あなたは伝説の投資家「ウォーレン・バフェット」氏をご存じでしょうか?
投資をかじっている人であれば知らない人はいないと言われるこの御方。
なんと、一代で840億ドル(日本円換算 : 8.8兆円以上)もの資産を築き上げ、
数々の功績と名言を残して、今もなお活躍し続けており、
現在はわが国日本株への投資も行い話題になっています。
そこで、今回はそんな生ける伝説ウォーレン・バフェットについて、
その名言や日本株のどれに投資したのかについても調べてみました。
ウォーレン・バフェットとは?
ウォーレン・バフェットは1930年に米国のネブラスカ州オマハで生まれました。
バフェット氏は父親が証券会社勤めで、幼少期から投資が身近な環境にあったことから、最初の投資経験は11歳だったとか。
その後バフェット氏は、偉大な投資家ベン・グリアム氏が教えるコロンビア大学のビジネススクールに入学し、その流儀を学んでいきます。
バークシャー・ハザウェイの会長兼CEOに就任
1969年になるとバフェット氏はバークシャー・ハザウェイの会長兼CEOに就任します。
同社はもともと紡績業を営む会社でしたが、バフェット氏は、市場で低く評価されていることに目を付け、
同社の株を買い続け、1964年に支配権を獲得し、その5年後に会長兼CEOに就任しました。
その後、バフェット氏は同社のコア事業であった紡績業を残しつつ、新たに「投資事業」を開始。
1965~2008年までの期間に純資産を平均で20% 以上で伸ばし続け、
世界有数の機関投資家として瞬く間に有名になります。
2020年現在、バフェット氏は90歳。
オマハに暮らしながら投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めています。
こんなにかっこいいおじいちゃんは世界中に彼をのぞいていないでしょう。
バフェット氏の投資手法は?
バフェット氏は、「バリュー投資」を実践しています。
バリュー投資とは、実際の価値よりも安めに評価されている株を購入して、
本来の価値に戻った時に売却して利益を得る投資手法です。
つまりバフェット氏の投資スタイルは「長期投資」となります。
バフェット氏は、投資先を徹底的に調査後に投資することによって、
成長性を見込んで株式を保有し続けるスタイルを貫いています。
さらに有事の際は、投資を手控えていったん保有株式を売却するディフェンシブな体制をとり、
このときに売られた株式を購入できるよう、常に現金を手元に用意しておく慎重さも兼ね備えています。
バフェット氏の現在の総資産と保有株は?
30代で100万ドルもの資産を積み上げていたバフェット氏ですが、
現在の総資産のほとんどは、50代以降に築いていると言われています。
前述の通り、バフェット氏の投資戦略の基本方針は長期投資。
自分の理解できない事業には一切投資しない姿勢であることから、
投資先のことを理解する努力を惜しみません。
バフェット氏の主な保有株として知られているのは、Appleやコカ・コーラ、 バンク・オブ・アメリカなど。
どれも長期的な成長性が期待できる会社の株式ばかりですよね。
バフェット氏流の投資術の基本戦略は
“社会の経済や政治の動きに大きく左右されない事業を選び、その会社が成長するまでじっくりと待つ”
なのです。
バークシャー・ハサウェイの株主総会
バフェット氏が会長兼CEOを務めるバークシャー・ハサウェイの株主総会は毎年5月にオマハで行われています。
この際、人口わずか40万人の街に、バフェット氏をひと目見ようと世界中から約4万人の株主が集まります。
名物はバフェット氏と共同経営者であるチャーリー・マンガー氏が
2人で株主からの質問に長時間答え続ける恒例行事です。
株主総会の開催期間には、バークシャー・ハサウェイの関連会社が一堂に集まり、自社の商品を割引価格で販売するのです。
ただ、株主総会というよりも、もはやお祭りのようなイベントで楽しんでもらえる仕組みになっており、
株主たちを離さない長期戦略ともいえます。
ウォーレン・バフェットの名言は?
バフェット氏は、人格的にも尊敬される人柄で、多くの名言でも知られ多くの書籍となっています。
なかでもバフェット氏の投資戦略が垣間見える名言として
・「我々が歴史から学ぶべきなのは、人々が歴史から学ばないという事実だ」
・「買うのは企業、株ではない」
・「金持ちになるためには2つのルールを守りなさい
ルール1 : 絶対にお金を損しないこと
ルール2 : 絶対にルール1を忘れないこと」『ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉』 (PHPビジネス新書)より引用
最近では
「履歴書に載る経歴のために仕事をするのは、セックスを老後の楽しみにしようと取っておくことと同じことだ」
という確信をつく名言も発しています。
バフェット氏は、投資家としてだけではなく、自ら稼ぎ出した資産の大半を、
懇意にしているビル・ゲイツ氏の「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」に寄付しており、
社会貢献もしっかりと行っているのです。
バフェット氏は日本株のどれに投資したのか?
バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイは、子会社であるNational Indemnity Companyを通して、
2020年8月に以下の日本の5大商社株をそれぞれ5% 超取得したと発表されました。
②伊藤忠商事
③丸紅
④住友商事
⑤三井物産
バフェット氏が日本株に投資した理由は?
バフェット氏が日本株に投資した理由は、株価の割安感、広範な事業内容ではないかと推察されていますが、
その真意はいまだ不明です。
日本企業を単なる投資先としてだけでなく、
バークシャーの子会社の潜在的なパートナーとして見ているのかもしれません。
ウォーレン・バフェットとは?名言や日本株のどれに投資したのか? まとめ
いかがでしたでしょうか。
ウォーレン・バフェット氏の手法や戦略を聞くとシンプルで当たり前のように思えますが、
実行することは簡単なことではありません。
バレット氏が誰かのモノマネではなく、流行に流されることもなく、物事の本質を見ている。
それが見えるから、投資が上手く行くのでしょう。
まさしく人格が成しえた伝説と言えるでしょう。
あなたもバフェット氏の戦略を学び、投資に挑戦してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。