あなたは、秋田県で行われる日本三大喧嘩祭りの1つ、「角館のお祭り」をご存知ですか?
喧嘩祭りの中には「国指定重要無形民族文化財(※2)」に登録されているものも多いんだよ。
今回は、角館のお祭りの概要、開催日時、アクセスの情報をご紹介します。
(※1)喧嘩祭り
日本においての喧嘩祭りは、山車や神輿等でぶつかり合う祭りの総称で、喧嘩しているように見える様から「喧嘩祭り」と呼ばれる。
(※2)国指定重要無形民族文化財
人々が継承してきた無形の文化財のうち、特に重要だと国が指定したもの。
風俗習慣(衣食住、生業、信仰など)、民俗芸能、民族技術などの無形の民俗文化財から選出、指定される。
角館のお祭りとは?
角館のお祭りの起源は、400年ほど前まで遡ります。
元々は毎年9月7日、8日に行われていた「神明社の祭り」と、
9月8日、9日に行われていた「薬師堂の祭り」が一緒に行われるようになったものが、角館のお祭りです。
角館のお祭りの見どころの一つに、「交渉」と「やまぶっつけ」があります。
これは、18台の曳山(※3)が神明社と薬師堂への参拝のために練り歩き、他の曳山と鉢合わせた際に行われます。
「交渉」は、曳山同士が鉢合わせた際、相手の曳山の「交渉員」と話し合うことを言います。
でもお祭りの最終日になると参拝等の目的がなくなるから、優先権もなくなって交渉は決裂するようになるんだよ。
交渉が決裂した際には実力で押し通る必要があるため、お互いの曳山を激突させて戦う「やまぶっつけ」が始まります。
やまぶっつけは、曳山同士が交差する際、誤って相手の曳山に接触してしまった場合は、問答無用で始まります。
角館のお祭りの見どころは、曳山そのものにもあります。
笛、太鼓、三味線等を演奏する「お山囃子」や、手踊りを披露する踊り手が、お祭りに花を添えてくれます。
(※3)曳山(ひきやま)
山車(だし)の別称で、日本の祭事に引いたり担いだりする出し物の総称を指す。
地域によって呼び方や形式が異なり、曳山の他に祭屋台(まつりやたい)などがある。
(※4)上り山
参拝や上覧に向かう曳山を上り山、それらを終えた曳山を下り山という。
角館のお祭り2019年の開催日時は?
角館のお祭りは、下記の日程と場所で開催されます。
開催日時:9月7日(土)〜9日(月)
開催場所:秋田県仙北市角館町
7日は神明社で宵祭りが開催された後、曳山が神明社への参拝に向かいます。
8日は武家屋敷通りを抜けて佐竹北家への上覧に向かいますが、この日は「観光やまぶっつけ」が行われます。
あらかじめ時間、場所、組み合わせが設定、公表されてるんだ。
9日は薬師堂への参拝と本祭りがあり、加えて「やまぶっつけ」が一番多く開始される日でもあります。
観光やまぶっつけと違って、いつどこで開始されるか分からないですが、
こちらは本気のぶっつけなので、曳き手もお囃子も最高潮に達します。
角館のお祭りへのアクセスや駐車場は?
会場へのアクセスは、下記のとおりです。
☆電車の場合
秋田新幹線 角館駅から徒歩3分ほど
☆お車の場合
秋田自動車道 大曲I.C.より約50分
東北自動車道 盛岡I.C.より約70分
秋田空港から約50分
駐車場は有料のみとなります。
料金は普通車500円、中型車1.000円、大型車が2.000円となっており、以下の駐車場がメインとなっています。
☆市営桜並木駐車場
収容台数:180台
住所:秋田県仙北市角館町北野97−1
☆旧角高グラウンド
住所:秋田県仙北市角館町裏町
☆仙北市健康管理センター
住所:秋田県仙北市角館町中菅沢77−28
角館のお祭り おわりに
今回は角館のお祭りの概要、開催日時、アクセスの情報をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?