新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の流行により、
すっかり私たちの生活に根付いたニューノーマルとも呼ばれる“新しい生活様式”。
社会生活の中で、マスクの着用は避けて通れない道となりました。
ですが、1日中マスクを着用していると、
「耳が痛くなった」
「眼鏡が曇ってしまう」
という悩みの声も多く聞かれます。
そこでこの記事では、マスクで耳が痛くならない方法と、眼鏡が曇らない方法について詳しくご紹介したいと思います。
マスクをしているとどうして耳が痛くなるの?
あなたもマスクを長時間着用していて、
「ん?なんか耳の裏が痛い・・・」
なんてご経験がありますよね。
なぜ長時間マスクをつけていると、耳が痛くなってしまうのでしょうか。
耳が痛くなることの原因のひとつに、
マスクの耳かけゴムが耳の後ろ側に食い込んでしまっている
という理由があります。
マスクの耳かけゴムは、主に耳の付け根や耳の裏側に負荷がかかってしまう構造になっています。
そのため、長時間つけていることで負荷が大きくなり、耳が痛くなってしまうのです。
また、別の理由として、ご自身の顔に対し、マスクのサイズが小さい場合も、耳が痛くなる恐れがあります。
顔のサイズに対してマスクが小さい場合、マスクをつけている間、耳はずっとゴムによって前へ引っ張られている状態です。
短時間であれば我慢できる負荷も、コロナ対策で一日中となると、どうしてもその負荷が塵も積もれば山となり耳が痛くなってしまうのです。
そしてもう一つ、眼鏡とマスクを併用している場合にも、耳への負担が大きくなります。
そう、眼鏡とマスクの併用により、耳は眼鏡の重さで上からの負荷が、マスクのゴムにより前へひっぱられてしまう負荷がかかり、
長時間の着用することにより、耳がどんどん痛くなってしまうのです。
マスクで耳が痛くならない方法とは?
マスクで耳が痛くならないためには、いくつかの対策法があります。
① 自分の顔のサイズに合ったマスクを選ぶ
前述しましたが、自分の顔のサイズに合ったマスクを選ぶことが重要です。
といっても、市販されているマスクは試着することができないので、
購入前のマスクが自分の顔のサイズに合っているのかどうか、なかなか分かりづらいと思います。
そこで、自分でできるマスクサイズの測り方についてご紹介します。
まず、親指と人差し指でL字形を作ってみましょう。
次に、耳の付け根の一番高いところに親指の先端を当てます。
鼻の付け根から1cm下のところに人差し指の先端を当て、
親指から人差し指までの長さを測ると、サイズの目安が算出できます。
親指から人差し指までの長さが
9cm~11cmの場合、子供用のマスクがおすすめ。
10.5cm~12.5cmの場合は、小さめサイズ、
12cm~14cmまでの場合は、ふつうサイズ、
14cm以上の場合は、大きめサイズがフィットするでしょう。
ぜひ、試してみてくださいね。
② 便利グッズを使う
最近では、100円均一ショップなどでマスクの耳が痛くならないための便利グッズが販売されています。
例えば、マスクひも用フック付きベルトは、後頭部でマスクを固定してくれる便利グッズです。
しっかりとマスクを固定しているので、マスクの密着度もアップしますし、マスクが外れる心配もありません。
マスクの耳かけゴムが耳を締め付けないため、耳が痛くなるのを防ぐことができますよ。
③ 耳かけゴムの幅をチェックする
マスクの耳かけゴムは、幅が細いほど耳にかかる負担が大きくなってしまいます。
そのため、耳にかかる負担が軽減できるよう、耳かけゴムの幅の広いものを選びましょう。
また、耳かけゴムが丸みを帯びているものもオススメです。
最近では、「洗って何度も使用できるマスク」が人気ですよね。
このシリーズはマスクの耳かけゴムの幅が広いもの、
もしくは丸みを帯びているものが多いので、耳への負荷を軽減させることができます。
マスクで眼鏡が曇らない方法は?
マスクをしたまま呼吸をすると、息に含まれた水蒸気が発生します。
吐いた息と外気の温度差が大きい場合には、眼鏡が曇ってしまう原因となります。
とはいっても、仕事中や通勤・通学中には、マスクも眼鏡も外せない場合がほとんどですよね。
ここからは、マスクで眼鏡が曇らない方法について、詳しくご紹介します。
① マスクの鼻部分を折り曲げる
今すぐできる簡単な裏技です。
マスクの鼻部分には、どんな鼻の形にもフィットするように、小さな金具(ワイヤー)が入っています。
この金具(ワイヤー)を鼻の形に合わせて波型に折り、
しっかりと鼻にフィットさせることによって、眼鏡が曇るのを防ぐことができます。
② 曇り止めレンズを使用する
メガネレンズの中には、眼鏡が曇るのを抑えてくれる“曇り止めレンズ”という種類があります。
眼鏡屋さんに行けば簡単にコーティングしてもらうことができるので、
日常的に眼鏡が曇らないようにしたい、と思う方には最適の方法です。
曇り止めレンズを使用することで、マスクを着用している時だけではなく、
もし、眼鏡屋さんへ行く時間がない人は、この機会に曇り止めクリーナをつけてみるのも良いでしょう。
雨の日や湿気の多い日、屋内へ入ったときなど、眼鏡の曇りやすいシーンにも対応してくれますよ。
③ 曇り止めマスクを使用する
マスクの中には、眼鏡が曇らないように加工されている種類もあります。
曇り止めマスクは、顔とマスクがよりフィットするように設計されており、
マスクから漏れる水蒸気の量を軽減できるようになっています。
現在、さまざまなメーカーが曇り止めマスクを販売しています。
いくつか試してみて、自分にぴったりのマスクを見つけてくださいね。
マスクで耳が痛くならない方法と眼鏡が曇らない方法をご紹介 おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、マスクで耳が痛くならない方法と眼鏡が曇らない方法についてご紹介させていただきました。
最近はマスクをつける時間がぐっと長くなりましたが、少しでも快適な状態で着用したいですよね。
耳の痛みは、長い間我慢すると負荷のかかった場所が擦れてしまうので、我慢せずに対策をしていきたいものです。
また、マスクが曇ってしまうのは意外とですが仕事中に顧客や周りに「間抜け」な印象を与えてしまいがちですので、
対策を知っておくことで不要のストレスから解放されることでしょう。
この記事を読んで、マスクによる弊害を先回りして対策して快適にお過ごしいただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。