熱海の花火大会、といえば国内の有名イベントの一つですよね。
打ち上げ会場である熱海湾は山に囲まれているため、
まるで大自然が形成するスタジアムのように
花火の音が何度も反響し、
体に深く、そして優しく染み渡るように伝わっていきます。
単発スターマインや、新種の花火、
そしてフィナーレを飾る『大空中ナイアガラ』は
星が見えなくなるほど鮮やかで、瞬きを忘れるほどの美しさ。
そんな夏の夜にピッタリなイメージの熱海の花火大会。
実は夏だけでなく
年間通して開催されていることはご存知でしょうか?
春先で暖かい気候の花火も、
秋冬の空気が澄んだ時期の花火も、
定番である夏の花火とはまた違った顔を見せてくれます。
今回は、そんな『熱海海上花火大会』の
日程、有料観覧席、穴場、アクセスの情報についてお話ししていきましょう。
熱海海上花火大会の2018年の日程は?
今年2018年の『熱海海上花火大会』は下記の日程で開催されます。
1月14日(日)
2月12日(月・祝)
4月14日(土)、22日(日)
5月12日(土)、27日(日)
6月3日(日)、17日(日)
7月27日(金)、31日(火)
8月5日(日)、8日(水)、19日(日)、24日(金)、30日(木)
熱海海上花火大会の有料観覧席は?
『熱海海上花火大会』では、7月~9月の開催時のみ、
親水公園第二工区の海側部分を仕切った場所に
有料観覧席が用意されます。
前売り券は1,600席、当日券は1,000席用意され、
こちらは4歳以上から1000円となっています。
入場時に配布されるエアクッションを地面に敷き、
打上げ場所の真正面にあるベストポジションで
花火を楽しむことができます。
注意点は、フリースペースで椅子や指定席の用意がないため、
早めに行って場所を確保しないと良い席は埋まってしまいます。
交通機関や会場周辺を含め、
大変混雑が予想される花火大会ですので、
可能な限り余裕を持って早めの行動を心がけましょう。
なお、『熱海海上花火大会』では
車椅子をご利用の方専用の観覧スペースを、
親水公園第一工区内の
サンビーチ海水浴場寄りのジョナサン前に用意しています。
花火大会開催日はサンビーチ・親水公園などの
海沿いが大変混雑するため、
お出かけの際には十分にお気をつけください。
熱海海上花火大会の穴場スポットは?
どんな花火大会でも有料観覧席が
花火を一番楽しめる場所であることは間違いありません。
ただ、どうしても混んでいたりチケットが取れなかったりしますよね。
そこでここからは、『熱海海上花火大会』の穴場スポットを
ご紹介させていただきます。
☆熱海サンレモ
公園大きなヤシの木と噴水がある、
イタリアのサンレモ市と姉妹提携をした際の記念公園です。
観覧エリアよりは少し離れてしまいますが、海沿いにあるため、
ほぼ会場と変わりない迫力で花火を楽しむことができる
オススメのスポットです。
☆熱海城
打ち上げ会場まで直線距離で800mほど。
前述の熱海サンレモ公園より遠くなりますが、
高さ160mほどの展望台があり、
美しい熱海の夜景とともに花火を楽しめるスポットです。
因みに、展望台ほどではありませんが、
駐車場からの見晴らしも良いため、
展望台が混んでいる場合にはこちらで観賞できる可能性もあります。
☆MOA美術館
多くの国宝を所蔵する美術館で、
こちらの駐車場から花火を観覧することができます。
美術館は16:30で閉館してしまいますが、
花火大会当日は駐車場が22:00まで解放されています。
収容台数は200台(無料)なので、
200台に入れるよう早めに行きましょう。
会場から少し離れてしまうため
花火はやや小さめにしか見えませんが、
高台に位置しているので景観も良く、
ゆっくりと楽しむには絶好のスポットです。
☆マリンスパ熱海
温泉とプールの施設で、
3階の野外温泉から花火を見ることが出来ます。
熱海サンレモ公園よりも打ち上げポイントに近く、
海に面しているので、
会場並の大迫力で花火を観覧することができます。
また、温泉に入りながら花火を観るという
贅沢な楽しみ方ができるのもポイントです。
熱海海上花火大会へのアクセスは?
☆徒歩の場合
JR東海道新幹線 熱海駅から約15分
☆バスの場合
JR東海道新幹線 熱海駅からバスで約5分、
銀座のバス停を下車、徒歩約7分
☆お車の場合
東名高速厚木ICから真鶴道路経由で54km 約1時間
『熱海海上花火大会』には
特設駐車場や臨時駐車場の用意はありません。
また、7月、8月開催のみですが交通規制もあるため、
公共交通機関を利用が最適です。
どうしてもお車でのお出かけをされる場合は
周辺に有料駐車場もありますが、
基本的に出庫は歩行者優先のため時間がかかりますので、
注意してくださいね。
熱海海上花火大会 おわりに
今回は『熱海海上花火大会』についてお話ししてきましたが、
いかがでしたでしょうか。
開催日程の半分は夏の開催ですが、
その他の季節でも実に3,000発の花火が打ち上がることから、
どの季節に行っても楽しめること間違いなしです。
『迫力のある花火は見たいけど、混んでいる所に行くのはちょっと…』
という場合には、夏のシーズンを避けて
秋冬シーズンに訪れてみてはいかがでしょう。
秋冬の場合は海風が冷たくなりますので、
防寒対策を忘れないでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
文:星野貴史