あなたは「死ぬまでに一度は見るべき」とまで称される
秋田の「大曲花火」をご存じでしょうか?
3時間という長丁場ながら
毎年全国から80万人前後の人が訪れる規模の大きなイベントで、
また観たいと思わせる「花火の街」大曲が誇る日本一の芸術花火です。
今回は大曲花火について、
その深い歴史や2020年の日程、駐車場情報をご紹介します。
大曲花火とは?
大曲花火大会は、「昼花火」、「10号玉」、「創造花火」の3種目から成っており、
デザイン、色彩、創造性の審査が行われます。
夜花火の部では、10号玉・創造花火の二種目が開催され、
最優秀の花火師には最高の栄誉である内閣総理大臣賞が贈られます。
これは毎年本当に楽しみな賞ですよね。
大曲の花火大会の特徴は?
1:全国の一流花火師が自ら打ち上げる
花火をつくった本人が自らの手で打ち上げる真の競技大会であることから、
花火師の間では最も権威ある大会として位置づけられています。
2:全国に2つしかない内閣総理大臣賞が贈られる大会
この競技大会では
内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣奨励賞が授与されるため、
大変な栄誉であることは言うまでもありません。
3:全国初の創造花火を競技として採用
この花火はテーマをもうけて、創造性の高い花火を自由に組み合わせることにより、
ストーリー性があり音楽イメージと合った作品を競い合うものです。
毎年クリエイティビティにあふれ、斬新なテーマ性に優れた花火が夜空いっぱいに描かれ、
日本全国でも有数のハイレベルな花火競技大会を彩ります。
大曲花火の歴史は?
「大曲の花火」は、1910年(明治43年)に
諏訪神社の祭典の余興として開催された
「奥羽六県煙火共進会」から始まったとされています。
途中一時中断はあったものの、100年以上の歴史を誇るんですね。
2001年(平成13年)には、
その素晴らしさから夜花火の部に内閣総理大臣賞が最優秀賞として加わり、
今現在では、経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣賞・観光庁長官賞も
授与されるまでになりました。
毎年70万人以上が集まり、日本最高峰の花火競技大会となっています。
2020年大曲花火の日程は?
毎年8月最終土曜日に開催されますが、
今年はコロナウィルスの対策も踏まえ、どうなるかまだ分からない状況です。
日程:2020年8月29日(土)
昼の部17:30~18:15
夜の部18:50~21:30
●打ち上げ数:約1万8000発
大曲花火の観覧スポットは?
○有料観覧席
大曲の花火は花火の打ち上げ時間だけでも合計4時間もある事からも、
本気で「花火」を楽しみたい方と花火師さんのための花火競技大会であることが
分かっていただけたと思います。
更に80万人もの人が訪れるので、
大曲の花火を見るのは有料観覧席がお勧めです。
●有料観覧席:桟敷席A:6名席2万3000円 (抽選)
●桟敷席C:5名席1万5000円 イス席:1名席3000円。
有料観覧席は、ローソンチケットにて販売されますが、抽選となっています。
○無料観覧スポット
・打ち上げ会場の裏側あぜ道
花火大会の会場からは裏側になりますが、
迫力のある光景を間近で楽しむことができると評判になっています。
・大曲ファミリーキャンプ場
花火大会会場からは離れた場所にあり、
音楽は聞き取り辛いですが、花火はきれいに見えます。
・大曲中学校周辺
仕掛け花火は少し見えにくいかもしれませんが、
打ち上げ花火はきれいに見ることが出来ます。
・姫神公園
花火大会会場からは離れてしまいますが、
高台にあるので大仙市も一望できます。
・大曲花火大橋上流右岸河川敷(川目南)無料駐車場
花火大会会場まで、徒歩で1時間かかるこの駐車場。
実は駐車場からでもかなりきれいに花火を見ることが出来ます。
大曲花火へのアクセスは?
会場である雄物川右岸河川敷までは電車で行く場合は、JR大曲駅、30分、
車でいく場合は、大曲西道路大曲ICを降りて約15分ほどとなります。
会場:雄物川右岸河川敷(大曲花火大橋下流)
●電車:JR大曲駅、30分
●車:大曲西道路大曲IC、約15分
大曲花火大会に駐車場はある?
花火大会当日は会場周辺が大変混雑しています。
花火大会後、見終わった皆さんが一斉に帰宅するため歩行者の安全を考え、
会場周辺の駐車場は通行規制により、24:00まで退場できません。
行きの駐車場探しの負担や帰りの渋滞を考えると、
中心部まで自動車で入らず、帰りの方向の少し離れた駐車場を利用する事を推奨します。
現在(2020年3月27日現在)はまだ更新されていませんが、
公式サイトで交通規制図にて公設駐車場位置が掲載されるのでチェックしてください。
以前はメイン会場付近にもテント併設想定で、
5カ所(平成30年時)1000台分抽選にて予約できる駐車場がありましたが、
増水などの安全面を理由に2019年から車中泊及びテント設営を禁止し、
河川敷の「テント設営可予約駐車場」はすべて廃止となりました。
大曲花火とは?歴史や2020年の日程、駐車場情報をご紹介します おわりに
いかがでしたでしょうか。
毎年多くの人と全国の花火師が一堂に集まる大曲花火。
歴史も古く、東北の夏の一大イベントです。
特に今年は新型コロナウィルスの影響で、
経済的にも日本にとって暗い空気が漂っており、
開催されるにしても、鑑賞方法には濃厚接触のない距離感で、
密閉された空間を避ける方針が打ち出されることが想定されます。
オリンピックも延期となってしまった2020年の夏、
無理のない範囲となるかもしれませんが、
大曲花火大会では日本を元気づける素晴らしい花火を打ち上げてほしいと願います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。