あなたはNFTという言葉を聞いたことがありますか?
NFTは Non-Fungible Token の略です。
日本語では「非代替性トークン」と呼ばれます。
非代替性とは、つまり、NFTは一意性のあるユニークということを表しています。
一言で言うと、ブロックチェーン上のデジタル暗号トークンということになります。
では、NFTゲームとは何でしょうか。
NFTゲームとは?
前述の通り、NFTは代えがきかない一意性があります。
これはトークンAがオンリーワンでトークンBとは等価交換できないということ。
「お宅の子Aくんとうちの子Bを交換してよ」が成り立たないのと同じです。
例えばNFTアートでバージョン1とバージョン2と別々に公開されたものでも、
別のものとして採番されるため、同じ価値ではないのです。
一方、デジタル世界で交換できるのが仮想通貨です。
つまり、NFTを売買する前提として、仮想通貨の購入が必須となります。
そして、NFTゲームとはブロックチェーン技術をベースとしたゲームを指します。
NFTゲームは、Game(ゲーム)と、Finance(金融)の言葉を繋げてGameFiと呼ばれることもあります。
NFTゲームの仕組みはどうなってるの?
では、NFTゲームはどういう風に成り立っているのでしょうか。
まず、NFTゲームではプレイヤー同士の様々なやりとりにNFTが利用されます。
例えば、ゲーム内であなたが作った勇者「田吾作」という一意のキャラを、
他プレイヤーと交換してNFTを得ることで稼ぐことができるのです。
これは手に入れたアイテムも同様です。
NFTゲームで利益を得て稼げるものを「Play to Earn」と呼ばれます。
NFTゲームの主な種類はいくつあるの?
【1】Play to Earn
利益を得られるという特徴があるため、稼ぎたいプレイヤーが集まります。
このため、ゲーム内でプレイヤーはレアアイテム獲得を目指す傾向があります。
所有アイテムを別ゲーム内でも利用できるので愛着がわいて長く楽しめるのです。
Axie Infinityは代表的なPlay to Earnのゲームで月に2万2,000円〜11万円ほど稼ぐとされています。
【2】ゲーム内NFT
プレイヤーがゲーム内でのみ使える武器やアイテムなどの資産を集めるものです。
プレイヤーがゲーム内で得たアイテムをトークン化し、NFTとしてコレクションしたり、売却できる仕組みです。
【3】Free to Play
教育を目的としたNFTゲームで、初期費用がかからない特徴があります。(Gods Unchainedなど)
NFTゲームのメリットとデメリットは?
では、NFTのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリット
ゲームから利益が得られる
やはりNFTゲームの一番のメリットは、プレイして利益が得られることでしょう。
今まではゲーム内でレアアイテムをゲットしても、それはあくまでゲーム内の話でした。
もちろん、現実世界で他のプレイヤーに売ることはできませんでした。
(友人間ではあったかもしれませんが)
でも、NFTゲームでは『NFTマーケット』で仮想通貨に変えることができるのです。
別のゲームでもアイテムやキャラクターを横断して利用できる
NFTゲームは別のゲームとの互換性がある場合、アイテムやキャラクターを横断して使えます。
これは一つのゲームでしか使えなかったキャラに感情移入してそのまま使うことができるので素敵ですよね。
不正の抑止力が強い
これまでのゲームは、データを不正に改ざんしてチートを発生させるプレイヤーもいました。
これはゲームの均衡を崩し、普通に楽しめていたプレイヤーは興ざめしてしまう大きな問題となっていました。
しかし、NFTゲームでは、不正を働いてもブロックチェーンの技術で排除できる仕組みになっています。
デメリット
長期投資の価値は未知数
NFTゲームの価値は流動的なもので、長期投資としては未知数といえます。
盗難リスク
NFTは大手の取引所でもセキュリティの問題が多く、世界中のハッカーから狙われています。
継続性リスク
NFTのやりとりには膨大な電力が必要で、これが永続的に持続できるのかは難しい問題です。
NFTゲームとは?稼げるの?メリットやデメリットを解説 おわりに
NFTゲームについて簡単なご紹介をしましたが、
多くの人が「いっちょやってみるか」と、やってみたくなったのではないでしょうか。
稼げるか、稼げないかでいうと、稼げるといえるでしょう。
最初にやるとしたら、おすすめはAxie Infinity(アクシー・インフィニティ)でしょう。
Play to Earnという言葉のきっかけになったゲームです。
なんといってもこのNFTゲームはアクティブユーザー数が最多です。
「Axie(アクシー)」というモンスターを使って戦うバトルゲームでわかりやすいのが特徴です。
ゲーム内で、「SLP」と「AXS」という仮想通貨が手に入り、日本円に変えられるのも嬉しいところ。
他には現実世界のサッカー試合の結果がゲーム内に反映されるNFTゲーム。
そう、Sorare(ソラーレ)もすごく楽しいです。
選手のデジタルカードの売買も盛んです。
なんと取引額は1.5億万ドルを超え、登録ユーザーは60万人以上に達したとか。
どれくらい稼いでいるかというと、日本では月に2~3万円を稼げているという声が多いようです。
まだ日本では注目されていないNFTゲームではありますが、近い将来、子供たちに
「ゲームばかりやってないで外で遊んできなさい」
といっていたご両親よりも子供の方が稼いでいる未来がやってくるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。