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あえのこと(能登)とは?歴史や2019年の日程、アクセスをご紹介

2019/08/23

あえのことってなんだか聞きなれない響きですよね。

 

「あえのこと」は、石川県奥能登地方で古くから行われており、

 

毎年12月5日と2月9日の年2回

 

農家の家で次の年の五穀豊穣を祈願する田の神様」へのお祭りです。

 

「あえのこと」は、1976年(昭和51年)に国の重要無形民俗文化財に指定され、

 

その後2009年(平成21年)にはユネスコの世界無形遺産に登録されました。

 

何だか、ただのお祭りではない雰囲気がしますよね。

 

今回は能登の「あえのこと」について、

 

歴史や今年2019年の日程、アクセスをご紹介していきます。



「あえのこと」とは?その意味は?

稲作を守る「田んぼ」の神様に祈り、感謝を伝える民俗行事ですが、

 

あえ」はもてなし、「こと」は祭りを意味します。

 

そう、一年の終わりである12月5日「田の神様」を家の中に招き入れて、もてなします。

 

そして、春である2月9日になると、

 

「田の神様」に一年の五穀豊穣を祈って田んぼに送り出します。

 

「あえのこと」の歴史は?

「あえのこと」は、口で伝えられたものではなく、行為で受け継がれた伝統行事です。

 

通常伝統行事といえば、親から子へ、子から孫へと口頭で伝えられていくものですが、

 

「あえのこと」は違います。

 

各農家の子どもたちは、家の主人である祖父や父の仕草を毎年見て覚えていきました。

 

この祭礼の行事は各家の奥座敷でひっそりと執り行われることが多いため、

 

独自のしきたりが生まれるところも数多くあります。

 

ですので、他の家がどのような物でもてなしているかは、分からない部分もありますが、

 

田の神様」に対して、最高のもてなしをすることは

 

他の家でも変わりがないことだと言えるでしょう。

 

近年ではユネスコ世界無形遺産に登録されたこともあり、また伝統を後世に伝えようと

 

「あえのこと」を見学したい希望者を参加させる取り組みも行なっています。



「あえのこと」特徴は?

この「あえのこと」は、人々があたかも

 

「田の神様」がその場にいるかのように振る舞い、もてなすことです。

 

昔から田の神様」は目が見えない神様だと言い伝えられています。

 

ですので、振る舞うごちそうな内容を口に出して説明し、

 

家の中を案内するときも「足元にお気をつけください」と話しかけたりと気を配ります。

 

そばで見ていると、一人芝居をしているようで不思議な光景に見えるかもしれません。

 

田の神様は、御夫婦二神とされているため、料理を乗せた神膳、盃や箸にいたるまで

 

二組ずつ用意するのが大切な決まりとなっています。

 

耕作前の2月に12月と同じようにお風呂や食事でもてなし、

 

田の神様を家から田んぼに送り出して豊作を祈願します。

 

家の主人(かみしも)を着て中心となって行います。

 

主人が「田んぼの神様」に話しかけている様子を見ていると、

 

神様の存在が身近に感じられて「あえのこと」の世界に深く入り込んでいきそうになりますね。

 

田の神様へ振る舞う料理にも意味がある

 

田の神様へ振る舞う料理にも理由があります。

 

昔から赤飯はお祝い事など縁起が良い時に振る舞う料理となっていますが、

 

「あえのこと」では赤飯をもてなしの料理として家庭では使いません

 

その理由としては、赤飯米を蒸して作ります

 

「蒸し=虫」を連想させます。

 

米を作る上で、虫は大敵であり、昔はいもち病などの田畑の病気が流行ると、

 

農作物が不作になり大損害を受けることになります。

 

その理由から、「蒸し=虫」を嫌い、

 

代わりに「小豆ご飯」をもてなしの料理として使うことになりました。

 

焼き魚はお供えしない

 

焼き魚をお供えしないのは、「田んぼが焼ける=干ばつを思い起こさせるから」です。

 

ですので、メバルを神膳にお供えするところもあります。

 

理由としては農耕にとって縁起のよいメバル=芽張るを語呂合わせです。

 

また野菜をふんだんに使った煮物や、ぶりの刺身を田の神様へもてなす農家もあります。

 

代々受け継がれてきた伝統を理解し、意味を考えて振る舞う料理は農家の知恵の賜物ですね。

 

田んぼで行われる神聖な儀式

 

家の中でもてなした後は、田んぼに案内する。

 

持ち物は、

 

  • 鍬(くわ)
  • まつ
  • 甘酒

 

を持って振舞います。

 

2月9日の送りの時期はまだ雪が多くありますが、

 

雪の田んぼに(くわ)を入れて土を掘り起こし豊穣をお祈りします。

 

そして、を田んぼの土に差し、松の周辺に甘酒を撒きます

 

甘酒も米から作られているので、土や田んぼ、米と全ての意味が繋がっています。

 

「田の神様、今年もどうか豊作でありますよう、よろしくお願いします。」

 

と田の神様に祈りを捧げて、あえのことの一連の流れは終わります。

 

「あえのこと」の他の意味

「田んぼの神様」へ感謝の気持ちや五穀豊穣を祈るほかに、別の役割もあります。

 

それは「子どもたちにお腹いっぱいご飯を食べさせてあげること」です。

 

田んぼの神様へ料理をふるまった後に、その料理を子どもたちに食べさせました。

 

昔は田んぼの神様へ食料を捧げる」という名目で、

 

年貢の対象外とさせ、収穫をある程度確保できました。

 

今のように食べ物が豊富にあるわけではありませんでしたので、

 

子どもたちがお腹いっぱい食べることもできなかったでしょう。

 

この機会にお腹いっぱいご飯を食べさせたいという大人たちの知恵が隠れていますね。

 

「あえのこと」を見学したい。2019年の日程は?

  • 2019年12月5日 招き(毎年同日・各家庭により異なります)
  • 2020年2月9日 送り(毎年同日・各家庭により異なります)
  • アクセス:北陸道金沢森本ICから車で150分のと里山街道・珠洲道路経由
  • 料金:無料
  • 開催地:石川県珠洲市若山町火宮5−8

 

珠洲市観光協会に問い合わせたところ、

 

珠洲市で「あえのこと」を見学できる場所はこちら1件になります。

 

見学は自由で12月5日であれば、午後1時か2時くらいから始まるとのことです。



あえのこと(能登)とは?歴史や2019年の日程、アクセスをご紹介 おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

今よりも農業技術が発達していなかった時代に始まった伝統を受け継がれてきた

 

「あえのこと」。

 

ユネスコの世界無形遺産に登録されるほど、神秘的な形式を遺した祭りと言えるでしょう。

 

あなたもぜひ、今年2019年は能登へ訪れて体感してみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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