今や小学生の将来の夢ランキングの上位に名を連ねる
「ユーチューバー」。
うまくいけば好きな事をしてみんなに楽しんでもらえるうえに、
お金までもらえてしまう夢のような職業です。
昭和の時代からしたら
一体誰がこんな未来を想像できたでしょうか。
一言で「ユーチューバー」と言っても
様々な動画の種類があります。
では、本気で「ユーチューバー」を目指すためには
どうしたらいいのでしょう。
今回は、語りつくされた感もありますが、
あえて、そもそもユーチューバーとは何か、
どうやってなるのか、
最初に必要な機材や、初期費用についても
徹底解説していきます。
ユーチューバーとは?
筆者の独断と偏見ですが、
ユーチューバーは大きく2つに分けられると思います。
- 利益目的ではなく、自分自身の趣味や自己表現が目的
- 収益目的で企業や団体とのタイアップ動画の制作や、商品やサービスを独自の企画や表現で宣伝するなどの活動が目的
どちらのスタンスで活動するかは目的によっても異なりますが、
中には趣味や楽しみ目的でユーチューバーを始めたところ人気に火が付き有名になり、
企業タイアップなどに起用されるようになった人もいます。
ユーチューバーとしての実績や経験を積めば、
「楽しみ」と「収益目的」を両立させることも可能なのです。
ユーチューバーになるには?
ユーチューバーを始めるには
2つのステップが必要です。
1 自分のチャンネルを開設する
ユーチューバーの活躍の場は、
YouTube内にある自分自身のチャンネルです。
①Googleアカウントを取得する
YouTubeはGoogleの提供するサービスのひとつのため、
まずGoogleアカウントを作成します。
- Googleアカウントで検索し、「アカウントの作成」をクリックします。
- 必要な個人情報を順に入力します。
- ユーザー名とパスワードを決めます。
ユーザー名は同時に作成されるgmailアドレスの
「〇〇@gmail.com」の部分になるので、
使いやすい名称をつけましょう。
②YouTubeにログインしてチャンネル登録
Googleアカウントを取得したら、
YouTubeにログインして自分のチャンネルを開設します。
- Googleアカウントのユーザー名とパスワードを入力し、YouTubeにログインします。
- YouTubeトップページ右上にある、自分のGoogleアカウントのアイコンをクリックし「設定」をクリックします。
- 「新しいチャンネルを作成」をクリックします。
- 「ブランドアカウント名」=「自分のチャンネル名」を入力して作成をクリックします。
完了すると、いよいよ自分のチャンネルが開設されます。
*チャンネル開設時の注意点
YouTubeでチャンネル開設をする方法は、YouTubeにログイン後に
- 「ブランドアカウント」を追加する方法
- デフォルトで作成される「デフォルトアカウント」を使う方法
があります。
デフォルトアカウントを使ってのチャンネル運営は可能ですが、
- チャンネル名=Googleアカウント名のため、セキュリティ上のリスクが高い
- ブランドアカウントのチャンネルは削除できますが、デフォルトアカウントのチャンネルは削除できません。
そのため、主なチャンネルはデフォルトアカウントではなく
ブランドアカウントで作成し、運営するようにしましょう。
2 動画を制作、配信する
最初に配信する動画を制作、
それを配信すればいよいよYouTuberとしてデビューできます。
YouTuberが投稿している自作動画には
以下のような種類があります。
- チャレンジ(○○やってみた)
- 商品レビュー
- ゲーム実況
- お役立ち系(自己啓発や、大学系の知識など)
- 料理
- 筋トレ
- 音楽(ダンス)
- 作業用BGM
- ペット紹介
- CGやイラストのキャラクターとして動画を投稿する
「 Virtual YouTuber(バーチャルユーチューバー、Vtuber)」
などがあります。
撮影前に著作権やYouTubeのポリシーに反した内容でないか
確認しておきましょう。
○配信の方法
制作した動画は、動画のタイトルや説明文、サムネイルなどを自分で登録し、
YouTubeのホームページ検索窓右横にあるカメラマークをクリックし
「動画をアップロード」をクリックすると配信できます。
*サムネイルとは?
動画の概要を一枚絵にまとめたものです。
必要な機材は?
企画を考え、動画を撮影し、編集してひとつの動画が完成しますので、
以下のような機材があると良いでしょう。
- 撮影機材(ビデオカメラ、一眼レフカメラなど)
- 撮影補助機材(三脚、ヘッドセット、照明など)
- 動画企画によって必要な物(楽器やゲーム機器など動画制作に使うもの)
- 編集ソフト
ただし、現在のスマートフォンは非常に高性能ですので
上記を最低限のレベルでこなすことができますので、
コストを抑えたい人は、あえてスマートフォン一台でスタートしてみてはいかがでしょうか。
初期費用は?
必要な機材などで10万~50万ほどはかかります。
しかし、家にあるものを活用したりすれば
0円で始めることも可能です。
実際、機材を揃えずに企画力や世界観で人気を集めている
ユーチューバーもたくさんいます。
ユーチューバーとして成功するには?
○Googleアナリティクス
ユーチューバーは、動画を作って配信するだけでなく、
その後チャンネルを成長させるのも非常に重要です。
そのためには、動画の詳細なデータを分析するために
ユーチューバーが無料で使える動画データ解析システム
「Googleアナリティクス」があります。
自分がアップロードした動画を視聴している層の
年齢や性別、地域、視聴しているデバイスなどのデータを可視化できるので、
どのような層に支持されているかが分かります。
自分の動画がどのような層にウケて反響があるのか、
この統計情報を活かして企画を練ると良いでしょう。
○YouTubeのポリシーとガイドラインに違反していないか
内容が過激な動画は、それだけ視聴者の興味もひけるので
再数回数も多く望めます。
しかし、再生回数や収益欲しさに違反動画を投稿すると、
アカウント停止などの処分を受けることになりかねません。
違反動画とはYouTubeのコミュニティガイドラインに違反した動画のことです。
必ずガイドラインを遵守した動画制作を心がけましょう。
ユーチューバーとは?なるには?必要な機材は?初期費用も徹底解説! おわりに
一見、とても簡単に遊びながら好きな事をして稼いでいるように見えてしまうユーチューバーですが、
限られた予算内で企画を練り、動画の内容に工夫を凝らし、多くの人の目に留まるためには、
サラリーマンなどのように「言われたことをただこなす」力よりも
「自分で考える」力と、それなりの努力・忍耐力が必要です。
勢いとノリで始める人は多いと思いますが、
エガちゃんや宮迫さん、本田翼さんのような芸能人ならまだしも、
一般の人が開設したチャンネルであれば
最初の1~2年はアクセスが集まらず
「何をやっているんだろう」と思ってしまい、やめてしまう人が9割でしょう。
でも、初めは慣れない操作にとまどうこともあるかもしれませんが、
少しずつ場数を踏んでいけばより多くの動画制作が可能となり、
視聴者のニーズに沿った動画が分かるようになりますので、
諦めず、あなたも是非、挑戦してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。