あなたは古い物を取っておくタイプの人間でしょうか?
大量生産、大量消費が当たり前になった現代社会。
古い物といえば、汚い、ボロい、価値のない物、というイメージがあります。
確かに、古くなって本当に価値のなくなったものも多いでしょう。
でも、「骨董品」や「アンティーク」と呼び方を変えるだけで、不思議な魅力に包まれるものもあります。
「骨董品屋?近所にあるけど人が入っていくところ、見たことがないなぁ」
「薄暗いけど、営業しているの?」
「怪しい、古いものを高く売りつけているのでは…?」
どうしても怪しいイメージがつきまとうハードルが高そうな骨董品屋。
実は全国各地で骨董市なども行われており意外と身近にあるのです。
今回はそんな不思議な魅力のある骨董品を売買するお店骨董品屋について考察していきます。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね。
骨董品屋とは?
骨董品屋とは、古いものを買取り、欲しい人へ売るお店のことを指します。
本来、骨董品屋というものは、日本やヨーロッパなどから年代物の陶器や美術品を仕入れ、顧客との販売交渉を主な仕事としているお店でした。
ただ、ここ最近では美術品だけではありません。
日用品やゲーム、漫画などの幅広い物を買取り、お客さんに売るというお店も増えており、これも広義では骨董品屋になります。
あなたもメルカリやジモティーといったサービスで漫画やCDを売ったり、中古の品を買ったことがあるのではないでしょうか。
そう考えると、骨董品屋も少し身近に感じますよね。
骨董品屋になるには?
一般の方がゲームや漫画を売るのは簡単にできますが、高価な骨董品を仕入れて売るのはハードルが高くなります。
商売用に仕入れて売り出すには、「古物営業許可証」というものが必要になります。
「古物営業許可証」の取得に際しては、管轄している警察署への申請を求められます。
必要書類を用意し、管轄している警察署へ申請書を提出して、許可証を得るといって、すべてのプロセスには最低でも40日ほど掛かるとされております。
開業をお考えの方は、早めの申請をオススメします。
骨董品屋はなぜ潰れない?
「骨董品屋さんって潰れないよね」
そう言われていた時期もありましたが、2022年は不況の煽りを受けています。
古くからの骨董品屋で主に取り扱っているのは、いわゆる嗜好品と呼ばれるもの。
特に金額の高い芸術品などはやはり、景気の影響を大きく受けます。
インターネットを活用している骨董品屋もありますが、
金額が高く、高齢者が主要顧客となるので、活発な動きではないようです。
しかし、しっかりとした目利きを学び、長い目で投資ができるのなら、大きく儲けることも夢ではありません。
多くの場合、骨董品屋に勤めて経験を積み、自分の得意分野で独立していくことが多いようです。
骨董品屋との出会い。骨董市おすすめ5選をご紹介!
次に、全国各地で行われている骨董市を5つ、ご紹介します。
*新型コロナウイルスの影響で、開催日時が変更になる可能性があります。
最新情報は各ホームページよりご確認ください。
大江戸骨董市
日本最大規模の屋外で開催される骨董市。
お洒落スポットである代々木公園で行われることから多くの方が訪れます。
場所:有楽町・東京国際フォーラムと原宿・代々木公園ケヤキ並木
開催日時:毎月第1、3日曜日
公式サイト:https://www.antique-market.jp/
京都アンティークフェア
西日本最大規模のアンティークフェア。
アンティークとは骨董と同じ意味です。
この骨董市も以前は京都大骨董祭という名称で行われていました。
場所:京都パルスプラザ(京都府総合見本市会館)大展示場
開催日時:春、初夏、秋の年3回。
公式サイト:http://www.gomoku-do.com/
北海道アンティーク骨董ジャンボリー
北海道内最大級といわれる、大規模な骨董市で、全国から人が集まります。
場所:札幌市中央区のサッポロファクトリーホール
開催日時:年に一度、6月末ごろの土日
公式サイト:http://www.hakjamboree.org/
広島アンティークマルシェ
世界各地から商品が集められた、広島最大級の骨董市で、多くの人で賑わいます。
場所:広島県立産業会館 西館第3展示場
開催日時:年に1回から2回。
公式サイト:https://www.facebook.com/antiquemarche2/
風の市場 筥崎宮 蚤の市
骨董品はもちろん、古着や雑貨など、様々なものが集まります。
場所:福岡市筥崎八幡宮
開催日時:年に10回ほど。
公式サイト:https://ja-jp.facebook.com/Kottouichi/
おまけ:インターネットのみのお店
主なお客さんが高齢者とはいえ、インターネット上にお店が全く無いわけではありません。
実際のフェアと異なるのは布だけ、お皿だけ、ドールだけと、ジャンルを絞った専門店が充実していること。
古いものに興味があり、自分が好きなジャンルがはっきりしている方は、一度覗いてみてはいかがでしょう。
骨董品屋とは?なるには?なぜ潰れない?骨董市おすすめ5選もご紹介 おわりに
いかがでしたでしょうか?
「今日は骨董品を買いに行くんだ!」なんて人は少なくなり、敷居が高くなってしまった骨董品屋。
そんな現代においても、古いものには味があり、不思議な魅力があります。
このため、各地で開催されている骨董市には人の足が絶えません。
あなたもぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
古い物には、作り手はもちろん、使ってきた誰かの想いが詰まって次の所有者を待っています。
あなたにとって、運命の一品が見つかるかもしれませんよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。