あなたは白石川堤一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)をご存知ですか?
宮城県ナンバーワンともうたわれるほど人気の高いお花見スポットで、
白石川沿いを大河原町から柴田町まで約8kmにも渡って立ち並ぶ桜並木です。
透明な白石川の流れの背後には
名残惜しい残雪をたたえた蔵王連峰(ざおうれんほう)がそびえ、
雄大な大自然がソメイヨシノをはじめとする約1200本の桜の開花を出迎えます。
「さくら名所100選」にも選ばれており、
毎年25万人近くのお花見客でにぎわう「白石川堤一目千本桜」。
早速その見所や日程、アクセス情報を見ていくことにしましょう。
白石川堤一目千本桜とは?
一目千本桜のはじまりは1923年(大正12年)。
大河原出身で実業家だった高山開治郎さんが、
故郷を想い1000本を超す桜の木々を植樹したことに由来します。
品種は
- ソメイヨシノ
- シロヤマザクラ
- ヤエザクラ
- センダイヨシノ
などで、大河原町内から隣の柴田町・船岡(ふなおか)まで
白石川堤に沿って全長約8kmも続く桜並木が特徴です。
今では約1200本の桜が春になると咲き誇り、
その三分の一はなんと樹齢90年を超えているのです。
澄み渡る白石川と雄大な蔵王連峰をバックに咲き誇る一目千本桜は、
地域のシンボルと言っても過言ではない存在感があり、
その景観のすばらしさから毎年多くの人々が訪れ、
- 「宮城新観光名所百選の地」(昭和62年4月)
- 「さくら名所100選の地」(平成2年3月)
- 「新日本街路樹百景」(平成6年12月)
- 「遊歩百選」(平成14年8月)
などに認定されています。
白石川堤一目千本桜の見所は?
特におすすめなのは、大河原駅から船岡駅までの約3.5km区間です。
この区間には、絶景スポット
- 「韮神堰(にらがみぜき)」
- 「さくら歩道橋」
- 「鷺沼(さぎぬま)排水水門」
などの人気が高いスポットが点在しています。
白石川堤一目千本桜は約8kmと非常に広範囲に及ぶお花見スポットなのですが、
散策路はしっかり舗装されており、とても歩きやすいです。
写真を撮るにしても、座って一休みするにしても、のんびりと桜を楽しめますよ。
開花シーズンには、「おおがわら桜まつり」が開催されるのも魅力の一つ。
このお祭りは、大河原駅からほど近くに位置する「白石川右岸河川敷公園」で開催されます。
日中に行われ、桜まつり会場から下流の韮神堰手前までの
往復約2.3kmを運航する「お花見屋形船」では、
いつもとは違った角度で桜や大自然を楽しむことができますし、
18:00以降には「夜桜のライトアップ」が行われ、
幻想的でロマンチックな様子を垣間見ることができます。
もちろん、お祭りに欠かすことのできない屋台も多く出店し、
会場は多くの人々で大盛り上がり。
是非お祭り期間中に訪れてみてくださいね。
ちなみに、船岡駅からほど近い場所にある「船岡城址公園」も、
春には約1000本にも及ぶ桜が咲き誇り「さくら名所100選」に数えられる
お花見スポットなのです。
お時間に余裕のある方は、こちらも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
白石川堤一目千本桜の日程は?
例年、白石川堤一目千本桜は、
4月の上旬から咲き始め、4月中旬~4月下旬が見頃となります。
「おおがわら桜まつり」は開花の時期に合わせ、約2週間の日程で行われます。
白石川堤一目千本桜へのアクセスは?
公共交通機関をご利用の場合
JR東北本線「大河原駅」から徒歩3分です。(おおがわら桜まつり会場まで)
また、桜が見頃の時期は、JR大河原駅と船岡駅間で徐行運転がなされます。
車窓からも桜を是非ご覧になってください。
車をご利用の場合
東北自動車道「白石I.C.」から国道4号線を大河原町方面へ約8kmです。
桜まつり開催中は、
「白石川右岸河川敷公園」に300台分の臨時駐車場が設けられます。(一般車:500円)
他にも、
- 「大河原駅前立体駐車場」(2時間無料)会場まで約10分ほどかかりますが、
- 「大河原町役場」
- 「宮城県大河原合同庁舎」
- 「大河原小学校・中学校」
も駐車場として利用することができますよ。(これらは土日限定)
白石川堤一目千本桜とは? おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は宮城で大人気の桜の名所「白石川堤一目千本桜」についてみてきました。
一本一本の木の大きさもさることながら、
8kmにも及ぶ並木道、そして取り囲む大自然のスケールの大きさは圧倒的です。
今年の春は是非宮城に足を運んで、
美しくて迫力のある光景を味わってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。