育児にストレスはつきもの。
ワーキングママも専業主婦もシングルマザーも
悩まない親御さんはいません。
だからといって、お子様に辛く当たり過ぎたり、
イライラを我慢しきれず爆発してしまったりするような状態が続いていては
お子様の将来に影響します。
そこで今回は育児中の怒りをコントロールするアンガーマネジメントについてと、
怒りを薄めてくれる育児のおすすめ名言5つをご紹介します。
アンガーマネジメントとは?
日本には「道徳」という教科があり、
相手の立場で、相手の心を考えることを学ぶ機会は多々あります。
しかし、「怒り」が起きた際の対処法は教えられないまま大人になってしまいます。
アンガーマネジメントというスキルは近年注目を集めてきており、
どうしても避けて通れない「怒り」をどのようにコントロールするかのスキルとなっています。
怒り(アンガー)とは?
怒りのトリガーは人それぞれ。
怒りを抑えられる器も大きさによって異なります。
子育て中のご両親、特にママは、周りの評価にとても敏感になりがちです。
なぜなら、子供ができた時点からママとなり、
今までできた多くの事が制限され、環境も大きく変わっていくからです。
そうすると急に視界が狭くなり、他の子と比べたり、
我が子の出来は自分次第で評価されると思ってしまう方もいます。
このため、お子様の「~できない」「~しない」など「○○ない」が積み重なると、
いつの間にか前述のコップから怒りがあふれ出てきてしまいます。
怒りのメカニズムから生まれたアンガーマネジメント
子供を育てる過程で、全て思い通りにはいくことはまずありません。
つまり、思い通りにいかないとき、親のアンガーマネジメントが試されるのです。
人間の怒りは沸点に達してから
6秒間
自分を抑えることができると、冷静さを取り戻せるとされています。
つまり、自分の感情より、お子様の将来を思って“叱る”のなら、
叱る前に落ち着くための6秒を確保する術を身に着ける必要があります。
冷静になるための6秒間の使い方は?
6秒間で大切なポイントとして、数字をカウントダウンしないことです。
6・5・4・3・2・1・・・・
としてしまうと、0になる時には怒りが倍増してしまいます。
6秒間を過ごす間のオススメは呪文のように合言葉を唱えることです。
イライラしたら「この言葉を唱える」と決めておくとよいでしょう。
それでは何を唱えればいいか、事例を見ていきましょう。
怒りが薄れる育児のおすすめ名言5つ
唱えるのにおすすめなのが宗教家や小説家たちの名言です。
名言1
短所に目をつぶり、長所をほめなさい。苦しむのは、あなた自身です。
名言2
子供にとっては親の生き方こそ最高の教材になります。
子供は「親のいう通りにはしないが、親のする通りにはする」からです。
名言3
愛する者と一緒に暮らすには一つの秘訣がいる。
すなわち、相手を変えようとしないことだ。
名言4
生きてるだけで丸儲け
名言5
いつもすべての物事のよい面を見るようにし、
人を裁くような判断を下さないようにすること。
どうでしょうか。
どの名言も非常に的を得ており、冷静さを取り戻させてくれますよね。
6秒で怒りを抑えた後は?
まずお子様が何か怒らせるようなことをしても、
子供の立場になって、理由を聞きましょう。
その行動には子供なりの理由があります。
いったん子供の話を聞こうとする間をつくることで、
反射的に怒ってしまうことを防ぐこともできます。
とはいえ落ち着いて叱っても、子どもが聞いてくれないこともありますよね。
例えば、
『片付けなさい』と注意しても片付けていない…よくあることです。
まずは、子どもがすぐにできると思わないことです。
自分もそうだったと思い返し、1000回言うつもりでいると、
1回にがっかりせずに済みます。
大切なのは、お子様にとって必要な過程だと思うことを、
親が一貫して言い続けることです。
怒りの原因の見方を変えて新たな発見がある?
そもそもお子様も含めて他人を変えることは難しいことです。
変えられないことにフォーカスするのではなく、
環境に注目することが推奨されています。
例えば、
お子様がテレビを見ながらご飯を食べているとします。
親が『手が止まっているよ、早く食べ終わってしまいなさい』
と言っても聞いてくれないとします。
ここで親がお子様にしてほしい行動は、
きちんとご飯を食べ終わることです。
その行動をお子様から引き出すには、
そもそもテレビを見ないことです。
子どもを怒るのではなく、変えられる環境に目を向けましょう。
育児のアンガーマネジメント!怒りが薄れる育児のおすすめ名言5つ おわりに
いかがでしたでしょうか。
子育て中の親御さん、特にママたちは、子供と過ごすかけがえのない毎日の中で、
傍から見るといつも幸せそうに思われるかもしれません。
しかし、常に幸せで毎日に満足している人はいないはず。
時には壁にぶつかり、苦しみ、泣きながら…
それほどまでに、『人を育てる』ということは正解がなく大変なのです。
だからこそ、その先に得られる喜びはかけがえのないくらい大きく、
その喜びを得るために頑張ることができるのも子育ての醍醐味です。
しかし、ついつい張り切り過ぎて怒り過ぎてしまうこともあるでしょう。
でも本来は親がするべきことは、感情的に怒ることではなく、
子のためを思って教育として叱ることです。
自分のストレス解消のために生んだわけではないはずです。
親御さんが冷静さを取り戻すスキルを身に着けることで、
怒りをコントロールし、落ち着いている姿からお子様も学ぶことができます。
そうすれば、毎日お子様とぶつかることも
良い意味で少なくなっていくのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。