日々のお食事に欠かせない「お肉」。
「今日は牛?豚?鶏?」
その日の気分で適当に選んで食している方も多いのではないでしょうか?
でも、「お肉」というカテゴリは一緒でも、
種類が違うだけあって栄養や体調に合うお肉がある、
ということはご存じでしょうか。
そこで今回は、牛肉と豚肉と鶏肉の栄養の違いについて、
体調によって何がベストか徹底分析してみました。
牛肉と豚肉と鶏肉の栄養の違いは?
それぞれ肉の種類によって特徴や栄養素は全く異なります。
それでは順に見ていきましょう!
牛肉
体内に効率的に吸収されるヘム鉄が豊富に含まれる
ヘム鉄はノンヘム鉄に比べると10倍の吸収力があるのですが、
牛肉に含まれている鉄の多くはヘム鉄のため、極めて良質の鉄を含んでいます。
豊富に含まれる亜鉛で免疫力アップ
牛肉がほかの肉よりも赤い色をしているのは、
豚肉や鶏肉の3-4倍もの鉄分を含んでいるからで、
貧血の予防、改善には牛肉の中でも赤みの部分を食べると◎なのです。
豚肉
代謝に欠かせないビタミンB群が豊富に含まれる
豚肉は、牛肉や鶏肉の10倍ものビタミンB1を含んでいます。
糖質をエネルギーに変える為の栄養素ビタミンB1含有量が多い
ビタミンB1はエネルギーの代謝を助けるため、
疲労回復などにとても効果があります。
鶏肉
- 疲労回復を促進するイミダペプチドが多く含まれる
- エネルギーの代謝を促進するビタミンB群および、皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAを多く含む
- 消化吸収がよいため、胃腸の調子がよくない時や、お子様・高齢者の方にもおすすめです
- 低脂肪のためカロリーが気になる人におすすめ
鶏肉は、皮などの脂肪部分を取り除けば、多くの部分が低脂肪です。
中でもささみには脂肪がほとんど含まれていません。
比較的脂肪分の多い鶏のひき肉でも、牛肉や豚肉と比べるその量は約半分です。
ボディビルダーなどがささみ肉を食べているのはこの脂肪分の少なさが理由です。
体調によって何のお肉が良いか?
ごはん作りでメニューの組み立てに迷ったときは、
現在の体調や「今日プラスしたい栄養素」から考えるのが良いでしょう。
- 眼の疲れが気になるとき・・・ビタミンAが豊富な鶏肉
- <ダイエット中や疲れ気味のとき・・・代謝アップが期待できる豚肉
- ダイエットや筋肉をつけたいとき・・・低カロリー高たんぱくな鶏肉
- 妊娠中や貧血気味のとき・・・鉄分豊富な牛肉
- 体、心、肌にも不調があらわれる生理中・・・ビタミンBが豊富な鶏むね肉、鶏もも肉
鶏肉はカロリーが低い?
鶏肉と豚肉と牛肉100gをくらべたときに、
カロリーが一番低いのは鶏肉です。
しかし、気を付けてほしいのが実は私たちが普段食べている鶏肉は
ブロイラーと呼ばれる食肉専用の急速に成長する品種であること。
普通のにわとりは大人の大きさになるまで4ヶ月~5か月かかるところが、
ブロイラーはたったの40日程度と大変短いです。
こんな短期間で成長させるためには、当然、飼育方法も自然とは程遠く、
1㎡に16羽程度のにわとりが入るケージで、
たくさんのエサを与えて飼育しています。
私たちが食べている鶏肉はブロイラーがほとんどなので、
とても脂肪分が高いのです!
そして、その中でも特に「皮の部分」は脂肪が多いのです。
また、日本人が好む部位は脂肪分が多いもも肉なので、
鶏肉を食べる時は少なくとも皮を取るようにしたいですね。
鶏肉はヘルシーだからというイメージで、
もも肉ばかりを食べているのは、実はヘルシーでなかったりします。
カロリーが気になる場合は、胸肉やささみを食べるようにしましょう。
当サイトでオススメしているのは妻地鶏です。
美味しさの秘訣は、
1.空気と水の澄んだ静かな高台にある、ストレスフリーな広い自社農園で、
2.120~150日という長い飼育日数十分に運動し、引き締まり旨みの増した鶏を、
3.熟練した職人によって、最適な炭の温度、焼き加減で調理している事です。
宮崎を代表する料理、鶏の炭火焼・チキン南蛮・鶏のたたきなどを、
お店の味そのままで、ご家庭で手軽にお召し上がりいただけますよ。
ぜひ、以下から試してみてくださいね。
脂身を食べるなら牛肉より豚肉?
お肉の脂身は甘みとうまみがあってとてもおいしいです。
しかし、同じ脂身を食べるなら、牛の脂よりも豚の脂のほうが良いと言われています。
理由は豚肉の脂肪にふくまれる「飽和脂肪酸」の割合が、牛肉よりも低いため。
飽和脂肪酸は加工食品や卵などにも多く含まれている脂肪酸の一つ。
摂りすぎると血中の悪玉コレステロールを増加させ、
心筋梗塞のリスクを高めることになります。
この点から、同じ脂身を食べるなら、牛よりも豚と覚えておきましょう。
牛肉と豚肉と鶏肉の栄養の違いは?体調によって何がベストか徹底分析 おわりに
いかがでしたでしょうか。
牛肉・豚肉・鶏肉それぞれに栄養素の特徴があり、
体調によって選んでいくことが健康に大切なことがわかりますよね。
日頃食べている鶏肉の皮が意外と高カロリーだというのは意外でしたが、
皮を除けばカロリーも控えられます。
カロリーや消化などを考えると赤身の肉や、脂肪の少ない部位を選ぶことで、
よりお体に配慮したメニューになります。
赤身の肉や脂肪の少ない部分の肉は、
火を入れすぎると硬くなったりパサパサになったりするので、
- 肉にしっかりと下味をしみこませる
- 油や水分を上手に使う
- 加熱しすぎない
など、ポイントを押さえておきましょう。
毎日の献立を考えることは、料理を作るママたちにとっては悩みの一つですが、
家族や自分の体調や状況によって
メインの料理にどのお肉のどの部位を使えばよいかの判断基準があるだけでも
献立が考えやすくなりますよね。
毎日の細かいケアの積み重ねの結果が今の健康なので、
毎日の細かいケアの積み重ねの結果が今の健康
一つ一つ丁寧に考えていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。