あなたは今までに「これを食べた後は口臭が気になるな…」
と思われたことはありませんか。
そう、例えばにんにく!
おいしく、外食で口にする機会は少なくないのですが、
その後の会話には敏感にならざるを得ません。
でも、これを食べたら臭くなりがちとわかっていれば
食後の対策もできますよね。
今回は口臭の原因となる食べ物トップ5を把握したうえで、
併せて、口臭を予防する効果の期待できる食べ物トップ5を
紹介していきたいと思います。
口臭の原因となる食べ物トップ5は?
美味しいけど食べた後で口臭がきつくなる食べ物。
学校ではなかなか教えてくれませんが、当サイトでは特集してしまいます。
それでは一つずつ見ていきましょう。
5位・アブラナ科の野菜
アブラナ科の野菜は、口臭の原因になります。
その原因は「インドール」という成分が多く含まれているためで、
なんとインドールは便のニオイの元と言われている成分です。
便‥と聞くと引いてしまいますが、
実はインドールはがんの予防に有効とも言われており、
口臭の原因になるデメリットを補って余りある良い効果もあるのです。
でも、インドールを含む食べかすが口内に残ることにより、
細菌が分解されガスを発生させてしまい、口臭の元となってしまうのです。
アブラナ科の代表的な野菜は以下の通り。
- ブロッコリー
- キャベツ
- 芽キャベツ
- かぶ
- 白菜
- 大根
- わさび
- カリフラワー
- ケール
- ルッコラ
- クレソン
4位・砂糖
砂糖がお口の中に残っていると、細菌が活性化し、
虫歯や歯周病を悪化させ、口臭の原因となってしまうのです。
もちろん、細菌が活性化=食べかすの分解も活発化
という悪循環で口内にガスを発生させ、口臭の元になります。
また、砂糖の摂取は血糖値の乱高下を引き起こしますので、
体内の酸化を招き、体臭の原因になります。
さらに、腸内で悪玉菌のエサとなり、腸内を腐敗させ、
呼気を通して口臭にでてしまうことも考えられます。
口腔内の乾燥を防ぐため、水分摂取を心がけたいところですが、
水分摂取は砂糖の含まれていないものを選びましょう。
3位・乳製品や卵
- 牛乳
- チーズ
- ヨーグルト
- アイスクリーム
などは口臭を引き起こす原因となります。
細菌が乳製品に含まれるたんぱく質を分解し、ニオイ成分を作り出すのです。
この乳製品に含まれるたんぱく質には硫黄成分が多く含まれています。
温泉などの硫黄が臭いというのは多くの人が知るところですよね。
2位・コーヒー
コーヒーが口臭の原因になるという理由には、唾液の分泌が関係しています。
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、
体内の水分をどんどんと輩出してしまいます。
その結果、口の中が乾きやすくなり、口臭の悪化につながるのです。
またコーヒーの酸味成分は口腔内を酸性にする働きがあり、
口腔内の細菌を増やしてしまうのです。
1位・ネギ科の野菜
やはりこれは堂々のランクイン。
ニオイの素となるのは、
- ねぎ
- たまねぎ
- ニラ
- にんにく
といった野菜に含まれる「アリシン」という成分です。
でもアリシンはメリットの方が多く、
- 疲労回復効果
- 生活習慣病を予防する効果
- 血糖値の上昇を抑える効果
- 血流を改善する効果
- 感染症を予防する効果
- 食欲増進効果
などがあり、積極的に取り入れていきたい野菜です。
ただ、ご存知の通り、口臭の大きな原因ともなりますので、
エチケット対策をしながら賢くメリットだけを享受して食べましょう。
アリシンの多いネギ科の野菜は以下の通り。
- にんにく
- 玉ねぎ
- 長ねぎ
- にら
- らっきょう
- あさつき
番外編・お肉
肉類は脂質が多いことから口臭を招くことがあります。
脂質は体内で分解する際に悪臭を発するため、
どうしても口臭となってしまうのです。
焼肉の後などに口臭がキツいのは誰もが知るところです。
口臭を予防する食べ物トップ5は?
