場野地内から相馬中村神社)
  • 火の祭(南相馬市小高区前川堤防沿い)

 

  • 7月29日(月)毎年7月最終月曜日

 

野馬懸(相馬小高神社)

※雨天決行です。

 

お問い合わせ先

 

  • 相馬市千客万来館
  • 福島県相馬市中村字北町55-1
  • 電話 0244-26-4848

 

  • 小高観光協会
  • 福島県南相馬市小高区本町二丁目78番 小高区役所内
  • 電話 0244-44-6014

 

料金

  • 行列は沿道で立って観覧無料、5名以上(1名2,500円)で予約できる桟敷席あり
    大人前売券800円、当日券1,000円、中学生以下入場無料
  • 甲冑競馬、神旗争奪戦の観覧は有料

 



 

相馬野馬追へのアクセスは?

相馬野馬追は相馬市、南相馬市の様々な場所で行事が行われています。

 

常盤線原ノ町駅から雲雀ヶ原祭場地(メイン会場)まで徒歩又はシャトルバス

 

 

常盤線相馬駅から相馬中村神社まで徒歩

 

 

相馬ICから相馬中村神社へお車で

 

 

常盤線小高駅から相馬小高神社へ徒歩

 

 

相馬中村神社→雲雀ヶ原祭場地(メイン会場)→相馬小高神社までお車で

 

 

南相馬ICから雲雀ヶ原祭場地(メイン会場)へお車で

 

 

南相馬ICから相馬太田神社へお車で

 

 

相馬野馬追観覧の注意事項は?

相馬野馬追は妙見三社の神事と君主のお行列なので行列を横切る行為、

 

上から見下ろすような観覧は避けてください

 

また、道路の歩道橋は祭り当日封鎖されます。

 

歩道橋へ上がれるのは一部の許可を得たカメラマンのみ

 

近くの住民も二階からの観覧は自粛しているのです。

 

中にはマナーを無視する観客、報道関係者もいます。

 

くれぐれもマナー違反にならないように

 

相馬の方々が大切にしている神事をお守りくださいね。

 



 

相馬野馬追とは? おわりに

震災で大きな打撃を受けた相馬市、南相馬市ですが、相馬野馬追は続けられています。

 

若者が率先して、御小人や騎馬武者をしており、大変活気があり、

 

何より野馬懸で馬を追いかけるシーンや、競馬で駆けまわるシーンは迫力満点です。

 

あなたも今年2019年はぜひ、

 

相馬野馬追で戦国時代の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

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