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メタ認知とは?子供に教えるときに使えるトレーニング方法をご紹介

あなたは子供の頃、親や学校の先生から、

 

「相手の気持ちを考えましょう」

 

と、教えられたことがありますか?

 

また国語の授業で、

 

「作者がこの文を書いた意図を答えなさい」

 

という問題を見たことはありませんか?

 

「知らんがな…」

 

「作者がどんな意図を持ってたか作者しかわからないし」

 

なんて愚痴ったことが一度くらいあるのではないでしょうか。

 

自身を客観的に見て、相手の気持ちを考えられるこの能力、実は…

 

『メタ認知』

 

と呼ばれる、認知心理学の一つなのです。

 

そしてこのメタ認知、これからの社会で重視されるべき能力として注目されています。

 

そんな大切な能力であれば、早く教えてくれというあなた。

 

親御さんなら早くから子供にも教えたいですよね。今回は、

 

「メタ認知ってなに?」

 

「その能力値が低いor高いと、どうなるの?」

 

「トレーニングする方法って?」

 

一つずつ、考察していきますので、ぜひ最後までご覧ください!



メタ認知とは?

メタ認知の「メタ」とは、「高次の」という意味があり、

 

「高いところ(客観)から認知する」

 

というような意味を持ちます。(メタ発言のメタも同じです)

 

つまり、俯瞰で客観的に認知することが、「メタ認知」といえるでしょう。

 

一言で説明するならば、「もう一人の自分」です。

 

では、具体的に一体どういうものか例を見ていきましょう。

 

  • 怒って頭に血が上った際に一瞬「暴力はダメだよ?」どこかで冷静な自分がいるとき
  • 勉強で悪い点数を取った時、なぜ間違えたか振り返るとき
  • スポーツの試合で負けた際に、ビデオで見た自分の動きから弱点と向き合うとき
  • 料理やお買い物でどうすれば効率よく、また順序よく物事を行えるか考えるとき

 

これらを分析して、次に活かす方法を考えるのも、客観的に自身を見つめる、メタ認知と言えます。

 

自身の目的までの道筋を進む中で、言動を俯瞰的に眺めること。

 

おおよそのイメージはつきましたでしょうか?

 

では次は、メタ認知の能力が低いor高いと、どんなことが起きるのかを見ていきましょう。

 

メタ認知の能力が低かったり高いとどうなるの?

目的を果たすために、何かあれば臨機応変に道筋を組み替えて柔軟に対応すること。

 

自分の発言で、相手がどう思うかなどを考えることが、「メタ認知」といえます。

 

つまり、かなり広い分野で、しかも日常生活、人間社会には必須といえるでしょう。

 

では、そんなメタ認知の能力が低かったり高いとどうなるのか見てきましょう

 

メタ認知の能力が低い人はどうなる?

 

メタ認知の能力が低いとズバリ

 

「空気が読めない人」

 

と、なってしまいます。

 

大人数でいるのに、自分の意見だけを通そうとする。

 

自分の弱点を認めず、

 

「自分はこういう性格だから」

 

「むしろ受け入れられない周りが悪い」

 

などと何も受け付けず、改善も成長もみられなくなってしまいます。

 

これでは自分にも、他人にも良いことは何もありません。

 

結果として、人は離れ、何のチャンスもめぐってこないまま自分の殻に閉じこもった人生になります。

 

メタ認知の能力が高い人はどうなる?

一方で、メタ認知の能力が高い人とはどんな人のことでしょう。

 

これは間違いなく「人間関係を円滑に進められる人」と言えます。

 

相手の立場になって物事を考えられれば、

 

「この勉強をするにはまず、ここから始めたほうがよい」

 

「あんな事を言ってしまったから、あの人は怒ってしまった」

 

「これを言ったら相手は気分を害してしまうだろう」

 

などと物事を順序立てたり、人間関係を先読みして円滑に進めていくことができます。

 

人間社会で生きていくために重要なメタ認知。

 

「もしかしたら自分は低いかも…」

 

「子供にはメタ認知が高い人であってほしい!」

 

「高める方法ってあるの?」

 

次はそんな疑問を解決していきましょう。



メタ認知を高めるためのトレーニング方法とは?

