お子さまの成長を祝う七五三の季節が近づいてまいりました。
今年2018年は11月15日(木)です。
男の子も女の子も、晴れやかな出で立ちでお祝いしたいですよね。
そんなとき、大事になるのが着物はもちろん、髪型。
同じ着物であったとしても、髪型でイメージが大きく変わるので、
ここはこだわりたいところです。
「パパ、だいすき!」
なんて可愛い娘さんにキラキラした目で見られたいお父さま。
ビシッと決めた息子さんの雄姿を
スマホのカメラで連写+動画で残しておきたいお母さま。
今回は、お子さまのヘアスタイルを選ぶときに
原則として気を付けたいこと、
心を配ってあげたいポイントなどを中心にお話しさせていただきます。
ぜひ、最後までお付き合いいただけると幸いです。
七五三の髪型を決める前に
まず、お子さまが希望する髪型があるか、
必ずいちど聞くようにしてみましょう。(お子さまのやらされてる感を無くすためにも..)
お子さまの髪の長さはもちろんですが、
髪質や量などによっても「できるヘアスタイル」は変わってきます。
希望するヘアスタイルが実現可能なら良いのですが、
難題をリクエストされたら速やかに回避しなければいけません。
「ツーブロック!」
「ネープレスマートマッシュ!」
「アシンメトリーショートヘア!」
えっ・・・
そんなピンポイントで!?
なんてことは無いと思いますが、
お子さまがしてみたい髪型があるかもしれません。
「コテでガンガンに巻いて盛りたい!」
おお・・・
将来パーリーピーポーになりそうな予感がしますね。
ちなみにアシンメトリー通称アシメヘアは
何歳であろうと、
男の子であろうが女の子あろうが、
難易度が極めて高くオススメしません・・・
アシメヘアは、神に愛されたレベルの美貌がなければ、
ヘアサロンに行ってどれだけお金を積んで、
一流の美容師さんにお願いしたとしても、
ただの自己流カットの失敗作に見えてしまう(体験談)ため、気を付けましょう。
お子さまのヘアセッティングのとき気を付けたいこと~整髪料~
基本的には大人と同じように考えておけば良いのですが、
少し気を付けておきたいことがあります。
それは、
大人と同じ整髪料の使用はできるだけ避ける
ということ。
お子さまの髪は、
大人の髪とちがいダメージが少なく細くてキレイです。
あまりにもさらさらしているため、
髪の毛をまとめたい場合は
そのままだとアレンジしにくいかと思います。
そんなとき、整髪料は便利ですよね。
ただ、大人用の整髪料は
お子さまの髪にとって刺激が強すぎるため、
お子さまの髪の毛に使った場合は
ダメージを受けて傷んでしまう恐れがあります。
そんなときは、
『ニベア青缶』などのクリームを薄く手に伸ばし、
髪の毛と馴染ませてあげましょう。
髪の毛がしっとりしてまとまりやすくなり、
アレンジしやすくなりますよ。
男の子で、髪を逆立てたいなどといった場合は、
オーガニックワックスの使用がおススメです。
最近は、ドラッグストアやバラエティショップで
手に入れられるようなものも増えています。
ただし、100%自然由来のものをチョイスしてくださいね!
もはや大人になったら手に入らない、
天然の天使のキューティクルを失わないように気を付けましょう。
髪飾り、ヘアピンなどで頭皮がかぶれないよう注意!
肌が弱い子やアレルギー体質のお子さまをお持ちの方、
髪飾りやヘアピンを使うとき、
頭皮がかぶれてしまわないよう注意してあげてください。
最近では、
金属アレルギーに対応しているタイプのヘアピンも
多く売られるようになっています。
お子さまの金属アレルギーが不安な方は、
こうしたヘア用品の使用も検討してみてはいかがでしょうか?
また、女の子でカチューシャなどを付ける場合は、
内側に「歯」のようなコームがついていると、
長時間付けていると頭皮に刺激を与えてかぶれてしまう可能性もあります。
装着時に強い力で頭皮に押し付けるようにしないこと、
長時間着けるような場合は、
お子さまが痒がっていないか気を配るようにする事が大切です。
髪飾りを選ぶときのポイント
髪飾りもカワイイものがたくさんあって、
アレコレ迷ってしまいますよね。
そんなときおススメなのが、
全体的な統一感を出すことを意識して選ぶことです。
以下のポイントを意識してみてください。
白やピンクなどの可愛らしい配色の着物を着るときには、
淡い色使いのお花やリボンなど、
同じく可愛らしい印象の髪飾りを合わせると統一感が出ます。
洋風、モダンな着物の場合は
レースやフリルをあしらったものを合わせても、可愛いですね。
着物の柄、もしくは帯の中で一番目立つ色と、
髪飾りの色とを合わせると、全体的に統一感が出ます。
着物に使用されている色味が少なく、
全体的なカラーが3種類ほどの場合は、
アクセントとして少し強い色(例えば寒色系やダークな色)の
髪飾りを選んでみて、バランスを見てみてはいかがでしょうか。
髪をセットする際は一定時間お子さまの注意を惹けるものを用意!
