あなたは「ZOZOTOWN」をご存知ですか?
あのー、前澤友作社長個人の話ではなくてですね、ZOZOTOWNの・・・
・・・えー、ZOZOにはとにかく話題が絶えないということが良く分かりますね。
ちなみにZOZOTOWNは、人気ブランドが多数集まったアパレルショッピングサイトです。
でも、ZOZOTOWNだけが、
前澤社長の繰り広げているビジネスではないのはご存知でしょうか?
そもそも、前澤社長がどうやってそんな巨大な利益を生み出しているのか、興味ありませんか?
今回はZOZOTOWNを中心とした、ZOZOのビジネスモデルについて調べてみました!
そもそもZOZOって、何? 前澤社長は何者?
世間では「ZOZO」というよりも
「ZOZOTOWNの前澤社長」というイメージが強いと思いますが、
「ZOZO」とは、前澤社長が代表を務める会社の名前です。
2018年10月に「株式会社スタートトゥデイ」から「株式会社ZOZO」へと
商号を変更しました。
前澤社長が1995年に事業を立ち上げた当初は、
洋楽のCDやレコードの通信販売を行っていたようです。
その後アパレルのオンラインショッピングサイトを軸に展開し、
国内に留まらずアジアにも展開。
- 「ツケ払い」
- 「ZOZOSUITの無料配布」
など、前例にないシステムやキャンペーンを次々と発表し、
広く注目を集めるようになりました。
前澤社長自身もミュージシャンと経営者の二つの顔を持っているというだけあって、
水玉スパッツ姿など個性的なファッション、
そして女優の剛●彩●さんとの熱愛など、
まるで企業キャラクターのごとくメディアに度々強烈な話題を提供していますね。
2019年3月時点で、総資産は2220億円で、日本長者番付23位だそうです!
それでは本題。前澤社長はどうやって巨大な富を得たのか?
そのビジネスモデルについて調べてみましょう。
ZOZOのビジネスモデルとは?ZOZOTOWNとは違うの?
ZOZOはアパレルサイトだけではなく、大きく分けて5つの事業から成り立っています。
ZOZOTOWN事業
ZOZOTOWNは皆さんもご存知のアパレルショップECサイトですが、
下記4つの分野で成り立っています。
受託ショップ
→在庫リスクを負担しない「受託販売方式」を採用しているのが特徴です。
ZOZO自身は在庫を持たないので、売れ残りの心配がありません!
ZOZOTOWNで決済された商品代金のうち、各ショップからZOZOに対して支払う
「販売手数料」がZOZOの利益となります。
買取ショップ
→複数のブランドから商品を仕入れ、ZOZO自ら在庫をもって販売するという形です。
在庫リスクは背負うものの、ZOZOTOWNで決済された商品代金が
全てZOZOの利益となります。
ZOZOUSED
→ZOZOTOWNでは、古着の買取・販売も行っています!
これらの利益も、ZOZOの利益となります。
マーケットプレイス型事業
→ZOZOUSEDに委託販売を依頼したショップから回収する販売手数料が、
ZOZOの利益となります。
BtoB事業
ZOZOが各ショップの注文から配達までの一連の作業を請け負う
(商品の梱包なども含みます)ことで、その手数料をショップから回収することで、
ZOZOの利益となります。
WEAR事業
「WEAR」は実際に着なくても試着イメージを確認できる、
日本最大級のファッションコーディネートアプリです。
アプリダウンロード数は既に1,000万ダウンロードを突破しており、
若者の間では超人気アプリです!
こういったアプリの作成や配布などもZOZOの事業の1つになっています。
広告事業
ZOZOTOWNやWEAR内に広告掲載をクライアント側が行うことで、
ZOZO側へ広告収入が発生します。
WEARアプリ自体は無料でも、こういった広告収入が見込めるのですね。
また、前澤社長自身が広告塔になっている感じも、、、
プライベートブランド事業
代表的なのは「ZOZOSUIT」。
自分の体型を測ってくれるツールを無料で展開しています。
このおかげでネットショッピングで気になる「サイズ違い」が発生しにくくなり、
ZOZO側のメリットとしては、膨大な顧客の体型データを入手することができます。
ZOZOがこんなに急成長した理由は? 弱点は無いの?
確かに、アパレル事業は斜陽産業と言われています。
しかし一方で、ネットショッピング市場は成長しています。
ZOZOが急成長した背景には
- 注目度の高いネットショッピングに注目した
- 試着ができない不安を無くすための取り組み(WAREアプリの配布など)を行った
- 人気ブランドを多く取り揃えることに注力した
- そのために、たくさんのブランド・ショップとの営業努力を重ねてきた
このあたりが、成長の秘密と言えそうです。
先ほどの事業内容に挙げた1つの「プライベートブランド事業」。
ZOZOSUITは実は現在の形より、
センサー導入でユーザーが何もしなくてもサイズが測ることができるなど、
もっと技術的にも画期的なものを提供する予定だったそうです。
しかし、そこまで準備するにはコストがかかってしまうというデメリットがありました。
そのためコストを抑えた機能で提供せざるを得なかった背景があるようです。
さらにこうした取り組みは、多かれ少なかれ誰かが後追いを始めます。
初期モデルより2次モデル、3次モデルの方が
性能も良くコストも安くなることは良くあること。
せっかく立ち上げたアイデアを、
ライバル会社がより良く改良して、利益を奪ってしまうこともあるのです。
こうした、時間と共に変わる周囲の状況に、
いかに対応していくかというのもポイントになるでしょう。
ZOZOTOWNとは? おわりに
いかがでしたでしょうか。
日頃便利に利用しているZOZOTOWNや、何をするのか予測がつかない前澤社長。
勢いだけの会社に見られがちですが、
こんなにも緻密で計算高いビジネスモデルで成り立っているのですね。
今後のZOZOにも注目したいところです。
前澤社長に期待です!
最後までお読みいただきありがとうございました。