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秋田 角館のお祭り 2018 日時・場所・アクセスをチェック!

あなたは『喧嘩祭り(※1)』と聞くと、どんなイメージをお持ちになるでしょうか?

 

『なんか物騒…近づきたくない』

 

とか、

 

『どうして平和な日本で喧嘩するの?しかもお祭りで…』

 

と、傍目からはそう見てしまう方も多いのでは?

 

確かに、遭遇したら有無も言わさず喧嘩・・だと物騒ですが、

 

『喧嘩祭り』は、山車や神輿等でぶつかり合うことが「喧嘩に見える」という、

 

正確には『喧嘩になりそうな事をしている』お祭りという表現が正しいと思います。

 

『喧嘩祭り』は『国指定重要無形民族文化財(※2)』にも登録され、日本の民族文化を継承する上で重要な行事でもあります。

 

世界から見て温厚で草食系が多い日本人になぜこのような肉食系のお祭りが継承されているのか興味深いところですよね。

 

今回は、そんな日本中に存在する喧嘩祭りの中から、日本三大喧嘩祭りの一つ

 

『秋田 角館(かくのだて)のお祭り』

 

をご紹介!そのルーツ、開催日時や場所などの情報を掘り下げていきます!

 

(※1)喧嘩祭り
山車や神輿等でぶつかり合う祭りの総称。日本中に存在し、地域によって呼び方も様々。

(※2)国指定重要無形民族文化財
人々が継承してきた無形の文化財のうち、特に重要だと国が指定したもの。風俗習慣(衣食住、生業、信仰など)、民俗芸能、民族技術などの無形の民俗文化財から選出、指定される。



 

秋田 角館のお祭り 魅力

角館のお祭り、その始まりは400年ほど前まで遡り、元々..

 

9月7日、8日に行われていた『神明社の祭り』と、

 

9月8日、9日に行われていた『薬師堂の祭り』

 

一緒になったものが『角館のお祭り』とされています。

 

多くのお祭りがイベント化し、神様の存在が薄れている昨今。

 

『角館のお祭り』は、お祭りの主旨である神への祈り、そして若者が極限まで力を出し切るという、『祭り』本来の姿を今も色濃く残した行事です。

 

その見どころの一つは、18台の曳山(ひきやま ※3)が神明社と薬師堂への参拝のため練り歩き、他の曳山と鉢合わせた際に行われる『交渉』『やまぶっつけ』です。

 

『交渉』は、曳山同士が鉢合わせた際に、相手の曳山と話し合うことを言います。

 

交渉は『交渉員』と呼ばれる若者により、原則2名で行われ、道の優先権などを主張し合います。

 

目があったら即ケンカ、ではなく、しっかりと交渉するんですね…。

 

交渉の際、原則は上り山(※4)に優先権がありますが、お祭り最終日などで参拝等の目的がなくなると、優先権がなくなるため交渉が決裂してしまいます。

 

そして、交渉が決裂した際には実力で進行する必要があるため、お互いの曳山を激突させて戦います。

 

この激突を『やまぶっつけ』と言います。

 

以下は2017年の角館のお祭り「やまぶっつけ 本番」の様子です。

 

因みにこのやまぶっつけ、交差する際に誤って相手の曳山に接触してしまった時には、問答無用で始まります。

 

角館のお祭りの見どころは、曳山の激突だけではなく曳山そのものにもあります。

 

そして、笛、太鼓、三味線等による『お山囃子』を演奏する人たちや、手踊りを披露する踊り手が、壮烈なお祭りに美しさを彩ってくれます。

 

このお山囃子は大変重要な存在で、囃子を演奏していない曳山は運行することができず、死曳山(しにやま)として機能を失います。(ちょっとRPGゲームでありそうな設定ですよね)

 

また、踊り手は通年稽古を積み、曳山に乗るまでには大変な努力を必要とします。

 

このことからも、地元の人たちにとっての角館のお祭りがどれほど神聖であるか伺えますね。

 

(※3)曳山(ひきやま)
山車(だし)の別称で、日本の祭事に引いたり担いだりする出し物の総称。地域によって呼び方や形式が異なる。

(※4)上り山
参拝や上覧に向かう曳山を上り山、それらを終えた曳山を下り山という。

 

秋田 角館のお祭り 開催情報

日時 9月7、8、9日。観光用山ぶっつけは18時~20時30分頃
場所 仙北市角館町中心部 神明社・成就院薬師堂あたり
問合先 仙北市観光課内 角館のお祭り実行委員会
電話 0187-43-3352

交通規制の時間帯は、以下のとおりで、角館駅前付近~薬師堂、神明社、旧黒田家付近の車両は交通規制を受けます。

▼交通規制

・9月7日:16時~24時
・9月8日:10時~24時
・9月9日:10時~24時

 

▼お祭りスケジュール

9月7日
神明社にて宵祭りが開催され、曳山が神明社へ参拝に向かいます。

 

9月8日
武家屋敷通りを抜け、佐竹北家への上覧に向かいます。『観光やまぶっつけ』という、主に観覧を目的とした激突が行われます。 目的は勝負ではなく観覧なので、あらかじめ時間、場所、組み合わせが設定、公表されており、確実にやまぶっつけを見たい方にはオススメです。

 

9月9日
薬師堂への参拝と本祭りがあり、また『やまぶっつけ』が一番多く開始される日でもあります。『観光やまぶっつけ』と違い、いつどこで開始されるか分からないですが、こちらは本気のぶっつけなので、お祭りのクライマックスにふさわしく曳き手もお囃子も最高潮に達します。

 

ぶっつけを見るのが目的なのであれば、確実に見ることができる8日か、本気のぶっつけが見れる(かもしれない)9日に行くのがオススメです。



 

秋田 角館のお祭り アクセス

会場へのアクセスは、電車とお車それぞれ下記のようになっています。

 

◎電車:JR田沢湖線 角館駅から徒歩15分ほど

 

◎お車:
・秋田自動車道 大曲ICより約45分
・東北自動車道 盛岡ICより約85分
・秋田空港から約60分
・秋田市中心部から約70分

駐車場は有料のみ、料金は普通車500円、中型車1.000円、大型車が2.000円、以下がメインとなっています。

駐車場名 住所
市営桜並木駐車場(180台ほど) 秋田県仙北市角館町北野97−1
旧角高グラウンド 秋田県仙北市角館町裏町
仙北市健康管理センター 秋田県仙北市角館町中菅沢77−28

 



秋田 角館のお祭り 終わりに

日本三大喧嘩祭りの一つと言われる、角館のお祭りをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

現代では、平和な時代に合わせ、イベント色を濃くしたお祭り、

 

喧嘩祭りのように神聖な伝統を継承し続けているお祭りがありますが、

 

どちらも私たち人間の在り方を考えさせられるものです。

 

夏が終わり、過ごしやすい気候になる時期に、心も体も熱くしてくれる『昔ながらのお祭り』を、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 
文:星野貴史

 

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