現在、世界中で流行している新型コロナウイルス(以下、コロナ)。
この記事とは別記事「新型コロナウィルスとは?症状や対策、空気中の生存時間を徹底分析!」でも特集していますが、
今なお私たちの日常生活だけでなく、社会全体に大きな影響を与えて続けています。
まだ収束の見込みは立っていませんが、今後は、コロナ感染を防ぐためにも、
まずは日常生活のスタイルを変えていく、そんな岐路に立たされています。
とはいっても、今まで通り会社に通勤しなければならない方もいれば、
そして、医療従事者やサービス業など、
不特定多数の人と接触しなければならない方もいらっしゃるでしょう。
「日常生活を過ごしている中で、いつコロナに感染するかわからない…」
誰もがそのような不安を抱えているのではないでしょうか。
そんなあなたにお伝えしたいのが、【新型コロナウイルスの抗体検査】です。
今回は、新型コロナウイルスの抗体検査について、気になる費用や、国からの補助金の有無など、詳しくご紹介していきたいと思います。
もし検査でもPCR検査について知りたい方は、別記事「PCR検査はどこで受けられる?所要時間はどれくらい?わかりやすく紹介します!」をお読みいただければと思います。
コロナの抗体検査とは?
まずコロナに感染しているかどうかを調べる、PCR検査とは違い、
過去コロナに感染していたかどうかを調べるのが、抗体検査です。
そう、抗体(こうたい)とは、ウイルスが体内から入ってきたときに、
体内からウイルスを除去しようと、身体が作り出したたんぱく質のことです。
抗体は、ウイルスが体内に入ってきたときから数日後~数か月後に、
身体の中で作られ、再度同じウイルスが体内に侵入してきたときに、
そのウイルスを排除してくれる役割を持っています。
最近では、自分がコロナへの抗体を持っているかどうか、
抗体検査にて確認することができます。
いくつかの病院が、『コロナ抗体検査』を導入し始めており、
それらの病院で、抗体検査を受けることができます。
コロナの抗体検査はどうやるの?
コロナ抗体検査は、血液検査です。
細い針を指先に射し、検査キットに血液を垂らすと、
わずか数分で結果が出て、陰性か陽性かがわかります。
抗体検査で【陽性】と出た場合には、
あなたが過去にコロナに罹患した、ということが証明されます。
そのため、あなたの身体の中にはコロナへの抗体ができており、
今後コロナが侵入してきても、抗体によって排除され、
ウイルスに感染しない、ということがわかります。(ただし、今回のコロナは抗体が数か月で消えてしまうという結果も出ており未だにその正体は謎に包まれています。)
アメリカのニューヨークでは、2020年4月末の時点で、
抗体陽性の方が全体の15%ほど存在したそうです。
ですが、コロナの抗体に関しては、
現時点ではまだ正確なデータが出ていないので、
陽性だからといって「生涯コロナに感染しない」というわけではないようです。
この点をきちんと理解しておくことが必要です。
コロナウイルスの抗体検査は正確なのか?
今年2020年3月末頃から日本に輸入されていたのは、中国製の抗体検査キットでした。
こちらは、検査の結果が不正確だとして、すでに回収されています。
今年2020年5月3日には、スイスの製薬会社【ロシュ】社が、
100%抗体陽性を検査することの出来る検査キットを開発した、との発表がありました。
抗体検査に陽性反応が出れば、
- 今までよりも仕事がしやすくなる
- 抗体を持った医療従事者の方が、患者さんと接触しやすくなる
などするかと考えられます。
少しずつ抗体を持つ人が増え、外出できる人が増えるようになれば、
少しずつですが、普段のような日常を取り戻せるようになってくるのではないでしょうか。
コロナ抗体検査の費用は?
現在は、いくつかの医療機関にて、
検査キットを用いたコロナ抗体検査が行われているようです。
ですが、まだ検査キットの入荷はされておらず、
入荷後、【完全予約制】にて検査が行われるようです。
※検査キットには数に限りがあると思われます。何の症状も出ていない方は無理な問い合わせは行わないようにし、検査についての情報、決まりなどについては、各医療機関のルールを遵守しましょう
また、コロナ抗体検査については、保険が効かないので、
場合によっては5000円から8000円程度の費用がかかる場合があります。
国からの補助は出るのか?
アメリカやイギリスでは、検査が実現できれば、
抗体を持つ人に「免疫証明書」を渡し、
社会復帰に役立てでもらうという案が浮上しています。
コロナの抗体検査は、
政府としても重要視しているポイントだとは思いますが、
抗体検査に関しては、国から費用が出るのでしょうか?
厚生労働省は、今年2020年4月頃から、検査キットの性能の審査を兼ね、
試験的な検査を行ってきましたが、来月6月から、東京・大阪・宮城の3か所で、
より大規模な検査を始めることを発表しています。
大規模な抗体検査を行うことにより、地域内での感染状況の広がりや、
より多くの人が抗体を持つことで、「集団免疫」ができ、
感染が広がらなくなる可能性を期待している、ということです。
この大規模な抗体検査については、
一般住民を対象に、約1万人規模に及ぶ予定だそうです。
ただ、検査にかかる費用について、国から補助金が出るかどうかは明かされていませんでした。
今後、より詳しい情報が発表されていくと思いますので、新たな情報に注目したいと思います。
コロナの抗体検査とは?気になる費用について国から補助が出るのか? おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、
- コロナの抗体検査とは何か
- 気になる費用
などについて、国から補助は出るのかを中心に詳しくお伝えしました。
世界中で猛威をふるい続けるコロナですが、
- ワクチンの開発
- 抗体キットの普及
など、少しずつですが、ウイルスとの闘いの収束に向けて、
希望の光は見えてきていますよね。
- 外出することが難しい
- 仕事や私生活に影響が出る
など苦しい思いをさせられる日々ではありますが、
東京都をはじめ、日本全国でも少しずつ感染者が減り始めています。
引き続き、体調管理に気をつけながら、冷静に状況を見守っていきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。