それでは、今度は知っておきたい口臭を予防してくれる食べ物です。
口臭の原因となる食べ物と上手に併用していけるよう
しっかりと把握しておきましょう。
5位・ヨーグルト
意外にもヨーグルトがランクイン。
口臭の原因は、悪玉菌という体内に存在する菌にあると言われ、
この悪玉菌が食べカスなどをエサにして繁殖して悪臭を発します。
そこでヨーグルト(乳酸菌)を摂取すると
悪玉菌の繁殖をおさえて口臭をやわらげてくれるのです。
ただし、ヨーグルトには加糖と無糖があります。
砂糖は口臭の原因となりますので、口臭予防にヨーグルトを摂取される際には
「無糖」のヨーグルトをおすすめします。
4位・キウイ・パイナップル
これは、お肉を食べ過ぎたときにピッタリの臭い予防法です。
キウイに含まれる「アクチジニン」という成分や
パイナップルに含まれる「ブロメライン」というタンパク質分解酵素は、
胃腸の働きを改善し、お肉に含まれるタンパク質の消化を助けてくれます。
ただし、加熱処理されているパイナップルなどは
「ブロメライン」の成分は分解されてしまっていますので、
必ず生のものを選ぶようにしましょう。
3位・オレンジなどの柑橘類
胃の内部からこみあげてくるニオイには、オレンジなどの柑橘類がおすすめです。
胃の中に食べ物が長くとどまると胃もたれをおこし、
残った食べ物が胃で発酵したりしてしまい、
その発酵臭が肺に入り、吐く息が臭くなってしまうのです。
オレンジなどの柑橘系の食べ物には、
さまざまな種類の酵素が含まれており、胃の消化を助けてくれる作用があります。
そのため、胃の中に食べ物が残りにくく、
消化を助けることで臭いを抑えるというわけです。
2位・レモンや梅干し
酸っぱい物を食べると、自然と唾液が出てきますよね。
レモンや梅干しなどに含まれている酸は、
歯のエナメル成分を溶かしてしまうのですが、こうなってしまわないように、
酸っぱいものを食べると唾液を多く分泌するといわれています。
唾液はリゾチームやラクトフェリンに代表される
抗菌作用を持つ成分が含まれており、
口から細菌が体の中に入るのを防げてくれるのです。
しかし、おなかがすいた時など口の中の唾液の量が減ると、
雑菌が繁殖しやすくなります。
雑菌だらけのお口の中に食べ物をいれてしまうよりも、
- 食べる前に唐揚げなどのお肉にはレモンをかける
- ご飯には梅干しを乗せてあげる
など、唾液の分泌を促してから食事を摂りましょう。
1位・口臭に効く飲み物を飲む
- 赤ワインやココア・チョコレート・・・ポリフェノール
- 緑茶や紅茶・・・カテキン
なども口臭を防ぐのに有効とされています。
しかし、ココアやチョコレートドリンクには砂糖が含まれていることが多いので、
こちらは口臭予防に向きませんが、
- 食事の際のお酒を赤ワインや緑茶にする
- 無糖紅茶を食後にいただく
などであればできそうです。
また、にんにくなどのネギ類に多く含まれるアリシンには牛乳が有効です。
牛乳のタンパク質がアリシンを包み込んでくれるため、
牛乳を飲んでしばらくの間は効果があるといえますが、持続性はありません。
そして一番は口の中が乾燥状態にならないため、
水分をよく摂りながら食事を進めるのがいいでしょう。
その時には水・またはお茶類をお勧めします。
そして
- 食事の際のお酒を赤ワインにする
- 食事中の飲料を水又は緑茶にする
- 無糖紅茶を食後にいただく
などの対策をとってください。
口臭の原因となる食べ物トップ5と、予防する食べ物トップ5をご紹介 まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 口臭の予防にはどのような食べ物が効くのか
- どのような食べ物を食べた際には口臭に気をつけねばならないか
把握しておいて損はありませんよね。
もちろん、このランキングは体質にもよるかと思いますので、
すべての方に効果絶大というわけではありません。
しかし、口臭を予防できるのであればその知識があるだけで、
やわらげられることは確かです。
口臭予防はお口のマナーと言われ、
多くの企業の新人研修では口臭について言及されることもあります。
プライベートでもビジネスでも、シーンに関わらず、
人と接する際には美味しく口臭を予防できるようになりましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。