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オリンピック中止の歴史や損失、賠償金について わかりやすく!

現在も世界的な流行が蔓延し続ける「新型コロナウィルス」は

 

その収束が見えないため、

 

2020年7月「東京オリンピック」は2021年7月への延期が決まりました。

 

このまま新型コロナウィルスの猛威が続けば、

 

2021年に中止が発表されてしまう可能性もなきにしもあらずの状況となってきました。

 

何年も前から多くの人々がアイデアを出し合い、

 

準備に準備を重ねてきた東京オリンピック

 

この開催中止が日本にどれだけ影響を与えるのか、想像を絶するものがあります。

 

そこで今回はオリンピック中止の歴史や損失、賠償金についてわかりやすくご紹介します。



オリンピック中止の歴史は?

世界中の人たちが戦争を無くし平和に暮らせるように

 

という願いを込めたスポーツの祭典として、1896年に始まった近代オリンピック

 

最近の人からしたらオリンピックが中止されるなんてないように思えますが、

 

歴史を紐解いていくと、これまで

 

  • 夏季オリンピック・・・3回
  • 冬季オリンピック・・・2回

 

計5回もあります。

 

中止の理由は5回とも世界を巻き込む戦争が理由です。

 

そのうち2回は日本で開催される予定でした。

 

過去中止になった5度のオリンピック

  • 1916年 夏季 第6回大会ベルリンオリンピック
  • 開催国:ドイツ
  • 第一次世界大戦により中止になりました。

 

  • 1940年 夏季 第12回大会東京オリンピック
  • 1940年 冬季 札幌オリンピック
  • 開催国:日本
  • 日中戦争により中止になりました。

 

  • 1944年 夏季 第13回大会ロンドンオリンピック
  • 開催国:イギリス
  • 4年後の1948年に第14回大会として開催されています。

 

  • 1944年 冬季 コルチナ・ダンペッツオオリンピック
  • 開催国:イタリア
  • どちらも第二次世界大戦により中止になりました。

 

オリンピック中止の損失は?

オリンピックの招致であんなに盛り上がった日本ですが、

 

青天の霹靂とはこういうときに使うのでしょう。

 

世界中の誰もが想像できなかったコロナウィルスの出現により、

 

このまま、東京オリンピックが中止になることで起こる損失

 

どのようなものがあるか考察していきます。

 

経済的な損失

 

簡単に見積もって損失額は20兆円と言われています。

 

  • 外国人観光客の減少
  • 関連イベントが無くなる
  • 一般消費活動の低迷(物を買わなくなる)
  • 投資活動の低迷(企業が設備投資をしなくなる)に伴う雇用の低下(特にサービス業)

 

オリンピック会場やインフラ整備などには、

 

既に多数の起業から巨額の投資が行われてきた背景があります。

 

その額は既に3兆円を超えているとされていて、

 

これらの費用はオリンピックの経済効果によって回収する必要があります。

 

しかし、東京オリンピックが中止になると費用回収ができず

 

投資した企業は大ダメージを受けることになります。

 

そうなると投資を抑える傾向になり経済が回りにくくなります。

 

さらに人件費削減

 

  • 雇用の低迷
  • 給料カット・ボーナス廃止

 

など、不都合なことが立て続けに起きると予想されます。



損失は誰が支払うの?

オリンピックが中止された場合の経済損失20兆円のダメージは

 

国で負担しきれないので、確実に国民に跳ね返ってきます

 

経済損失の負担が国民に来ると考えた場合

 

10年間1人あたり約16万円、年間で16,000円も負担が増える計算です。

 

その場合、また消費税増税ということになるかもしれません。

 

オリンピック中止の賠償金は?