ここ、重要です。
髪の毛をセットする際は、
お子さまが動き回らないようアニメなどを見せて気を引きましょう。
(ただし、あまりにもエキサイトしすぎるものを見せると、かえって逆効果となってしまうので注意)
いきなり立ち上がってしまい、
ヘアピンが頭に突き刺さってしまうなどの事故(体験談)が起こりかねません。
年齢によって髪型の種類を考えてあげましょう
お子さまの髪型は、
髪の質や量が年齢によって変わるため、
「年齢」を踏まえて考える必要があります。
今回は、年齢別に筆者の独断と偏見で選んだオススメの髪型を勝手に推していきます。
(あくまで当サイトの見解です)
七五三~3歳の髪型おススメ<女の子>~
まだまだ髪質・量ともに安定していない時期ですので、
髪の毛を結い上げることは難しい場合があります。
着物イヤ、髪の毛イヤ、ママイヤ、
あっち行って、あっち行くのイヤ、こっち来て
・・・と、駄々をこねるお子さんも多いかもしれません。
髪型をセットするとき、
あまり時間と手間をかけすぎないように
してあげると良いかもしれませんね。
髪の毛をまとめて後ろへ流し、髪飾りを付ける
結ぶことはせず、髪の毛を後ろへ流すスタイルです。
毛先付近に髪飾りを付けると、
うまくまとまっているように見えますよ。
サイドで小さなお団子をまとめる
小さくサイドで髪をまとめると、
3歳児の柔らかな髪のボリューム感を活かすことができます。
髪飾りを付ける際は、
ずり落ちてこないように重みの少ないもの、
外れにくいパッチン留めのバレッタのような髪飾りを
使うことがおススメです。
七五三~5歳の髪型おススメ<女の子>~
女の子も5歳となると、おしゃれに目覚めてきて
独自のこだわりがあるお子さまが多いのではないでしょうか。
ベストなのは、
本人が希望する髪型のイメージと衣装とがマッチすること。
自分の好みがはっきりと決まってくる
5歳の女の子に合わせた髪型を選びたいところですね。
個人的におススメの髪型はコレです。
日本髪
髪の長さや量が増えてきたからこそ、
日本髪へのトライをおすすめします。
ただし、独学でセットするのは難しい上、
ヘアサロンによっては
日本髪のセットをできる美容師がいない場合もあります。
事前にセットをお願いするヘアサロンに確認しておきましょう。
七五三~7歳の髪型おススメ<女の子>~
7歳ともなってくると、立派なレディーです。
少し背伸びをして、
お姉さんっぽい髪型にしてみてはどうでしょうか?
ふんわりサイドアップ
髪の毛をゆるく巻き、
サイドでまとめたスタイルは大人っぽさを出してくれます。
髪飾りも前と後ろに付ければ華やかさアップです。
編み込みカチューシャ風スタイル
サイドの毛を編み込みしてカチューシャのようにします。
後ろの髪はシニョンのように上品にまとめれば、
お嬢様スタイルが完成です。
いかがでしたでしょうか。
女の子は、男の子と比べて
選択肢が幅広くなるため悩ましいですよね。
なお、髪の毛のボリュームがどうしても足りない・・・
という時などはウィッグの使用も検討してみてください。
続いて、独断と偏見に満ちた、
男の子の髪型のおススメはコレです。
七五三~3歳の髪型おススメ<男の子>~
男の子の場合も、髪質・量ともにまだ安定していないため、
あまり凝った髪型をするよりも、
シンプルなアレンジをおすすめします。
おかっぱヘア
センテンススプリングで時の人となった
某バンドのボーカルを彷彿とさせますが、
個人的には幼児期にのみ許される髪型だと思います。
今の瞬間にしかできない・・・!
とこの機会にチャレンジして
写真に残しておくのはいかがでしょうか。
前髪、サイドの髪を横流し
あまりゴテゴテに整えてしまうより、
ナチュラルな感じで少し前髪やサイドの髪を流すこともおすすめです。
髪の分け目とは反対の方向に前髪を流してみましょう。
七五三~5歳の髪型おススメ<男の子>~
だんだんと髪の毛の量も増え、できる髪型が広がってきます。
ソフトモヒカン
頭のてっぺんを眺めに作るソフトモヒカン。
髪の量が多かったり、くせ毛だったりするお子さまは、
サイドを「ツーブロック」で刈り上げると、
メリハリがついてすっきり爽やかな印象となります。
ツンツンヘア
整髪料などで
毛先をツンツンと尖らせるよう整えると、
男の子らしい元気でやんちゃなヘアスタイルとなります。
七五三~7歳の髪型おススメ<男の子>~
7歳ともなると、髪質・量も安定してきます。
これまで子供らしさを前面に押し出してきましたが、
このあたりで少し背伸びして
大人っぽいスタイルにチャレンジしてみましょう。
お兄さん風流しヘア
前髪を横に流し、大人っぽい雰囲気を作りましょう。
着物姿をピリッと引き立ててくれます。
J〇NONボーイ風ヘア
ドライヤーで髪の根本を起こし、
トップにフワっとボリュームをもたせるスタイルです。
「ウチの子、どっちかっていうとカワイイ系だわ・・・」
なんてお子さまにおススメです。
七五三の髪型 おわりに
今回七五三の髪型についてお話してきましたが、
いかがでしたか?
「大した話じゃなくて、全然役に立たない!」
「もう、ややこしいこととか抜きに
ウチの子が一番かわいく見える髪型でいいや!」
そう。
個人的におススメの髪型など独断を押し付けてまいりましたが、
そのお気持ちが一番大切なのです。
実際には、髪質や量はもちろんですが、顔型や顔の各パーツによっても、
同じ髪型で似合う/似合わないの差が出てきます。
例えば、顔が細長いベース形の子が
髪をすべてまとめてアップにすると、
顔の長さが強調されてしまいますよね?
流行、伝統、格式・・・・
それらを大事にしつつも、一番は本人に
「似合っている」
スタイルを選ぶことが重要なのです。
七五三は我が子の成長を喜ぶ大切なイベント。
将来お子様が物心ついて七五三の写真を見た時
笑顔になるようなベストショットを残してあげてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。