ゲス不倫、アパ不倫、偽装不倫、4WD不倫なんかも出てきている昨今・・・
昔は美談にもなった駆け落ち・・・
ただの不倫なんですがいつの時代も手を変え品を変え・・・
不思議なもので、いつも時代も世界共通で駆け落ち話が好きなのは人のサガなのでしょう。
そんな方々と関連してか「駆け落ちの日」という記念日あることを知っていますか?
今回は謎多き「駆け落ちの日」について掘り下げてみようと思います。
駆け落ちの日とは?
1月3日は「駆け落ちの日」です。
由来は、1938年の1月3日、女優の岡田嘉子さんと杉本良吉さんが、
樺太国境を超えてソ連へ亡命した日です。
今ならもっと大変な騒ぎだったでしょうが、昔も大事件だったそうです。
駆け落ちの先駆け?女優の岡田嘉子さんと杉本良吉さんとは?
岡田嘉子さんは、サイレント映画時代のトップ女優さんだったようです。
杉本さんと恋に落ちるまでにも情熱的な遍歴があり、
映画のヒロインに抜擢された際にも相手役の俳優と駆け落ち失踪し、
その後ご結婚された過去もあるそうです。
一方、お相手の杉本良吉さんは、劇団の演出家の方。
ご病気の奥さんがいたそうですが、自身が演出した舞台で岡田嘉子さんと恋に落ちたそうです。
そうです。世にいうダブル不倫です。
これ、今だったらゲス不倫とか絶対言われるやつですよね。
この杉本さん、日中戦争が開戦した1937年、日本共産党員で執行猶予中だったこともあり、
召集令状で刑務所に送られることを恐れ、2人でソ連への亡命を決意したようです。
杉本さんは病身の妻を置き去りにして、交際中の美人女優・岡田嘉子さんと逃避行の旅へ。
北海道を抜け、1397年の1月3日、
今話題の北方領土の一つ樺太を超えてソ連に越境したそうで。
もう、今なら、文春砲の雨あられですよね。
当時も日本中に衝撃を与えたようです。
駆け落ちした二人は結ばれた??それとも・・・
不法入国となった岡田嘉子さんと杉本良吉さん。
現実は厳しく、入国3日目、スパイ容疑でソ連の国家警察に捕まって別々の独房へ入れられ、
2人で一緒に過ごす時間は終わりました。
さすがソ連、容赦ないです。
杉本さんは、1939年にスパイ容疑で銃殺刑に処せられ、
岡田さんは5年後に釈放されます。
が、日本へ帰国せずしばらくはソ連で暮らしたそうです。
当時は、なぜ2人がこのような危険な駆け落ちをしたのかは謎でしたが、
のちに岡田さんの「悔いなき命」という自伝で語られることになりました。
岡田さんはモスクワで演劇の勉強をし、
杉本さんは国際的左翼袁家危機感演劇機関と連絡をして仕事をする予定だったそうです。
その後も波瀾万丈な人生を送り、岡田さんは1972年、34年ぶりに日本へ帰国し、
「男はつらいよ」シリーズなど映画に出演をしました。
1986年に再びモスクワへ行き、1992年2月10日に89歳の天寿を全うしたそうです。
まぁ、なんて壮絶な人生だったのでしょうか。
そもそも駆け落ちとは??
駆け落ちには「結婚を許されない男女が一緒にその土地から逃れること」という意味があり、
恋愛を意味する言葉ですよね。
しかし、「駆け落ち」という言葉はもともと恋愛に関係する言葉ではありません。
戦国時代の頃には、戦乱に巻き込まれたり、重税や貧困などの影響から
他の土地へ逃げることを「欠落(かけおち)」と呼んでいたそうです。
今とはずいぶん意味合いが違いますね。
ハネムーンも駆け落ち??
ハネムーンと言えば新婚旅行という意味で知られていますよね。
実は昔はハネムーン=駆け落ちだったそうです。
古代スカンジナビアでは、結婚のほとんどが略奪婚だったそうです。
結婚が認められるまでは、集落などを離れて駆け落ち状態だったのです。
現在のように食料も簡単に手に入れることができないので、
はちみつ酒を飲んで飢えをしのいでいたそうです。
そして、月が満ち欠けするように愛は欠けたり満たされることもある。
この二つの意味から
- はちみつ酒(ハニー)
- 月の満ち欠け(ムーン)
の言葉を合わせてハネムーンとなったそうです。
駆け落ちの日とは?いつなの?その謎多き日をわかりやすくご紹介! おわりに
不倫が流行や天気のように連日取りざたされる昨今、
駆け落ちの日の由来となったお二人ほどの覚悟はなかなかないかもしれません。
今回は駆け落ちの意味やハネムーンとの関係について調べてみましたが、
ぜひ、周りが不倫話などでドロドロした雰囲気になったら雑学で場を和ませてみてくださいね(棒
最後まで読んでいただきありがとうございました。