突然ですが、あなたは「宅地建物取引士」とは何者かをご存じですか?
そんな「宅地建物取引士」になるためには、試験に合格しなくてはいけません。
通称「宅建」は、不動産取引の専門家(宅建士)を育成するための試験です。
この試験、合格率や勉強時間はどれくらい必要なのでしょう?
今回は、人気の割に謎の多い「宅地建物取引士」について調べてみました!
「宅地建物取引士」ってどんな試験?
宅地建物取引士とは、不動産取引をめぐるトラブルを少しでも無くすため、
契約者の利益を守りつつも、法によって定められた公正な不動産に関わる事務業務を
しっかりと遂行するスペシャリストを育成する試験です。
宅地建物取引士試験では、主に下記の内容を問われます。
1.土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
2.土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
3.土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
4.宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
5.宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
6.宅地及び建物の価格の評定に関すること。
7.宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。
合理天狗くん、それでは1.しか確認できませんよ?
この出題範囲は、宅建業法施行規則第7条に則って作成されているのです。
試験は宅建業法第16条の2の規定に基づき、
昭和64年度から一般財団法人不動産適正取引推進機構が、
国土交通大臣より指定試験機関として指定を受け、
各都道府県知事の委任のもとに実施しています。
国土交通大臣又は都道府県知事から免許が交付されるのです。
そうですね、実際のところはどうなんでしょう?
宅地建物取引士の合格率は?勉強時間はどのくらい?独学で合格できる??
就職に有利と言われる点も含めて、人気の宅地建物取引士。
実際、合格率はどのくらいでしょう?
実施年度 | 申込者数(名) | 受験者数(名) | 合格者数(名) | 合格率 |
令和元年度 | 276,019 | 220,797 | 37,481 | 17.0% |
平成30年度 | 265,444 | 213,993 | 33,360 | 15.6% |
平成29年度 | 258,511 | 209,354 | 32,644 | 15.6% |
平成28年度 | 245,742 | 198,463 | 30,589 | 15.4% |
平成27年度 | 243,199 | 194,926 | 30,028 | 15.4% |
ただ、合格率の数字の低さには以下のような理由があるようです。
1.受験資格の制限がなく、誰でも受けられる
2.不動産業界・業種であれば、誰でも受験勉強をさせるケースが多い
その他、宅建試験の合格ラインは以下となります。
- 合格ライン:マークシート方式(4択)で31~37問/50問の正解
- 試験時間 :2時間
- 試験日 :毎年1回、10月の第3日曜日 午後1時~午後3時(2時間)
- 受験手数料:7,000円
- 合格発表 :原則として、12月の第1水曜日又は11月の最終水曜日
サイトを検索してみると、独学での合格体験記が多く掲載されていますね。
ただし合格への道は容易ではなく、効率良く行っても250時間が目安のようです。
これは毎日2時間、4カ月~5カ月分の勉強量に当たります。
独学も良いですけど、みんなと集中して勉強したい場合には
専門学校で講座を受講するのが良さそうです。
初心者から経験者までレベルに合ったテキストや授業内容がカリキュラムされていて、
通信教育も可能。
料金はだいたい17万円が目安になるようです。
合格すればそれなりに収入も期待できる、やりがいのある試験のようですね。
宅地建物取引士とは?合格率や勉強時間、独学で合格できるのか考察 おわりに
いかがでしたでしょうか。
資格としても万人に人気の、宅地建物取引士。
就職・転職にも有利になる人気の資格。
宅地建物取引士の求人については別記事「宅地建物取引士の求人はどれくらい?年収や活かし方を徹底分析」で特集しておりますので是非あわせてお読みくださいね(^^♪
あなたもチャレンジしてみる?
最後までお読みいただきありがとうございました。