オリンピック中止に関する世界中全ての損害賠償は日本が支払う

 

という契約になっています。

 

契約の文面

 

「開催都市、NOC および OCOG は、ここにいかなる形態の補償、損害賠償またはその他の賠償またはいかなる種類の救済に対する請求および権利を放棄し」

 

ということは、オリンピック中止に関わる損害は、IOCに請求することは出来ない

 

ということも書かれているようです。

 

そのうえ

 

「ここに、当該中止または解除に関するいかなる第三者からの請求、訴訟、または判断から IOC 被賠償者を補償し、無害に保つものとする。」

 

ともかかれており、オリンピック中止によって、IOCが訴えられた場合は、

 

開催国が全部責任をもって対応し、IOCは責任を取らないということのようです。

 

この第3者からの請求とは、例えば各国のオリンピックの放映権などです。

 

オリンピックの開催国をめぐって各国が争っているので、

 

メリットだらけにも見えましたが、

 

なんだかものすごいリスクを抱えた恐ろしい契約ですよね。

 

そのため、簡単には「オリンピックを中止します

 

なんて言うことは誰も言えないわけです。

 

そもそもオリンピックとは?

古代オリンピック

 

4年に1度開催されるオリンピックは、

 

紀元前776年第1回目古代オリンピック

 

ギリシアで開かれた事にさかのぼります。

 

最初のころは、ギリシア人だけが参加することができたそうです。

 

古代オリンピックが今のオリンピックと大きく違うところは、

 

順位を競い合うというよりは、ギリシアの神様にささげるお祭の行事だったことです。

 

古代オリンピックは紀元393年までに、なんと293回も行われました。

 

また、古代オリンピックでは、走るという競技のみ行われていましたが、

 

時代とともに競技の数が増えていきました。

 

また、オリンピックは神様をお祭するとても大切な意味があったので、

 

昔のギリシアの国内ではあちこちで戦争をしていても、

 

オリンピックが開かれるときだけは、戦争をお休みしていました。

 

オリンピックには戦争をお休みしてまでも参加しなければなりませんでした。

 

そして、約1200年続いたオリンピックは

 

392年ローマ帝国のテオドシウス帝の時に終わりをむかえました。

 

オリンピックは神さまにささげるお祭りだったのですが、

 

当時のキリスト教を信じていたローマ帝国にとって、

 

ギリシアの神さまをまつるお祭りであるオリンピックは

 

あってはならないものだったのです。

 

近代オリンピック

その後、1500年間もオリンピックが開かれることはありませんでした

 

しかし1896年フランス人のピエール・ド・クーベルタン男爵のよびかけで、

 

約1500年ぶりに近代オリンピックの第1回大会が、

 

オリンピックのふるさとであるギリシアのアテネで開催されました。

 

夏だけでなく、冬季オリンピックも開催されるようになったり、

 

聖火リレーをおこなったり、5色の輪がかさなりあう、

 

5つの大陸が一つになる平和の意味がこめられオリンピックシンボル(五輪マーク)が

 

大会で使われるようになりました。

 

これだけ多くの人が参加してきたオリンピックの歴史を

 

途絶えさせないようにしたいものですよね。



オリンピック中止の歴史や損失、賠償金についてわかりやすく!おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

「世界中の人たちが戦争を無くし平和に暮らせるように

 

という願いを込めたスポーツのお祭りによって日本は好景気を迎えるはずでした

 

しかし、オリンピックにより、こんなに苦しんでしまうとは誰が想像できたでしょうか。

 

見えない未知の敵との戦争とされる今回の「新型コロナウィルス」。

 

そして、その裏には感染拡大が収束できなければ

 

我が国が大変な損失を被るダブルパンチもあります。

 

まずは、コロナウィルスの拡大を防ぐことが最優先ですが、

 

オリンピックを中止した際のダメージというのも、

 

出場内定選手だけの問題ではないと言えるのではないでしょうか。

 

少しでも早く事態が収束することを願い、

 

  • うがい
  • 手洗い
  • 外出を控える

 

など1人1人ができることを確実に行っていくようにしましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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