あなたは「プログラマー」と聞いて、どんなイメージをお持ちですか?
ちなみに世間が思う「プログラマー」のイメージは、下記のようになっています。
(某リサーチ会社調べ)
- いつも帰りが遅いイメージ。
- 会話によく分からない「専門用語」が多すぎる。
- 単純な質問をしたら、無視されそう。
- 頭が良すぎてバカにされそう。
- 議論したら長そう。
いやいや、プログラマーも人間です。人それぞれなんですよ!
・・・でも、完全否定はできないかも・・・
という訳で、意外に世間とのギャップがあるようなプログラマー。
今回は彼らの生態を探ってみたいと思います!
プログラマーとは? どんな仕事をしているの?
まず「プログラマー」という人たちは、一体何をしているのかご存知でしょうか?
プログラマーとは、世の中の色々な機械を動かすための仕組みを作っている人たちです。
例えば皆さんが良く使う
- 携帯電話
- カーナビ
- DVDレコーダー
- 地下鉄の改札機
等々は全て中にコンピュータが入っています。
このコンピュータに「こんな仕事をしなさい!」と調教するのが、プログラマーのお仕事です。
- コンピュータにどんな仕事をさせたいかを決めます。
- コンピュータに仕事をさせるために、どう調教するかを決めます。
- コンピュータは人間の言葉が判らないので、コンピュータ言語に翻訳して意味を伝えます。
- コンピュータが人間の思った通りに動くかどうかを試験します。
これらのお仕事をプログラマーたちは、専門用語を色々使いながら話し合っているので、
一般の方から見れば「何を話しているのか判らない」と見えるのですね。
それからよく誤解されているのが、御パンダくんの意見。
プログラマー全員がパソコン好きという訳では無いですよ?
ただし仕事道具は
- 「パソコン」
- 「ネット」
これだけあれば、基本的にはいつでもどこでも仕事はできます。
ただし、基本的にはコンピュータに完全に調教を終了しないと、仕事も終わりません。
コンピュータもなかなか言うことを聞かない時があるので、
どうしても労働時間が長くなりがちです。
また「エンジニア」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?
プログラマーは厳密に言うと「エンジニア」の中の一作業者に当たります。
具体的な作業としては、
- コンピュータに調教する内容を決める
- 具体的にどう調教するかを決める
- 人間の言葉からコンピュータ用語に翻訳して伝える
- 実際にコンピュータが調教通りに動いているかを試験する
このあたりを担当する人のことを言います。
かつては
- 「コーダー」
- 「テスター」
のように完全分業制を取っている場合もあったようですが、
大抵のプログラマはコンピュータに調教する内容を決めるところから、
実際に動作を確認するまでを担当することが多いです。
ちなみに「システムエンジニア」とも仕事がかぶる部分があります。
システムエンジニアは、主にコンピュータに何をさせるかを決める人で、
プログラマーは、実際にコンピュータを調教して仕事をさせる人ですね。
日本のIT業界では
「システムエンジニア」の方が「プログラマー」より給料が多いケースがあるからですね。
欧米では逆にプログラマーの待遇が良かったりもします。
そしてシステムエンジニアは、実際にプログラミングをする機会が少なかったりします。
システムエンジニアになると、お客さんや社内の曲者技術者たちとの調整が欠かせなくなるので、
そんな人間関係のわずらわしさよりも、
機械が素直に言う事を聞くプログラミングの方が楽しいという人も多いです。
中には「生涯現役!」とばかりに、あえてプログラマーで居続ける方も少なくありません。
うーん、確かに合理天狗くんの言葉は完全否定できないですね。
プログラマ出身の管理者は営業活動に不慣れな場合も多く、
そこはやっぱり「餅は餅屋」なのですよね。
商売となれば、コストを無視して開発する訳にはいかず・・・
でも基本的には「プログラマー」という仕事、
自分の努力がそのまま形となって残るのは魅力の1つですよ!
いかに効率良くコンピュータを機嫌良く動かせるか?というゲーム的感覚もあります。
ではこの後は、お給料状況なども含めて探ってみましょう。
プログラマーになるには? 募集状況や収入についてチェック!
まずはプログラマーになるなら、プログラミング言語を1つ覚えましょう。
プログラミングを覚えるためには、専門学校や大学の理系専攻などを卒業しておきたいですね。
ただ、就職面接で「自分はこんなプログラミングが出来ます!」と証明するのが難しくなるぞ。
未経験でプログラマーになるには、
就職まで斡旋してくれるプログラミングスクールに入るという手段もあります。
この場合は20代限定など、年齢制限がある場合が多いのでご注意!
そしてプログラマーになるには、
システム開発を行っている会社に就職するのが手っ取り早いです。
独立するにも仕事をもらうためにはそれなりのコネと営業が必要ですから、
まずは会社員になりましょう。
プログラマーの求人募集はハローワークや求人サイトにもたくさん掲載されています。
首都圏では特に技術者不足で、求人数も多いようですよ。
収入は
- 「正社員」
- 「契約社員」
- 「パート・アルバイト」
でそれぞれ違ってくるのですが、
正社員の一般的な年収は300~600万前後です。
また、最終学歴でも初任給が違ってきます。
大学卒の初任給が月額20万前後です。
月々支払われる金額には「〇時間残業代を含む」という契約を行っている場合もありますので、
就職する時にはよーーーく労働契約書を確認しましょうね。
システム開発には、大まかに言って3パターンあります。
- 自社製品の開発
- 他社向けのOEM(※)を業務委託として開発する
- 他社に出向いて派遣として働く
(※)主に他社ブランドによる受託製造のこと。
自社が他社に
「自社の社員の労働力を提供しますので、その報酬を払ってください!」
という契約をしていると、
自分は正社員でも、他社に出向いて他社の命令に従って働くという場合があります。
これが「業務委託契約」だと自社で仕事の段取りなどを決めることができるのですが、
業務委託の契約をしているのに他社の社員の命令に従って働くと「偽装派遣」と言って、
法律違反になります。
こうなると無駄な残業が多くなるので注意!!
それでなくてもプログラマーという人種は「完璧なものを作りたい」という想いが、
ついつい長時間労働につながることが多いです。
なお、プログラマーの強みとして、技術を極めて「フリーランス(個人事業主)」となって複数案件を請け負うと、
毎月100~200万円を超える収入を得てしまう人も出てきます。
プロジェクトマネージャーやシステムエンジニアに比べて、顧客折衝がなく、仕様や設計が定まったものに集中できる仕組みを作れば
何本も自分のペースでプログラムを作り続けて効果的に稼げてしまうのです。
近年の「働き方改革」に上手に乗って、効率良く仕事したいところですね。
・・・そうは上手くいかないところが、IT業界の根本的な問題なんですが・・・ごにょごにょ
プログラマーとは?なるには?募集状況や収入について おわりに
いかがでしたでしょうか。
いつも難しそうな顔して理屈っぽい話をしている「プログラマー」ですが、
皆さんと同じ人間ですので、
たまには一緒に付き合って、遊んだり飲みに行ったりしてあげてくださいね。
ただでさえ運動量が足りない仕事だからな。御パンダくんみたいな体形になっちゃうな。