新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染者数がなかなか減少せず、
不安な気持ちを抱えている方も多いと思います。
そんな中、誰もが生活の中で避けることができないのが、
髪を切ること、つまり、美容院に行くこと
ではないでしょうか。
ですが、美容院はどうしても密室になりがちです。
何より美容師さんと至近距離で15分以上接することになるので、
クラスターが発生しやすい条件下に該当するのでは、と心配になりますよね。
この記事では、コロナ禍の美容院でクラスターが発生しやすいのか?という疑問について、
また、いつから美容院にいっていいのかということについて、
詳しく考察していきます。
美容院でクラスターは発生しやすいの?
2020年4月、福岡県豊前市の美容院で、
新型コロナウイルスの感染者が5人確認されるというニュースがありました。
この美容院では、40代から1歳未満の人が新型コロナウイルスに感染したということで、
この事実を知って不安に思った方も多いのではないでしょうか?
また、同年5月には、北海道の空知地方にある美容院で、
女性客2人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
ですが、意外にも美容院でクラスターが発生した例は、
今のところこれら2つの地方での例しかあげられていません。
そのため、美容院でクラスターが発生しやすいとまでは言い切れないのが現状でしょう。
現在は多くの美容院で、美容師さんがマスク着用や手指消毒、店内の消毒、換気など、
感染症対策を徹底しているお店も多いです。
また、店舗によっては、お客さん同士が重ならないように予約の時間を調整してくれる場所もありますので、
事前に電話などで予約状況を確認するのもいいかもしれません。
考え方は人それぞれだと思いますが、
髪の毛のケアをすることは、生活の中ではなくてはならないことですよね。
新型コロナウイルスとの闘いが長期化の様相を呈してきている今、
引き続き感染症対策に気を引き締めながらも、
上手に美容院を利用していくことが必要となってきています。
美容院にはいつからいっていいの?
全国で緊急事態宣言が解除された今、
「美容院に行きたい」と思う方は多いはずです。
ですが、美容院には具体的にいつからいっていいのでしょうか?
外出自粛の指示の度合いは、地方自治体によって違います。
そのため、「いつから美容院にいっていい」という明確なガイドラインがないのが現状です。
今の段階では、国民一人一人の自己判断にまかせるという風潮になっていますよね…。
その判断は、非常に難しいところだと思います。
2020年4月の緊急事態宣言に伴う休業要請が出されたのは、
飲食店やパチンコ店、娯楽施設などでした。
休業要請が出された職種の中には、美容院・理容院は含まれていませんでした。
そのため、緊急事態宣言が出たことによる自粛期間中にも、
営業時間を短縮して営業していた美容院は多いように見受けられます。
政府は、美容院や理容院でのクラスターが発生する率は低いだろうと判断し、
休業要請を出さなかったと考えられます。
そのため、緊急事態宣言による自粛期間が明けた現在は、
原則的には美容院を利用しても問題がないと考えられるでしょう。
ただし、高齢者や基礎疾患者は十分な注意が必要なので、
マスクや自宅で髪を洗ってから行って少しでも滞在時間を短くするなど、取れる予防策は徹底しましょう。
美容院が行っているコロナ対策は?
それでは、美容院で実施されているコロナ対策は、具体的にどのようなものでしょうか。
①スタッフのマスク着用・出勤前の体温計測
新型コロナウイルス感染症対策として、
美容院のスタッフはマスクを着用している店舗がほとんどです。
また、出勤前にスタッフに体温の計測を指示している美容院も増えており、
37.5℃以下であることを確認してから出勤するところもあります。
②アルコールによる消毒・清掃の徹底
美容院内では、アルコールによる手指の消毒、店内の清掃はもちろんのこと、
器具や椅子なども、徹底的に消毒を行っています。
シャンプー台使用後や席の片づけなどの際に、細やかな消毒活動・清掃を行っています。
また、入店の際に利用者に手指消毒やマスクの着用を求めるお店もスタンダードとなってきています。
③定期的な換気
美容院では、定期的に空気の入れ替えを行っています。
美容院には窓のないお店も多いのですが、
そのようなところはお店の玄関扉を開けっぱなしにしておくなど、
店内に空気がこもらないように対策しているところも多いようです。
コロナ時代におすすめの美容院は?
美容院に行きたい場合、コロナ対策をしっかり行っているか、ということはもちろんのこと、
ご自身の感染リスクを少しでも下げるために、美容院選びも大切なポイントです。
それでは、美容院を選ぶためにどのようなポイントを重視すればよいのでしょうか。
①規模の小さいお店に行く
たとえばオーナーが個人経営をしているような店舗がおすすめです。
そのような小さいお店は、一度に施術する人数も限られてきますから、
3密状態が起こることを回避しやすくなります。
②近所の美容院に行く
電車に乗って遠出をすることは、その分感染のリスクが高まるということでもあります。
オシャレな都会の美容院に行きたい気持ちもわかりますが、
思い切って近所に行きつけのお店を作るのもいいかもしれません。
③マスクをつけておく
希望すれば、マスクをつけたまま施術をしてくれるお店もあるようです。
ですが、カラーやパーマをした場合には、マスクの耳部分が汚れてしまう可能性もあります。
汚れが気になる場合は、替えのマスクを持参していくとよいでしょう。
④家で髪を洗っていく
自宅で髪を洗っていく事で、髪を洗っている間の美容師との至近距離でいる状態を避ける事ができます。
これは美容院によってはシャンプーをするときに
どうしても美容師の呼吸を感じるほど近くなりがちなため、
以外と大きい効果が期待できますよね。
コロナ禍の美容院でクラスターは起きやすい?いつからいっていい?おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、コロナ禍の美容院でクラスターは起きやすい?ということについてや、
いつからいっていいのか、さらには美容院で出来るコロナ対策についてご紹介しました。
まずは、コロナ対策やマスク関係のことに関して気になることがあれば、
美容院のホームページを調べたり、電話するなどで、事前に確認しておくことで、
安心して美容院を利用することが出来ると思います。
過度に不安を感じすぎることなく、
お店側も利用者側も上手に対策していきながら、
美容院を利用していくことが大切ですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。