メタ認知は生まれつきの性格など先天的な要素もありますが、

 

大人になってからでも鍛えることができます。

 

ここでは子供と一緒に行うことで、日常生活や学校生活を楽しいものにするメタ認知のトレーニング方法をご紹介します!

 

メタ認知トレーニングの前に

子供の場合、メタ認知が発達する年齢は小学校3年生くらいからと言われています。

例えば、子供がスポーツの練習や勉強でうまくいかない場合、

 

「あれは自分にはできないんだ」

 

と否定的なメタ認知が働いてしまい、これが苦手意識につながります。

 

無理なく、子供の成長に合わせて行ってください。

 

メタ認知トレーニング方法1

・自分の行動や発言を振り返って客観視する。

 

感情的になってしまった際、どうして自分はこんな感情になるのだろうか。

 

そんな疑問を自分に向けて、考えてみてください。

 

自分がどんな状況で、どんな感情になるのかが見えてくるはずです。

 

最も冷静になるのが難しいと言われる「怒り」。

 

この怒りを分析することができれば、全体的なメタ認知が高くなってきます。

 

メタ認知トレーニング2

自身の感情を理解することができれば次は、「目標を立てて行動」をしてみましょう。

 

具体的には、「怒りたくない」という目標を掲げた場合。

 

トレーニング1でどうして怒ってしまうのかを分析して理解したので、

 

怒らないためにはどうすればよいのかを考えます。

 

まず、自分が怒ってしまう理由はなにか考えましょう。

 

相手の口調、身振り手振り、環境や状況など、色々あると思います。

 

口調や身振り手振りが怒りの原因なら、相手の話す内容だけに耳を傾けてみましょう。

 

相手は本当は何が言いたいのか、そのことだけを頭の中で整理してみましょう。

怒りの原因が環境や状況ならば、その状況を回避する対処をしてみましょう。

 

そうして徐々に感情ではなく、冷静に合理的に分析することが出来るようになれば、

 

メタ認知が高まってきたと言えるでしょう。

 

メタ認知を高めるおすすめのトレーニング方法は?

何があって、どう感じたのかを整理する際に最もおすすめなのが、

 

「紙に書く」

 

ことです。

 

紙に書けば、まさに客観的に自分の感情を見ることができます。

 

さらに、日記にすれば日々の出来事も記録できます。

 

日々の積み重ねが怒りとしてこの日に爆発してしまった…という怒りの背景に気が付けたりします。

 

過去のものを見直せば自身のメタ認知が高まっていく実感も得られます。

 

長い文章ではなく、どんな出来事があって、どう感じたのかを簡単に書くだけでも客観的に見ることができます。

 

また、これは難しいとは思いますが、もう一つ効果的なトレーニング方法は、

 

「第三者に見てもらう」

 

です。

 

まさにメタ認知(客観視点)ですね。

 

第三者に指摘してもらうことで、客観視点を身につけるトレーニングになります。

 

ただ、この第三者は偏った見方をしない人であることに注意しましょう。



メタ認知とは?子供に教えるときに使えるトレーニング方法をご紹介 おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

日本は同調圧力が強く「空気が読めない人」に厳しい社会です。

 

メタ認知が高いと、順序立てて物事を考え、効率よく学習していくだけでなく、

 

様々な特徴の人と無理なく関わっていくことができるでしょう。

 

また、メタ認知は、人生で大きな失敗してしまい、

 

嫌な人に酷いことを言われた時に、

 

「これも人生の学びの一部なんだ」

 

「失敗してしまったが死ぬわけじゃない」

 

自分を責めすぎないようにする防御能力としても働いてくれます。

 

人生に起きる様々な出来事に対して、

 

 

 

と、俯瞰的に見つめる視点は大切です。

 

あなたもメタ認知を意識して、人生をより豊かにしてみてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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