小学校受験をするのはセレブなおうちだけ・・・うちは関係ない・・・
なんていうのは「昭和」のお話。
東京や大阪といった都市部はもちろん、
少子化の現代では、セレブでなくとも小学校受験が特別ではないのです!
ということで、今回はイマドキ小学校受験のメリット、デメリットを徹底解説します。
小学校受験のメリットは?
小学校受験と一言で言っても、
受験が必要な学校には大きく分けて、私立と国立があります。
私立小学校受験のメリットは?
ブランド力のある大学にエスカレーターで行けます
私立小学校には大学附属校もあります。
小学校に入学してしまえば余程の低成績でない限り
中学受験や高校受験といったものを経験せずに大学まで一貫教育が受けられます。
校風に合った家庭の子が集まる
附属校の場合、小学校6年間に加え中学高校大学と16年間を共に過ごすことになります。
そうなると、必然的に長い付き合いになりますよね。
楽しいことも大変だったことも共有し、乗り越えた仲間という意識が働き、
深い付き合いとなっていくのです。
これは社会人になってもずっと続く関係のため、
その子どももまた同じ学校へ通わせたいという心理につながっていきます。
設備や教育内容が良い
私立小学校では、学費が高いだけあって、冷暖房などの設備が整っています。
文部科学省の学習指導要項以外にも、
特別授業という形で海外への宿泊行事や体験授業があることもあります。
学力だけでなく人間力や生活力といったものを身につけることもできます。
教師の転勤がないので、年によって雰囲気が急に変わることはない
私立小学校では基本的に教師の転勤がありません。
常に安定した環境で教育を受けることができますよね。
適応能力が深まる
私立小学校に通わせるということは、車で送り迎えする以外の場合、
公共交通機関を使う場合が多くなります。
幼稚園を卒園したての小さな頃から自宅からは遠い学校への通学は、
様々な出来事に遭遇する機会も多く、親としては心配でしょうね。
でも、子どもにとっては冒険の一つ。
最初は電車を降り過ごして泣きながら電話をしてきた子でも、
小学3年生になる頃には、臨機応変という言葉も覚え行動出来るようになります。
国立小学校のメリットは?
教育研究校なので、高水準の教育が受けられる
国立小学校は、国が管理する学校です。
教育手法を研究する「教育研究校」に位置づけられています。
なので、研究対象として新たな教育方法を体験することが出来ます。
学費が安い
公立と変わらない学費で高水準な教育を、受けるチャンスがあります。
教育熱心な親が多い
国立小学校を受験する家庭は、中学受験やその後の将来を見据えています。
そのため、教育に関心が強い保護者が集まりますよね。
小学校受験のデメリットは?
公立に行くよりお金がかかる
これが一番大きな特徴ですよね。
私立の場合、授業料無料の公立小学校と比べると、高額な学費がかかります。
都内私立小学校の学費の相場は、70万円から100万円程と言われています。
その他に寄付金や校外学習費などもかかりますしね・・・
また、受験するためには幼稚園と合わせて幼児教室にも通わなければなりません。
通学に時間がかかる
家から少し離れた学校へ通うことになると思います。
そうなると電車やバスなど公共交通機関を利用することに。
メリットの冒険といえども、朝や夕方のラッシュ時に、
小さな子供が人混みで潰されているのを見かけると心配になりますよね・・・
最近は、物騒なニュースがあったりと心配事も多くなりますよね。
近所の友達がいない
受験が身近になったといえども、
近所の同年代のお子さんは近所の公立学校に行くことの方が多くなりますよね。
通学に時間がかかるので、
放課後の時間遊ぶこともないと近所の友達はできにくいですよね。
いろいろな家庭の子と交流できない
私立や国立の小学校は、受験があるため
障がいをもつ子や低所得層の家庭の子はほとんどいません。
それをのぞんでいる保護者の方も多いですが、大人になればそうもいきませんよね。
社会に出たときにどのような人間関係が築けるのか、心配な要素かもしれませんね。
不合格になることもある
受験に合格できなかった場合、親だけでなく子どもも精神的ダメージを受けます。
これは親が必要以上に不合格に反応するための副作用といえます。
「親の期待に添えられなかった。」
と幼少期に感じるのは非常に辛いことです。
ですから、受験はあくまでも機会と捉え、不合格でも失敗と捉えずに、
いつもと変わりなく励ましてあげることが大事になります。
宿題が多い
私立小学校には教育熱心な学校もあり宿題が多量なところもあります。
一貫校の場合は、学力低下を防げるのでメリットになりますが、
中学受験を考えている家庭だと負担になってしまう可能性もあります。
小学校受験のメリット・デメリットのまとめ
何ごとにもメリットがあればデメリットがあるのが世の常でしょう。
デメリットも考え方を考えればメリットにもなります!
国立・公立・私立とも、各校色々な特徴があります。
経済的な面も長い目で考えて、選択枠を広げたいならより多くの学校を訪れてみましょう。
お子さんの個性や成長の中で、「ん??」と思ったら、
受験はしたけど途中で変更してもいいんです!
親の想いを押し付けすぎず、
「小学校受験」という選択肢を一つ加えてあげる気持ちが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました。